寝起きに口臭がひどい原因は?ニオイを抑える14の対策法

朝起きたとき、嫌なニオイや口の中のネバつきがきになりませんか。実は朝は1日の中でも口臭が1番強いといわれています。どうしてなのでしょうか。この嫌なニオイ、少しでも改善する方法はあるのでしょうか。今回は、寝起きの口臭原因や寝起き口臭の対策法についてご紹介します。

寝起きに口臭がひどい原因は?ニオイを抑える14の対策法

2018年02月11日更新

お口のケア/口臭対策

Ayano (フェリーチェ編集部)

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[1]どうして寝起きは口臭が強くなるの?

寝起きに口臭がひどい原因は?ニオイを抑える14の対策法
口臭は気になるニオイでも上位で、特に他人の口臭が気になる方は多くいるようです。他人の口臭が気になっていてもなかなか指摘することができず、我慢している方も多くいます。特にこういった口臭は年齢を重ねるほどに強くなる傾向にあります。

では1日の中で1番口臭が強いのはいつかご存知ですか?食後と答える方が多いのですが実は寝起きが1番強いと言われています。起床直後の口臭は「モーニングブレス」と呼ばれ、誰でも起こる口臭の1つです。

睡眠中は、唾液の分泌量が減るため、細菌が繁殖しやすくなり増殖します。さらに食べカスや汚れが残っていると口の中の汚れを細菌が分解してニオイが強くなります。口の汚れを細菌が分解する時には揮発性硫黄化合物という物質がつくられるのですがたくさん作ることで硫化水素の濃度が高くなるため、硫黄のような鼻をさすニオイがしてしまいます。寝起きの口臭は誰にでも起こりうる口臭です。しかしながら個人差があるのはなぜでしょうか。寝起きの口臭はその時の細菌の量や汚れ、唾液の分泌量によっても変化します。ですから日頃の心がけと工夫次第で寝起きの口臭は抑えられるのです。

[2]口臭の原因とは

寝起きに限らず、そもそも口臭の原因とは何なのでしょうか。

細菌

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先ほどもお伝えしたように口臭は細菌が食べカスや汚れなどのタンパク質を分解する時に口臭の原因となる成分を作りだすことで嫌なニオイを発生させます。普段は唾液に溶け込んでいる口臭成分も口呼吸をしたり緊張などで口の中が乾燥すると口臭として口の中から出てきます。

歯垢や歯周ポケット

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歯の表面や、歯と歯の隙間に付着する歯垢は細菌のかたまりです。歯垢が歯に多くつくと口臭の原因となります。歯と歯ぐきの間にできる溝部分を、歯周ポケットといいますが、この歯周ポケットは歯ブラシの毛が入りにくく、歯垢が残りやすくなっています。

歯垢は時間が経つと歯石になるのですが、無数の穴があいている歯石には、細菌のかたまりである歯垢がたくさん付着しやすく口臭の原因となります。さらに歯周ポケットは食べカスや歯周病菌が溜まりやすく、歯周病が進行すると歯周ポケットに膿がたまり強烈なニオイを発します。

また虫歯の治療などを行って銀歯や差し歯をかぶせます。虫歯や差し歯をかぶせても年数が経過すると虫歯や歯肉炎になったり、虫歯や差し歯が古くなると歯との間に隙間ができ細菌が感染しこれが口臭の原因となる場合もあります。

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舌の表面は汚れや細菌が付着しやすく、さらに表面積も広いので細菌が住みやすい環境になっています。舌に付着している白い汚れをみたことはありますか?これは舌苔といって舌の表面や舌乳頭と呼ばれる小突起に付着した細菌や食べかす、口からはがれた粘膜細胞などを細菌が発酵させることでできるものです。

実は口臭の原因の約8割がこの舌苔によって起こるものと言われています。普段から舌を綺麗にすることで口臭予防につながります。しかしながら舌歯磨きで舌苔をとろうとすると舌を傷つけて化膿してしまいかえって逆効果です。パイナップルやキウイなどにはアクチニジンというタンパク質を分解する成分が含まれているので舌苔のお掃除にはおすすめです。また舌掃除ができる口内ケアタブレットなども販売されていますので使用してみるのもいいですね。

扁桃腺

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細菌やウイルスの多くは口から侵入しますが、体内に菌が入り込まないように、扁桃腺が殺菌してくれる仕組みになっています。扁桃腺にはいくつか穴があいていてそこに細菌の死骸やよごれがたまります。よごれは腐敗すると膿栓となり強いニオイを発します。

胃の不調や病気

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体内の不調によって口臭が強くなる場合もあります。多くみられるのが便秘や下痢といった胃の不調によるものです。腸内で排泄物が発酵するとガスが発生しますがこのガスが体内に吸収され呼気となり口臭を発生させることがあります。

さらに思春期は身体の著しい成長によって精神バランスも崩れ口臭が強くなる傾向があります。また女性の場合は月経や妊娠、更年期などホルモンの変化によって口臭が強くなる場合もあります。ただしこのような胃などの体内不調によって起こる口臭は全体の1割未満といわれていて口臭原因としては少なくなっています。

