香りの旅へ導いてくれる「セルジュ・ルタンス」人気おすすめ香水10選!香りの特徴や価格もご紹介
「気体の宝石」とも呼ばれる、セルジュ・ルタンスの香水。繊細に構成された香りは人々を魅了し、惹きつけます。今回は、特徴的で個性際立つセルジュ・ルタンスの香水を香りと共におすすめを10選ご紹介します。
2017年11月14日更新
[1]セルジュ・ルタンスについて
セルジュ・ルタンスとは
出典 SELGE LUTENS
フランスのパリで生まれた、高級フレグランスです。創業者のセルジュ・ルタンス氏は、フランスでフランス共和国文化芸術勲章コマンドゥール受章しています。このセルジュ・ルタンス氏は実は調香師ではなく、ブランドのプロデューサーであり、またファッションデザイナー、ヘアスタイリスト、写真家、映画監督、パフュームデザイナーという肩書きを持っています。別名「時を旅する人」「フランスの知性・哲人」という名を持つセルジュ・ルタンス氏が生み出す香りは、私たちにさまざまな世界を見せてくれることでしょう。
セルジュ・ルタンスの特徴
数多くある香水の中でも、一線を画するのがセルジュ・ルタンスです。香りはもちろんのこと、香りに付けられた名前も独特の世界観を表し、東洋的でエキゾチックな香りが多いのも特徴です。また、香水のボトルデザインも全て統一されており、シンプルでスタイリッシュなボトルは、セルジュ・ルタンス氏の香りに自信があることの表れです。セルジュ・ルタンスの香水は、季節やシーン、コンポジション、イメージによって香りを選ぶこともでき、トップノートからラストノートまで香りを楽しめます。
[2]セルジュ・ルタンスのおすすめ香水10選
L’Eau Serge Lutens(ローセルジュルタンス)
男女問わず、人気の高いローセルジュルタンスです。「ルタンスの水」と表現されたこの香りは、巷に溢れるあらゆる香水の世界に反発したもので、香水をつけているようでつけていない、そんなさりげない香りです。穏やかで柔らかい香りは、その香水をつける人の肌に合わせて少しずつ香りも変化していきます。
L’Eau Serge Lutens(ローセルジュルタンス)の香り
アルデハイド、マグノリア、シトラス、ミント、オゾンノート、クラリセージ、ムスクの香りが配合されたローセルジュルタンスです。石鹸の様なアルデハイドの香りや、マグノリアの花の香りは、透明感、爽やかさ、そして清潔感を見事に表現しています。
A la nuit(アラニュイ)/ジャスミン
まるでジャスミンの花畑の中にいるような、トップノートからラストノートまでジャスミンの香りが漂う香水です。エジプトやインド、モロッコのジャスミンをブレンドした“ジャスミンづくし”の香りはアラニュイならではのもの。このアラニュイのイメージは「夜のジャスミン」ということで、静かに穏やかに香ります。
A la nuit(アラニュイ)の香り
「生のジャスミンの香り」というほど、ジャスミンの香りが際立っています。「ジャスミンの香りが大好き!」という方にはオススメの香水です。他の花の香りがブレンドされていない珍しい香水です。その他、グリーンノート、ムスク、クローブ、ハニー、ベンゾインがブレンドされています。
Datura noir(ダチュラノワール)

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日本名は「黒のダチュラ」ですが、ダチュラは白い花びらを持つ花です。世界のさまざまな場所で儀式などに使われてきた、このダチュラの花をイメージした香りは妖しい雰囲気、魅惑的な感情を全て含んだものと言えます。ゴージャスでエレガント、セクシーな女性に演出してくれる香りです。
Datura noir(ダチュラノワール)の香り
ダチュラ、ヘリオトロープ、ビターアーモンド、ブラックバニラ、テュベルーズで構成されている、ダチュラノワールです。トップには強いフローラルな香りが広がり、その後ビターアーモンドのクリーミーな香り、ブラックバニラのクッキーが焼けたような甘い香りが続きます。
Un bois vanille(アンボワバニール)/バニラ
セルジュ・ルタンスの中で、一番評価の高いのがアンボワバニール。アステカ帝国の財宝のひとつとされたバニラが、余すとこなく贅沢に香ります。夏に使うとより、夜が深くなる秋から冬に身につけたい香りです。バニラといっても子どもっぽくなく、上品な大人のバニラの香りを楽しむことができます。香りが長時間続くのもポイントです。
Un bois vanille(アンボワバニール)の香り
トップノートからラストノートまでバニラの香りが続きます。深い甘さと少し苦さも備えた香水です。バニラのほっとする香り、そしてウッディのお香のような香りが、心を落ち着かせリラックスさせてくれます。
Clair de musc(クレールドゥムスク)
透明感のある穏やかな香りのムスクです。柔らかい香りなので、どんなシーンにも使いやすく女性向けの香水でしょう。気品あふれ、少し女性を背伸びさせてくれるクレールドゥムスクの香りは、一度身につけたら手放せない1品になります。
Clair de musc(クレールドゥムスク)の香り
パウダームスクやネロリペタル、ベルガモット、タスカンアイリスパウダー等で構成された香りです。まるでベビーパウダーのような香りは、懐かしさと温かさの抱かせてくれます。中心となるムスクもクセがないので、軽い香りを楽しめます。
Arabie(アラビ)
アラビアを意味する香水の「アラビ」です。神秘に溢れ、灼熱の太陽が照りつける夢の国アラビアをイメージしたものです。スパイスとフルーツの濃厚な香りはアラビアそのもの、香水をつけるだけで旅をしているかのようなそんな気持ちにさせてくれます。口コミでは「カレーの匂い」と表現されていますが、付ける人によってさまざまな香りに感じるそうなので、ぜひ一度試してはいかがですか?
