疲労回復におすすめのアロマテラピー!効果的なオイルやブレンドレシピをご紹介

気軽に始めることのできるアロマテラピーは、疲労回復にも効果抜群です。疲労の原因に合わせて自然界の様々な香りを選び、ブレンドで組み合わせたりしながら、その効能を簡単に試すことが出来ます。今回は疲労回復に効果的なエッセンシャルオイルについてご紹介します。

疲労回復におすすめのアロマテラピー!効果的なオイルやブレンドレシピをご紹介

2019年12月03日更新

アロマ

小林 香代子 (アロマセラピスト)

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[1]疲れがなかなか取れない人に!疲労回復にアロマテラピーがおすすめなわけ

自然の植物の持つ芳香により、リラクゼーションやストレス解消に役立つとされ、様々な心身トラブルを暖和してくれるアロマテラピー。

ヨーロッパなどでは古くから民間療法・伝統療法の一つとして幅広く活用されてきました。疲労やストレスをため込むことは、心身の病気につながる深刻な問題です。

精油の香りは鼻の奥の「嗅神経」を経由し「脳」へ伝わり、情緒的行動や喜怒哀楽などの気分や感情をコントロールする「大脳辺縁系」へダイレクトに作用します。

「訳もなく不安でいっぱいになったりイライラする」「眠れない」というような、理性でコントロール不可能な人間の複雑な感情を持て余している時などは、自然の穏やかで心地よい香りを嗅ぐことで、気持ちが落ち着いたり、安眠効果を得ることができます。

エッセンシャルオイル(精油)の芳香により、脳が深い部分からリラックスでき、自律神経やホルモンバランスを整えてくれる作用が働きます。

このように自律神経などの免疫機能が向上するということは、病気になりにくい健康な心と体作りにつながっていくので、ストレスの多い現代社会では特に知っておきたい健康療法と言えます。

また、エッセンシャルオイル(精油)は医薬品と違い作用がとても穏やかなので、体への負担も少なく小さなお子様からお年寄りまで安心して幅広く使用できることも特徴的です。

[2]効果効能は?疲労回復におすすめの精油

    • ラベンダー

    鎮静作用、ストレス緩和作用、目の疲れや肩こりの緩和、安眠効果、火傷など傷の手当、自律神経バランス調整作用

    • ティーツリー

    抗ウィルス作用、抗菌・殺菌作用、風邪・インフルエンザの予防、ニキビ・脂性肌、発汗作用、抗炎症作用

    • ローマンカモミール
  • 抗炎症作用、口内炎・歯肉炎の治療、花粉症などアレルギー症状の緩和、整腸作用

    • スイートマジョラム
  • 鎮静作用、消化器の不調の暖和、鎮痛作用、頭痛肩こりの暖和、血行促進作用、制淫作用

    • ローズマリー
  • 筋肉痛やこりの暖和、冷え性暖和、頭皮の血行促進、解毒作用、血液循環促進、殺菌作用

    • ユーカリ
  • 去痰・鎮咳作用、抗炎症作用、免疫力向上作用、抗菌・抗ウィルス作用、ニキビ・虫刺され、消臭作用

    • フランキンセンス
  • 消化促進作用、収斂作用、シワやたるみの改善、利尿作用、免疫力向上作用、呼吸器系抗炎症作用

    • ブラックペッパー
  • 肝臓・泌尿器系・消化器系の不調の暖和、健胃作用、血行促進、鎮痛作用、デトックス作用、殺菌消毒作用

    • ジンジャー
  • 血行促進、冷え性・リウマチの暖和、抗感染作用、食欲増進作用、コレステロール低下作用、発汗作用、強壮作用

    • レモン
  • 抗酸化作用、美肌効果、肥満予防、鎮痛作用、血圧降下作用、抗真菌作用、解熱作用、便秘改善、洗浄作用

    • バジル
  • 消化促進作用、健胃作用、ニキビ改善、育毛促進、血行促進、抗うつ作用、発汗作用、殺菌殺虫作用、筋肉痛や関節痛の緩和

    • サイプレス
  • 抗感染作用、免疫力向上作用、婦人科系のトラブルの暖和、消臭効果、むくみ・セルライト対策、安眠効果

    • グレープフルーツ
  • 消化促進作用、健胃作用、胃もたれ・二日酔いの暖和、脂肪燃焼作用、収斂作用、ニキビ・脂性肌改善

    • スイートオレンジ
  • エネルギー循環促進、消化促進作用、便秘・腹痛の暖和、頭痛暖和、食欲増進作用、強肝作用、解毒作用

    • ペパーミント
  • 高熱・喉の腫れ・頭痛を伴う風邪の症状暖和、去痰作用、冷却作用、抗炎症作用、花粉症などアレルギー症状の緩和、乗り物酔い・吐き気・胃痛の暖和、時差ボケ