[3]まずは自分の口臭を知ろう

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寝起きの口臭は誰しも起こるもの。しかし、口が乾燥している時の口臭は硫黄化合物が主成分となり、硫黄のような鼻を指すニオイがします。硫黄のような口臭がしたら要注意です。これは起床時が一番強く感じられるので自分の口臭がどんなニオイか確認することも大切です。

口臭を確認するには、ビニール袋などに息を吐き1分ほどおきます。その後ビニール袋の中のニオイを確認しましょう。口臭をチェックして不快に思わないようであれば問題はありません。また市販でブレスチェッカーも販売されています。また聞きなれないかもしれませんが「口臭外来」では口臭測定器によって調べてもらうこともできます。口臭外来では口臭の種類もわかるので口臭の原因をつきとめてくれますよ。

[4]寝起き口臭が強くなる人の特徴とは

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寝起きの口臭が強くなる原因は口呼吸と唾液の分泌量です。まず口呼吸ですが、口呼吸の場合、口や喉が乾燥することで細菌が繁殖しやすくなります。さらに口の中が乾燥することで舌も乾燥し舌苔がつきやすくなります。口呼吸になっている方は、鼻炎などによって鼻がつまり鼻呼吸ができないケースが多くあります。

唾液の中には抗菌物質が含まれていて細菌を殺菌してくれる効果があります。しかし就寝時に唾液の量が減ることで細菌を殺菌する効果が低下します。また唾液には殺菌を洗い流す効果もあるのですが就寝時には唾液を呑み込む回数も減るため細菌を洗い流すことができずに起床時に口のネバつきを感じます。

就寝時に関わらず唾液の分泌量は自律神経が大きく影響しています。自律神経は交感神経と副交感神経の2種類があり、このうち交感神経が活発になると唾液の分泌量が増えます。これはリラックスしていて気分も良く緊張や不安がない状態のことです。逆にストレスがかかっている時や不安や緊張、興奮しているときには唾液の分泌量は少なくなります。

[5]寝起き口臭を予防する対策法

歯磨きの徹底

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就寝前の歯磨きは1日の歯磨きの中でも特に丁寧に行ってください。口の中に食べカスや汚れが残っていると細菌が増殖し嫌なニオイが発生しやすくなります。

歯磨きにかける時間は10~15分。10分~15分というととても長いように感じますが、歯1本10秒ずつ表、裏磨くと約10分かかる計算になります。1本ずつゆっくり丁寧に磨くことが大切です。かといって逆に時間をかけすぎるのも良くありませんので10分~15分を目安にしてください。また、歯磨きは起床時、朝食後、昼食後、夕食後、就寝前の1日5回行うのが理想的です。

薬用マウスウォッシュ

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薬用のマウスウォッシュには口内の殺菌作用があります。歯磨きと併用することが基本ですが歯磨きだけでは除菌できない寝起きの口臭やねばつきには即効性があります。ただしマウスウオッシュの種類によってはアルコールを含むものもあります。アルコールは口臭原因になる場合もあるので成分を確認して購入しましょう。また商品により、殺菌効果が高いものや歯茎ケアができるなどの特徴があるので自分に合う成分を選ぶようにしましょう。

唾液の分泌を促す

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唾液には洗浄効果、抗菌効果があり口の中の乾燥を防いでくれます。唾液が分泌されることで口臭を防ぐことができます。唇や舌を動かすだけでも唾液は促されますので起床時にはおすすめです。さらに普段から舌の体操や発声練習、ガムを噛むなどして唾液の分泌を促しましょう。寝起きの口臭を気にし過ぎてストレスをためずリラックスするのも唾液の分泌を促します。

鼻呼吸をする

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口臭の原因が口呼吸であることを説明したように、就寝中は鼻呼吸することが重要です。口呼吸の原因として考えられるのが、口の周りの筋肉が衰えている、歯並びが悪い、いびきや歯ぎしりが出る、鼻炎などによる鼻づまりなどが考えられます。起床時に口がカラカラになっていたり、リラックスしている時に唇から前歯が見える、舌が白くなりやすい、風邪をひきやすい方は口呼吸をしている可能性が高いです。気になる方は歯並びや鼻づまりを治療したり、歯科医でマウスピースを作る、お口の体操を行い筋肉を鍛えるなど鼻呼吸を意識することも重要です。

重曹うがい


重曹は正式名称を炭酸水素ナトリウムといい料理や掃除などに使われます。口がニオイが強く感じられる時は口の中が酸性になっており弱酸性の重曹でうがいすることで中和され口臭が緩和するといわれています。さらに口臭だけでなく、虫歯予防やホワイト二ング効果も期待できます。

重曹うがいのやり方
①コップ1杯の水に重曹を小さじ1/3入れる。濃すぎると研磨剤の効果が強くなり歯を傷つける場合があるので注意しましょう。

②重曹水を口に含み口全体に行き渡るように意識しながらクチュクチュうがいをする。
重曹うがいをする場合には、必ず食用の重曹を使用しましょう。また重曹は塩分が高いため塩分制限がある方は注意が必要です。週2回程度の重曹うがいで十分効果が発揮されます。重曹うがい後は通常通り歯磨きをしてください。この時、歯磨き粉を使用しても特に問題はありません。