Arabie(アラビ)の香り
シダー、いちじく、マンダリンオレンジ、ムスク、ナツメヤシを配合した香りです。トップノートはスパイスが強く香りますが、その後にふわりと香るうっとりするような甘い香りに変化します。また入っているいちじくやナツメヤシは乾燥したものなので、ドライフルーツの香りがあります。
Sa majeste la rose(サマジェステラローズ)
芸能人のマツコ・デラックスさんが愛用していると言われているのが、こちらの香水です。日本名は「薔薇の女王」、フレッシュで爽やかな印象よりも奥深く豊かに咲き誇る薔薇をイメージさせます。しかし、偉大さだけでなく、今日摘んだばかりのバラの清純な香りも感じます。穏やかなバラの香りは最後まで残り、華やかな女性がつける香水というよりも落ち着きのある大人に合う香水です。
Sa majeste la rose(サマジェステラローズ)の香り
メインにはローズの香り、そして、クローブやハニー、ガイヤックウッド、ムスクがよりローズを引き立てます。サマジェステラローズに含まれている花の香りはローズのみで、シンプルなバラの香りを最後まで楽しむことができます。
Nuit de cellophane(ニュイドゥセロファン)/金木犀
世界中のフレグランス関係者が「この香りを嫌いな人はいない」と豪語するほどの、ニュイドゥセロファンの香水です。どんなシーンにもピッタリとはまる香りです。キンモクセイの香りが入っているので秋や冬の季節にぴったりではないでしょうか。思わず何度も香りたくなる、そんな香水です。
Nuit de cellophane(ニュイドゥセロファン)の香り
透明感のある、ホワイトフローラルの香りです。キンモクセイ、ホワイトフラワー、マンダリンを中心に構成されている香りです。トップノートにくるキンモクセイの柔らかい香りはイメージしているキンモクセイの香りとは違う印象を受けます。軽く、爽やかな香りなので、どんなシーンにも使用できます。
L’Eau Froide(ローフォアッド)
冷たい海の水のような、クリーンで神秘的な清涼感をイメージした香水です。先ほど紹介した、ローセルジュルタンスよりは少しクセのある香りですが、シンプルで透き通るような香りはローフォアッドならではのものです。真夏の太陽が照りつける日に、まといたくなる香りです。
L’Eau Froide(ローフォアッド)の香り
ウッディー系のオリバナムの香りを中心にムスクやミント、シーウォーター、ベチバー、インセンス、ジンジャー、ペッパーで構成されています。オリバナムはフランキンセンスとも呼ばれ、フランキンセンスの香りが好きな人におすすめです。花の香りは含まれていないので、華やかさはないのですが海のような透明感のある香りです。
Fleure d’oranger(フルールドランジェ)
生花のような、フレッシュさ溢れる香りです。ユニセックスの香りではありますが、どちらかといえば女性向けです。オレンジの花の華やかでフローラルな香りが女性らしさを引き出してくれます。またオレンジブロッサム独特の苦みや渋みも大人の女性を演出してくれるでしょう。持続時間は約4時間ほどになるので、1日のお出かけは持ち歩くことをオススメします。
Fleure d’oranger(フルールドランジェ)の香り
中心となるのは、オレンジブロッサムの香りです。その香りを引き立てるように、ジャスミン、ローズ、ハイビスカス、チュベローズ、ムスク、クミンが香ります。華やかな花が含まれていますが、あくまでもオレンジの花をメインとしたものです。これだけ多くの花の香りが含まれていても、むせかえるような香りではなくフレッシュで生命力の感じる爽やかな香りが目立ちます。
[3]セルジュ・ルタンスで香りの旅を始めよう
いかがでしたか。高級なイメージのあるセルジュ・ルタンスです。決して価格の安い香水ではありませんが、“本物の香り”を思う存分楽しむことができます。また、セルジュ・ルタンスの香水は付ける時の気分や体温、季節によっても香りが変化していきます。今は少し苦手な香りかも…と感じても、数年後はまってしまう香りもあります。そんなさまざまな表情を魅せる“本物の香り”をぜひ手にしてみてくださいね。
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