人気のオーガニック香水ブランド10選!メンズ向けの香水もご紹介
肌や体に良いという点でオーガニックなものを選ぶ方が増えてきました。食材から化粧品など、幅広いジャンルで使われていますが、実は香水にもオーガニックがあるのをご存知ですか?今回は自然派の方におすすめしたいオーガニック香水のブランドをご紹介いたします。
2020年07月08日更新
記事の目次
[1]オーガニックな香水を知ってますか?
まずはオーガニックにあまり興味のない方でも、オーガニック香水がどのような香水なのか分かりやすくご説明いたします。
普通の香水との違いは?
化粧品や香水に使われている「香料」というものが、香り付けの役割を果たしています。この香料には大きく分けて2種類あり、石油由来の科学的に合成されて作られた「合成香料」と、植物などの天然のものから作られた「天然香料」です。
多くの場合、この天然の香料で作られた香水を、「オーガニック香水」と呼びます。
香水の歴史はとても古く、始まりは花やハーブなどの天然由来の原料から作られていました。
しかし時代が進むにつれて天然香料に合成香料が調合されるなどして天然香料のみの香水は減少していきます。
その理由に、天然香料は安定して配合するのが難しく高価になってしまうため、比較的安価な合成香料に頼るようになったというものがあります。
また、複雑な香りが”都会的な香りと言う認識も強く、天然の香りだけでは洗練された香りを創り出すのが難しいという点もあります。
このように、オーガニック香水は天然の成分から作られているということが条件になっています。
オーガニック香水の特徴とメリット
普通の香水は苦手だけれど、オーガニック香水は大好きと言う方が意外に多くいます。普通の香水は香りがきつく感じて、刺激が強いという意見をよく耳にします。
合成香料は、様々な香りを作り出すことを可能にしましたが、逆にその人工的な香りに拒否反応を示したり、成分の刺激が強すぎて皮膚に影響を与えてしまうこともあります。
その点、オーガニック香水はほとんどそのような心配がいりません。
香りは鼻から吸収され、神経系にダイレクトに作用します。その時に、天然香料ですと、自然療法であるアロマテラピーと同じような効果も期待できます。
香りが持つ本来の活用法を実現したのがオーガニック香水と言えます。
オーガニックの認定機関がある!
オーガニックと言っても、実際はその判断基準は様々で、言葉だけが乱用されてしまっているケースもあります。
そこで消費者の混乱を避けるために、土壌から完成品までの製造工程で「有機栽培」で作られた植物を使った製品であることを証明するための期間が作られました。
その機関は各国各団体にあるため、認証基準は様々ではありますが、それぞれ厳しい基準が設けられていてその基準をクリアしないと認証を受けることは出来ません。
代表的な期間をご紹介しますので、オーガニック製品を選ぶ時の目安としてみてください。
・ECOCERT(フランス)
フランスの国際有機認定機関です。ヨーロッパで規定されているオーガニック基準を満たしているかを厳しく査定し認定しています。現在では世界基準とも言われ、第一級の有機認定マークとしてスタンダードになっています。
・NaTrue (EU)
ヨーロッパの化粧品メーカーなどが中心になり発足させた「オーガニックコスメ認証団体」です。成分の割合などが細かく規定されていて、オーガニック成分の配合率を星の数で評価しています。
・SoCert(イタリア)
主に化粧品の認定を行っていますが、他にも洗剤や食品も対象となっています。QC&Iという農産物のオーガニック認証機関が母体となっています。
・USDA(アメリカ)
米国農務省のことを指した、政府機関です。アメリカには多くのオーガニック認証団体があったため、認定全米統一基準が制定されたのがこちらです。
・ACO(オーストラリア)
オーストラリアでは最大のオーガニック認証団体となっています。基準はからりきびしくなっていて、ACO認定を受けたコスメは100%天然成分という証明になります。
[2]オーガニック香水おすすめブランド10選
オーガニック香水について分かったところで、ぜひおすすめしたいブランドをご紹介します。ブランドごとに特色がありますので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
トコトワオーガニクス
香りと色の組み合わせでフレグランスを選ぶというスタイルのブランドです。5つのカラーとアロマとなっていて、気分やイメージで自由にセレクトします。
100%自然成分で作られていて、その中の95%~99%がオーガニック素材となっています。また日本の大地で育った植物を使用していて、橙やショウガ、黒文字や月桃などの貴重な香りを作っています。
他ではなかなか嗅ぐことが出来ない香りではないでしょうか。
テラクオーレ
テクラオーレの名前の由来は「TERRA」というイタリアの大地、「CUORE」という日本の心からきています。イタリアと日本の情熱が生んだブランドです。
オードトワレのこだわりはすごく、香料だけでなくアルコールまでオーガニックです。そして天然の香りはふわりと優しく包み込んでくれます。
この香りは植物の力やハーブ本来の香りを丁寧に抽出して、贅沢に製品に詰め込んでいて実現しています。
1番人気はダマスクローズで、そのラグジュアリーな香りは合成香料にも負けません。オーガニック認証もSoCertなど他2つを取得しています。
ヴェレダ
オーガニックコスメの老舗となったヴェレダは、目にしたことがある方も多いかもしれません。
ヴェレダが大切にしているのは、植物が持つ力を一つ一つ独自に解釈することで人への美しさや力へと変換させることです。
栽培から商品となるまで、高い基準をクリアし続けたオーガニックを使用しています。
オーガニック オードトワレの「ジャルダン・ドゥ・ヴィ」はヒッポファン、ローズ 、ざくろの香りを揃え、どれも女性らしくフェミニンな香りです。
さりげなく包んでくれる香りに思わずうっとりしてしまいます。
ニールズヤードレメディーズ