たんぱく質の食事は避ける、就寝前は食べない

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夕食はたんぱく質を多く含む、肉や魚などの食事は控えるようにしましょう。たんぱく質は口の中の細菌の餌となるので忙しくて夕食を食べたらすぐ寝る方などは注意が必要です。さらに就寝前には何も食べないようにしましょう。就寝前に食事をすると消化不良を起こし発酵したガスが呼気として口から出てしまいます。

食事を摂ってから消化されるまでは食べ物の種類にもよりますが2~3時間かかるといわれています。2~3時間経ってから就寝するのが望ましいでしょう。ちなみに果物や野菜は消化時間が早く肉や揚げ物は消化時間が長くかかります。どうしても時間を空けられない場合には夕食は軽めにして寝るのも口臭予防には効果的です。また口臭予防の食品としてリンゴや牛乳、ヨーグルトなどがあります。合わせて摂るようにすると効果的ですよ。

就寝前に水分補給をする

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口腔内の乾燥を防ぐために寝る前水分補給を行いましょう。口の中が潤うだけでなく体内に水分をキープさせておくことで唾液の分泌にもつながります。この時、コーヒーや緑茶などのカフェインが含まれいるものは避けるようにしてください。寝つきが悪くなるだけでなく、唾液の分泌も抑えられてしまいます。お水やカフェインの含まないお茶がおすすめです。常温で飲むようにしましょう。口臭予防にはなた豆茶も効果的です。なた豆茶はカフェインを含まないので就寝前にもおすすめです。さらに寝起きの次に夕方の空腹時も口臭が強くなるので水分補給はおすすめです。

マスクや加湿器をつけて就寝

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就寝中にどうしても口呼吸になってしまう方には、マスクを着用して寝たり、加湿器を付けて寝るのがおすすめです。マスクや加湿器をつけることで口腔内の乾燥を防ぐことができこう周原因となる菌の増殖を防ぎます。マスクを付けて就寝するときには少しでも鼻呼吸ができるよう鼻を出すようにしましょう。

規則正しい生活を心がける

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不規則な生活は唾液の分泌量を減らしてしまいます。規則正しい生活とは、睡眠と食事、適度な運動です。しかしながら仕事が忙しい、夜勤がある方も多いことでしょう。そんな場合は、まず朝起きる時間を統一しましょう。朝日を浴びるとより効果的です。

ストレスを溜めない

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唾液は交感神経が活発になる分泌量が増えます。これはリラックスして気分の良い状態のことを指します。ですから不安や緊張、興奮状態の時には唾液の分泌量は減ってしまいます。日頃からストレスを溜めないことが口臭予防にも効果的です。ストレス社会ともいわれる現代。ストレスをうまく解消することが大切です。ストレス解消法としては、趣味や運動する時間をつくる、信頼できる人に悩みを打ち明ける、こまめに気分転換を行うなどしましょう。それでもストレスが解消されない場合には専門医を受診するのも良いでしょう。

アルコールは控える

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お酒を飲むと人は体内の水を使ってアルコールを分解しようとします。当然口の中の水分も使われるので口の中が乾燥し唾液も不足、お酒を飲んだ翌日は喉が渇きやすくなります。お酒を飲みながらもこまめに水分補給をしましょう。強いお酒は水割りで飲むのもおすすめです。さらに飲酒後は、飲み過ぎるとそのまま寝てしまうことも多いですがアルコールや食べカスが口に残らないようしっかりうがいや歯磨きも行いましょう。

タバコ


タバコを吸うと歯周病のリスクを高め、舌苔もできやすくなります。よって寝起きの口臭を強めることになります。禁煙するのが1番効果的ですがなかなか難しい方は、喫煙した後はすぐに水を飲むようにしてください。できれば喫煙中もこまめに水を飲むことをおすすめします。口の中を水で潤すことで細菌の増殖を抑えることができます。

朝食をしっかりとる

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食事を摂ることが口臭予防になるのか意外に思う方も多いと思いますが、朝食をしっかり食べることで唾液の分泌が促され寝起きの口臭の改善を促します。朝食を抜くことで空腹となりストレスや体調が変化しネバネバとした唾液がでる原因ともなります。おすすめは日本食です。お米には、ニオイの原因となる物質が少ないだけでなく食べる時にかたまりになりやすく咀嚼しやすいので唾液の分泌も促されます。唾液をより多く分泌させるため食事はよく噛んで食べるようにしましょう。

専門医を受診する

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色々な対策法を試しても口臭が改善されない場合には、虫歯や歯周病、内科的な疾患が原因の場合もあります。自己判断せず歯科医院や口臭外来、内科などを受診してみるのも良いでしょう。

[6]口臭対策で安心して朝をむかえよう

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口臭は他人にも迷惑をかけてしまうもの。まずは、就寝前の歯磨きをしっかり行うことから始めてみましょう。普段から口臭対策を行い、気分の良い朝を迎えられるといいですね。すっきりした口の中は気持ちがよく、好感度もあがりますよ。

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