    [3]疲労の原因に合わせたアロマブレンドレシピ

    様々な疲労症状に対し、有効成分が作用するエッセンシャルオイル(精油)レシピをご紹介します。

    それぞれのブレンドレシピは、芳香浴法、アロマバス、沐浴法(手浴・足浴)アロマスプレー、トリートメントマッサージ法、蒸気吸入法、など用途に合わせてご使用ください。

    ストレス・精神疲労に

    ラベンダー2滴+サンダルウッド1滴+ローマンカモミール2滴

    体力消耗に

    ユーカリ3滴+ローズマリー2滴+グレープフルーツ1滴

    頭を使いすぎの知的疲労に

    ブラックペッパー2滴+ペパーミント1 滴+ローズマリー3滴

    体がだるい、免疫力を上げたい

    フランキンセンス2滴+マージョラム2滴+ペパーミント1滴

    不眠症、ぐっすり安眠したい

    ラベンダー2滴+イランイラン1滴+スイートオレンジ1滴

    [4]疲労回復効果のあるアロマテラピー、おすすめの使い方

    蒸気吸入法

    洗面器やボウル、洗面台などに熱いお湯を張り、精油を数滴垂らします。蒸気とともに空気中に香りが漂い、ゆっくりと深く深呼吸をしてアロマ成分の混ざった蒸気を鼻から吸い込みます。

    頭にタオルなどを被せて蒸気を吸い込むとより効果的です。目に入ると刺激になるので目は閉じて行い、熱湯を使いますのでくれぐれも火傷には注意しましょう。

    喉の痛みや辛い風邪の症状には、抗炎症・抗ウィルス・発汗作用などのあるティーツリー精油やユーカリ精油が効果的です。

    面倒な準備もなく精油さえあればどなたでも手軽に始めることができるので、最も一般的で広く活用されているアロマテラピーの使い方とされています。

    お風呂でアロマ

    バスタブに精油を数滴(3~6滴)垂らし、よくかき混ぜて入浴しましょう。スッキリとリフレッシュしたい時は少し熱めのお湯にスイートオレンジやローズマリー、サイプレスなどの爽やかな香りの精油の使用が効果的です。

    逆にリラックスしてぐっすりと眠りたい時は、ぬるめのお湯(38度前後)にラベンダー、ローマンカモミール、フランキンセンスなどの気持ちを和らげ落ち着かせてくれる鎮静効果のある精油の使用がおすすめです。

    精油にバスソルトを混ぜるとさっぱりとした入浴剤となりますし、キャリアオイルやミルク・はちみつなどを混ぜるとしっとりタイプの入浴剤となります。

    肌に刺激のあるスパイス系の精油は使用量に注意しましょう。また光毒性のある柑橘系の精油は使用後に日光に当たると炎症やシミの原因となる場合がありますので十分に注意しましょう。

    アロマスプレー

    お家でも外出先やオフィスでも、いつでもどこでもシュッとひと吹きで精油の香りや効能に癒される、とても便利なアロマスプレー。

    お好きなエッセンシャルオイル(精油)と精製水&無水エタノール(もしくは高純度のウォッカでも代用可)を混ぜるだけ、簡単に作ることが出来ます。

    様々なストレス症状や疲労のタイプに合わせて、あらかじめ精油をブレンドしてアロマスプレーを作っておくと、どこにでも持ち運ぶことが出来大変便利です。

    マスクにスプレーしたりお部屋の消臭や虫除けスプレーなど、様々な使用法があります。

    アロママッサージ

    様々な有効成分を持つエッセンシャルオイル(精油)は、スウィートアーモンドオイルやホホバオイルといった植物性のキャリアオイルと混ぜることで、マッサージオイルやスキンケアオイルとして使用することが出来ます。

    心地よいエッセンシャルオイル(精油)の香りによって得られる深いリラックス効果に加えて、さらにマッサージでリンパを流すことで精油の有効成分が体内へ浸透し、むくみや冷えの改善や肩こりや頭痛の改善などデトックス効果が得られます。

    疲労回復に効くアロママッサージのブレンドレシピ例として、鎮痛作用のある「ラベンダー精油1滴」+血行促進作用のあるリモネンを成分とする「レモン精油1滴」をキャリアオイル10mlで希釈し使用することにより、筋肉痛や肉体疲労に効果を発揮します。