1981年のロンドンで誕生しました。イギリス初の自然薬局店としてのスタートでした。現在はアロマ&オーガニックコスメブランドとして、エッセンシャルオイルにこだわったメーカーとなりました。
オーガニック限定で原料を選び、また、アルコールさえもオーガニックです。特に香水に使用されているエッセンシャルオイルは希少で、その天然の香りは奥行きを感じるピュアな香りとなっています。
香水の香りが苦手と言う方でも、ナチュラルに使用することが出来るんではないでしょうか。
フエギア 1833
このブランドのすごい所は、香料はもちろん天然のですが植物の栽培から抽出まで自社でやっています。それだけには留まらず、調香や研究リサーチまで行っています。
すべてを自社でこなしている世界唯一のブランドです。自社で作られた香りは、他では嗅ぐことが出来ない特別な香りばかりです。
天然ならではの透明感と、天然だけとは思えないほどの複雑な香りで、心地よい時間を与えてくれます。
その香りを作り出しているのが、調香を担当しているジュリアン・ベデル氏です。彼は毎年数々の香りを生み出し、その源はいつも植物のパワーです。
植物と向き合い、徹底的なリサーチをすることで創造的な香りが出来上がるそうです。ぜひ1度香りを試してみてください。
ダウンパフューム
最近は雑誌などでもたびたび取り上げられているダウンパフュームは、天然香料を主体にしているボタニカルフレグランスメーカーです。
オールハンドメイドで作られた香水ですので、人の手によって作られている優しさを感じることが出来ます。香りもどれも軽やかで、香水らしいきつい香りはありません。
その中でも特に人気が高いのが、「フォーミュラエックス」という香りです。こちらは付けた人だけの香りへと変化するという不思議な香りとなっています。
肌質やそもそも自分が持っている香りに合わせて、自分らしい香りになるのです。なかなか好きな香水が見つからない方は、ぜひ試してみてください。
ミラーハリス
ミラーハリスは2016年に日本に来たばかりのフレグランスメーカーです。調香師リン・ハリスによってロンドンで誕生しました。
ボタニカルをテーマにし、天然香料の上質さは創業当時からずっと変わらずこだわり続けています。そのため香りはとても高級感にあふれ、しっかりとした香りが好みの方にもおすすめです。
香りの種類も豊富ですので、メンズでも気軽に使用できるラインナップもあります。
ボトルには使用されているボタニカルの絵が描かれていて、インテリアとしてもとてもおしゃれです。
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー
パリで美容通の御用達だった美容薬局だった「オシフィーヌ・ユニヴェルセル」を、2014年現代によみがえらせました。
日本には代官山に1号店をオープンさせ、大変話題となっています。現代的な雰囲気と、古き良きパリの雰囲気を半分ずつ持つ、独創的な店舗となっています。
スキンケアアイテムやブラシなどのツールアイテムなど豊富に揃え、その中でも水性香水が人気を呼んでいます。
ただの香水ではなく、保湿成分も配合されているのでお肌を整えてくれます。素敵の香りとスキンケアの両方が手に入る香水です。
香りの種類は全部で12種類なので、きっとお気に入りが見つかりますよ。
>>オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの公式サイトはコチラ
オーガニックファーマシー
薬剤師が開発したオーガニックコスメブランドです。「お肌の薬局」をコンセプトに、目的に合わせてオーガニック原料を選んでいるので、お肌のための商品を数多く取り揃えています。
現在では30ヵ国以上で愛され、日本でも多くのファンを持っています。その中でもフレグランスは100%天然由来で、85%以上がオーガニック成分となっています。
人工的な香りを一切感じさせないので、とても優しく心地よい香りです。商品1つ1つが手作業で製造され、調香にも力を入れています。
アコレル
香りの本場、フランスで誕生したブランドです。「一瞬でなりたい自分を演出する」というコンセプトで、様々なシーンに合わせて使用することが出来るよう、香りが用意されています。
1番に肌を配慮し100%天然な成分で配合されています。エッセンシャルオイルのみの香料ですと、あまり香りが長続きしない場合もありますが、アコレルはしっかりと長続きするのがポイントです。
シュッと簡単に一吹きできるミストタイプと、手首や首にコロコロと塗れるロールオンタイプがありますので、お好みのものを選んでください。
[3]オーガニック香水はメンズにもぴったり!おすすめ3選
女性だけでなく、男性も使用できるオーガニック香水もあります。プレゼントにあげて、同じメーカのものを一緒に使用するのもとてもおしゃれですよ。
ヒロコケイ
ヒロコケイはエコサートの基準となるオーガニック素材にこだわっています。ホテルの空間フレグランスに使用されているので、その上品な香りがうけています。男性にも熱い支持を受けている日本のブランドです。
ジョンマスターオーガニック
赤ちゃんから大人まで安心して使用できるプロダクトを発売しているブランドです。アルコール不使用で、敏感肌の方でも大丈夫です。
100%オーガニックのロールフレグランスは、さっぱりとしていて男性でも使用しやすい香りばかりです。
クヴォン・デ・ミニム
クヴォン・デ・ミニムとは南フランスの修道院の名前です。動物性由来成分を含まないボタニカルケアも昔から製造していて、価格帯も比較的安く、容量も多いのでコスパは抜群です。さりげなく香るので、シャワーの後などに使用するのもおすすめです。
[4]オーガニック香水で身体をいたわり、自分らしさを表現しよう
さりげなく優しい香りを見にまとうことが出来るオーガニック香水。身体だけでなく、環境への配慮にもつながるオーガニック香水は、これからますます需要が高くなるのではないでしょうか。女性でも男性でも気軽に使用でき、自分らしい香りを演出することが出来ます。
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