マスクが「臭い」と感じるのはなぜ?簡単にできるニオイ対策5選

風邪などの予防に、花粉症対策に…さまざまな目的で使用されるマスクですが、使っているうちに臭いと感じる人は多いようです。マスクが臭くなるのは仕方ない面もありますが、工夫次第でニオイを軽減させることはできます。今回はマスクが臭くなる主な原因と、予防法や対策についてまとめました。

2019年01月10日更新

お口のケア/口臭対策

Ayano (フェリーチェ編集部)

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[1]マスクが臭いと感じる原因

マスクが臭いと感じる原因1【雑菌臭】


人間の呼気にはさまざまな細菌が含まれており、特に風邪などで体調を崩している時などは、咳やくしゃみなどから細菌やウイルスがマスクに付着しやすくなります。マスク内は温度・湿度ともに高くなりますから、不衛生な状態のままで長時間使用していると、細菌が繁殖して嫌なニオイの元になります。

マスクが臭いと感じる原因2【口臭】

マスクをしていると口や鼻周りに自分の呼気が溜まるため、何もつけていない状態よりも自分の口臭を感じやすくなります。口腔内が不衛生だとニオイがしやすくなりますし、胃腸の状態が良くないなど、体調が悪い時にも口臭が発生するようです。

マスクをつけることで自分の口臭を確認し、ニオイがいつもと違うなどの異常がないかをチェックするのもよいでしょう。

マスクが臭いと感じる原因3【マスクに付着した唾液】

人間の口の中には無数の細菌が存在しており、歯周病などで口内環境が悪かったり、唾液の量が少なくなって口が乾燥したりすると、強いニオイが発生しやすくなります。これは雑菌臭ですが、きれいな唾液に含まれる酵素自体もニオイの元を含んでいます。

唾液は乾燥するとニオイが強くなる性質があり、マスク自体が臭くなるため、より不快に感じるようです。

[2]マスクの臭いニオイを防ぐにはどうすればいいの?今すぐできる対策5つ

マスクのニオイ対策1【口腔内を清潔にする】

口内環境を整えることで、まずお口のニオイから改善させていきましょう。歯についた汚れ(プラーク)を落とすことはもちろん、舌についた白い汚れ(舌苔)までキレイにすることを心掛けましょう。

歯周病や虫歯もニオイの原因になりますが、治療や予防をことで改善しますので、定期的に歯科検診を受けることをおすすめします。

マスクのニオイ対策2【こまめにマスクを交換する】

ガーゼ式であっても使い捨てであっても、マスクを長時間つけたり使いまわしたりしていると、ニオイも気になりますし不衛生です。「もったいない」と思わず、思い切ってこまめに交換するようにしましょう。

少しの汚れであれば、口に当たる部分にガーゼやキッチンペーパーなどを挟み込んでおけば、そこだけサッと取り換えられるので経済的です。

マスクのニオイ対策3【アロマや消臭スプレーなどを活用する】

マスクの外側に、抗菌成分やアロマ成分を含んだスプレーを吹きつけることで、不快なニオイを軽減する方法もあります。薬局などで市販されているほか、自分好みのアロマオイルとエタノールで自作することもできます。

ここで気をつけたいのは、あくまでも「マスクの外側にだけ吹き付ける」ということです。薬剤やアロマオイルなどが皮膚に付くと刺激になることがあるので、使用の際には注意しましょう。

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マスクのニオイ対策4【消臭機能のあるマスクを選ぶ】

マスクのニオイが気にならないよう、工夫された商品もいくつか存在します。活性炭入りのものや、さわやかな香りがついたものなど様々なタイプがありますが、効果の感じ方や香りの好みによって使用感の評価は分かれるところです。「とても気に入った!」という人もいるので、一度試してみるのも良いでしょう。

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マスクのニオイ対策5【唾液がつかないよう、鼻呼吸を心がける】

マスクに唾液が付着すると不快なニオイになりやすいため、「極力唾液を付けない」ようにすることも大切です。咳やくしゃみなど仕方のない場合を除き、しゃべらない・鼻呼吸を心掛けるなどの工夫をすることで、マスクのニオイが軽減できるといわれています。