    アロママッサージは体や心に良い変化をもたらす、おすすめの疲労回復方法です。

    [5]エッセンシャルオイル(精油)使用時の注意事項

    • エッセンシャルオイル(精油)の原液は直接肌につけないようにしましょう。アロママッサージで肌に使用の際は、スウィートアーモンドオイルやホホバオイルといった植物性のキャリアオイルなどで必ず希釈してください。
    • エッセンシャルオイル(精油)の飲用は大変危険ですので絶対に避けましょう。フランスなど海外では専門知識のある医師の指導のもとで内服する医療行為が行われる例がありますが、これは一般の方が行うと最悪の場合死に至るほどの危険性があります。小さなお子様やペットのいるご家庭では保管場所にも十分注意してください。
    • エッセンシャルオイル(精油)を使用する際、傷口や目・粘膜付近などには触れることのないよう注意が必要です
    • 妊娠中は使用できない精油があります。また比較的マイルドで使用可能なものであっても使用量や使用方法には十分注意してください。必ず事前によく調べてから使用してください。
    • 3歳未満の乳幼児に関しては抵抗力も弱いため、アロママッサージや入浴剤として直接肌に精油が触れるような使用法は控えてください。他の芳香浴などで使用する場合も使用する精油の量は大人の半分以下にしましょう。保管場所には十分ご注意ください。
    • ベルガモット・レモン・グレープフルーツ・オレンジビター・ライムといった一部柑橘系の精油やアンジェリカなどには光毒性(ひかりどくせい)があり、使用後に日光に当たるとシミや炎症を引き起こす可能性があります。光毒性のある精油は日中や外出先での使用は避けましょう。夜の使用は問題ありません。
    • エッセンシャルオイル(精油)の使用期限は種類によって変わります。一般的に柑橘系のものは開封後半年、それ以外のものは開封後1年以内で使い切るのが良いとされています。保管方法においても、直射日光を避け冷暗所に保管するなど十分気をつけてください。

    [6]いつでもどこでもシュッとひと吹き!疲労回復対策アロマスプレーを作ってみよう

    ◇準備するもの
    ・エッセンシャルオイル(精油)(2~5種類の香りを合計10〜20滴となるよう調合します)
    ・無水エタノール 約20ml(もしくは高純度のウォッカでも代用可)
    ・精製水 約80ml
    ・ビーカー(メモリの分かるものが使いやすくおすすめです)
    ・保存用のスプレー付きの遮光瓶 100ml
    ・付箋紙やティッシュペーパー(香りをチェックするために使用します)

    一般的な疲労回復に効果的な精油・ブレンドレシピ

    ストレスや肉体疲労、知的疲労、神経疲労。アロマ精油には様々な疲労原因に作用する有効成分がありますが、ここでは一般的な疲労回復におすすめな精油のブレンドレシピをご紹介します。昔から心身の疲労回復に役立ってきた香り、是非参考にしてみてください。

    • レモン2滴
  • 精神的な不安を取り除きリフレッシュ、解熱作用による浄化・デトックス、血行促進

    • バジル3滴
  • 神経疲労を鎮め、ストレスからくる胃痛や頭痛の暖和に効果的、女性ホルモンを整え月経痛や月経不順の改善に有効

    • ラベンダー5滴
  • 体の緊張をほぐし不眠に有効、火傷・皮膚炎・湿疹・ニキビなど肌のトラブルに有効

    • ローズマリー3滴
  • 冷え・低血圧に有効、筋肉痛や肩こりの暖和、咳や痰など気管支の炎症の暖和

    • ユーカリ3滴
  • 呼吸を楽にしフレッシュに活力を与えてくれる、神経痛や筋肉痛の暖和、風邪や花粉症の暖和

    作り方

    1. ビーカーに無水エタノール20ml(もしくは高純度のウォッカ)を先に入れ、精油を加えます。精油は水に溶けない性質なので無水エタノールを入れてやることによって溶かして薄めることが出来ます。精油を入れる際は香りのバランスを取りながら少しずつ加えて調整しましょう。
    2. 1でよく混ぜ合わせ香りのバランスを整えた精油を、保存用のスプレー付きの遮光瓶に移し入れます。最後に精製水80mlを加え、しっかりと蓋をしてよく振り混ぜ合わせます。
    3. 一晩寝かせた後、よく振ったものを付箋紙やティッシュペーパーにスプレーしてみて香りのバランスをチェックしましょう。ブレンドの配合で物足りなさを感じた場合、この段階でお好みの精油を1滴ずつプラスしてバランスを整えていきます。

    使い方と保存期間


    出典 happyaromalife.com

    保存用スプレー付遮光瓶に入れたアロマスプレーは、どこでも手軽に持ち運びが出来るので、オフィスや外出先、旅行などでも、シュっとひと吹きでリラックス効果を得ることが出来ます。

    天井など空間に向けてスプレーしたものをふわっと浴びるように香りを嗅いだり、ハンカチやマスクにスプレーして使います。直接肌につけることは控えましょう。

    エッセンシャルオイル(精油)は天然成分で大変繊細なため、一度空気に触れると酸化や劣化の進行が早まりますので、2~3週間以内で使い切るようにしましょう。保管の際は直射日光を避け冷暗所で保存してください。

    [7]エッセンシャルオイルを活用してイキイキ生活!健康的な心と体を維持しましょう

    いかがでしたでしょうか?「なんとなくやる気が出ない」「なんだかだるい」という心が沈んでしまうような時も、精油の様々な効能や便利な使い方を知っておくと心身を元気付ける心強い味方になってくれそうですね。是非自然の力をかりて「その日の疲れはその日のうちに取り除く!」をモットーに、健康的な暮らしを送りましょう!


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