[3]粗悪品に注意!化学物質のニオイがきついマスクは避けよう

マスクの品質は製品によってまちまち


風邪やインフルエンザの流行時期や花粉症の時期などに、マスクを着用する人が増えていることから、近年ではさまざまなタイプのマスクが発売されています。しかし、日本で一般に売られている医療用マスク・家庭用マスクは薬事法に該当しない「雑貨品」扱いとなっており、品質や性能についての検定規格がありません。

そのうえ宣伝や表示の仕方もバラバラなため、消費者がマスクの性能を誤解して「パッケージの表示と実際の使用感が違う」などのトラブルに発展するケースも少なくありません。

そのような問題を受けて、2006年1月より、全国マスク工業会が独自のマスクの表示・広告自主基準を策定・施行し、会員のマスクメーカーに遵守を呼びかけるようになりました。

これは品質における基準ではなく、あくまで製品の表示に関する基準ではありますが(素材の表記・抗菌剤を使用していればその成分・根拠に基づいたフィルタ部の捕集効率など)、消費者がマスクの性質を正しく理解して適切に使う上では大変重要な情報といえるでしょう。

なお、2012年2月からは基準を満たした商品には「マスク工業会会員マーク」が表示されるようになっています。

新品でも臭いと感じたら使用を控えよう


新品のマスクでも、素材自体が多少のニオイを持っていたり、製造過程で消毒液や抗菌剤のニオイが付着してしまうことがあります。開封した時点から完全に無臭のマスクはほとんど無いと言ってもよいでしょう。ニオイの感じ方は人それぞれですが、着けていて気分が悪くなるほどのニオイならば使用を控えたほうが無難です。

特に、極端に安価なマスクなどの中には、ずさんな管理がされているものもありますので、マスク選びは慎重に行いましょう。

[4]マスクに嫌なニオイを遮断する効果はどのくらいある?

自分の口臭が外に漏れるのを防ぐことは出来る


自分の口臭が気になる時、マスクでニオイの広がりをある程度防ぐことはできます。ただし、マスクは元々口臭防止を目的にしたものではありませんし、口臭自体の根本的な解決にはなりません。あくまで一時的なものだと考えましょう。

長時間使用していると、口臭のニオイ物質が付着したマスクに雑菌が繁殖して、さらに臭くなることもありますので注意が必要です。

外部からの悪臭を完全に遮断するほどの効果はない

近くの人の体臭や介護の時の排泄臭など、日常生活の中で悪臭が気になる時に防臭効果を期待してマスクを着ける人もいます。ただし、一般的なマスクで遮断できるのは空気中のホコリ・花粉・ウイルスなどであり、分子の細かいニオイ物質まで完全にシャットアウトすることはできません。

完全なニオイ対策をするためには、ガスマスクなどの大げさなものを使用するしかないのが現状です。ニオイを吸着する活性炭入りの商品など、悪臭の軽減を目的とした商品もいくつか存在しますが、どれも実用的とまではいえず評価は今ひとつです。

ニオイの問題で悩む人は多いことから、今後のマスクの更なる性能アップが期待されています。

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化学物質過敏症の方には専用のマスクがおすすめ

建物や衣類などについた、わずかな化学薬品にも反応して気分や体調が悪くなる「化学物質過敏症」の人には、専用のマスクがおすすめです。ホルムアルデヒドなど化学薬品のニオイを大きく軽減してくれるので、塗装業など仕事で活用する人もいるようです。

ただし、すべてのニオイに100%有効というわけではありません。密着度の高さから息苦しさを感じたり、マスクのニオイや皮膚刺激が気になる人もいるため、体質に合うマスクを何種類か探す必要があります。状況や用途に応じて複数のマスクを組み合わせたり、使い分けたりする方法が無難です。

・クラレ キーメイトマスク CS5A


[5]使い方を工夫して、マスクと上手に付き合おう

いかがでしたか?一言で「マスク」といっても、素材・形状・性能などはさまざまです。マスクを購入する際は。製品のイメージや価格面だけでなく、そのマスクがどのような状況に適しているか、自分の使用目的に合っているかをきちんと考えて選ぶことをおすすめします。

特殊なマスクを除き、一般に売られているマスクは「○○を完全に防ぐ」と断言できるようなものではありませんが、表記からある程度の性能を知ることはできます。マスクの性質を正しく理解し、日常生活を快適にするお守りとして衛生的に使用しましょう。

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