カモミールティーの効果・効能とは?おすすめのアレンジ法で香りも味も楽しもう

香りを楽しむハーブティーの中に「カモミールティー」があります。カモミールとは、マーガレットのような見た目の可愛らしい花で、爽やかな香りがします。ハーブティーにはさまざまな効果があるといいますが、カモミールティーにはどのような成分が含まれていて、それはどのような効能があるのでしょうか。

カモミールティーの効果・効能7つ 香りを楽しんで安眠とリラックス

2018年08月10日更新

香りフードドリンク

Kaede (フェリーチェ編集部)

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カモミールとは

カモミールティーの効果・効能7つ 香りを楽しんで安眠とリラックス
ハーブティーとして飲まれるカモミールは、ジャーマンカモミールという小型の1年草の花の部分です。口当たりが優しく、良い香りがするので飲みやすいハーブです。

カモミールの歴史

キク科の植物であるカモミールはハーブとして最も古い歴史を持っていて、約4千年程前から薬草として利用されていた記録があります。

古代エジプトや古代ローマの時代より、鎮痛薬として活用されていましたが、特に女性特有の症状に使われていたので「マザーハーブ」と呼ばれていました。

薬用カモミールには2種類ある

  • ジャーマンカモミール
  • ハーブティーとして使われるカモミールは、一般的にジャーマンカモミールの花の部分を使います。色は薄黄色で口当たりが優しく、甘い香りがするので香りを楽しむことができます。

    ハーブとしての効き目は穏やかなので、幅広い世代に親しまれています。また、化粧品の原料にも使われ、成分の中に青い色のカマズレンという成分を多く含むことから「ブルーカモミール」と呼ぶこともあります。

  • ローマンカモミール
  • カモミールの種類には、もうひとつローマンカモミールがあります。こちらは苦味があるので、精油としてアロマオイルなどに使用されることが多いのが特徴です。

    カモミールの精油は採取できる量が少ないので、高価なものですが神経の興奮を抑えるなどの効果が期待できます。

カモミールティーの味はどんな味?

ハーブティーとして使われることが多いのは、ジャーマンカモミールですが、甘く優しい香りが人気のハーブティーになります。

その香りはまるで「リンゴ」のようで爽やかな甘いものです。カモミールティーは身体への効果・効能だけでなく、香りを楽しむハーブとしても親しまれています。

カモミールティーに含まれる成分

カモミールティーの効果・効能7つ 香りを楽しんで安眠とリラックス

アズレン

カモミールに含まれているアズレンは、別名カマズレンとも呼ばれています。ニガヨモギやセイヨウノコギリソウなどのキク科の植物に含まれている成分で、精油の芳香成分のひとつです。

アズレンにより精油は瑠璃色になるため、その美しい青色のことを「アズレンブルー」「カモミールブルー」と呼ばれることがあります。

アピゲニン

フラボノイドの一種であるアピゲニンは、カモミールのほかにパセリ、たまねぎ、グレープフルーツなどにも含まれています。

色素は黄色く、ウールの染料に使われることもあります。アピゲニンは神経を興奮させる脳内物質であるドーパミンを抑えて、神経を抑える働きが期待できます。また、身体を温める働きによってリラックスできるといわれています。

ルテオリン

抗炎症作用があるルテオリンは、アピゲニンとの相乗効果によって胃腸への効能が発揮されます。下痢や胃腸炎、胃潰瘍の改善が期待できるため、胃腸が弱っている時に飲むのがおすすめです。

カマメロサイド

ポリフェノールの一種であるカマメロサイドは、老化の原因になるタンパク質の糖化を阻止する働きがあります。

ケルセチン

抗酸化作用があるケルセチンには、細胞の老化を防ぐ働きがあるので、アンチエイジングに効果が期待できます。

クマリン

ケルセチン同様、クマリンにも抗酸化作用があります。老化は細胞が酸化するとで進みます。抗酸化作用の働きは細胞の酸化を抑制してくれます。

ビサボロール

カモミールに含まれているビサボロールには、抗菌作用、抗炎症作用があります。この作用は皮膚の乾燥を防ぐ働きがああります。
また、ケルセチンとの抗酸化作用との相乗効果で、皮膚の潤いを保ち美肌効果が期待できます。

カモミールティーの効果・効能

カモミールティーの効果・効能7つ 香りを楽しんで安眠とリラックス

リラックス効果

カモミールに含まれる精油成分には、リラックス作用があります。また、カモミールに含まれているアピゲニンには、神経を高ぶらせるドーパミンの貯蔵に関係するタンパク質を活性化させる働きがあります。

その働きによって、ドーパミンの貯蔵を促進してドーパミンの活性化を抑える効果が期待できるため、気分が落ち着いてリラックス効果が期待できます。

安眠効果

カモミールには安眠効果があるとされ、古くはかの有名なクレオパトラが使っていたという話があります。眠る1~2時間程前にカモミールティーを飲むと、気分をリラックスさせて安眠できる効果が期待できます。

風邪・月経痛の緩和

カモミールには、身体を温めて汗を出す働きがあります。その効果は風邪のひき始めに飲むと症状の緩和が期待できます。また、身体が温まることで血の巡りが良くなるため、月経痛の緩和にもつながります。

この効果は、ヨーロッパで古くから子どもの万能薬として親しまれていたことからも分かります。

粘膜の炎症を抑える

カモミールには炎症を抑える働きがあり、特に粘膜の炎症に効果が期待できます。その成分はアズレン、ルテオリン、カマズレンなどで、胃腸や食道、口腔粘膜などの消化器系の粘膜の炎症を抑える効果が期待できます。

胃腸を整える

カモミールには消化器系の粘膜炎症を抑える働きの他に、腹部の筋肉の収縮や痙攣を緩和させる作用があるので、胃腸を整える効果が期待できます。

胃腸の動きに作用するので、胃痙攣、胃炎、食欲不振、下痢などの炎症について効果が期待できます。

アンチエイジング

カモミールの抗酸化作用は細胞の酸化を抑えるため、アンチエイジングに効果が期待できます。これはクマリン、ケルセチンの作用によるもので、カマメロサイドのタンパク質の糖化を阻止する働きもアンチエイジングに関わります。

タンパク質が糖化することで老化につながるので、これを抑制することでアンチエイジングに効果が期待できるのです。

アレルギー症状の緩和

カモミールにはアレルギー原因物質のヒスタミンを放出を抑える作用を持つアピゲニンが含まれています。アレルギー症状には、鼻詰まりや鼻炎がありますが、カモミールティーの湯気を吸うことで鼻がスースーして楽になることがあります。

カモミールティーのおすすめの飲み方アレンジ

カモミールティーの効果・効能7つ 香りを楽しんで安眠とリラックス
カモミールティーはそのまま飲んでも美味しいのですが、さらに美味しく飲める方法をご紹介いたします。

はちみつを加える

カモミールティーに好みの量のはちみつを加えることで、カモミールの良い香りに甘い香りが加わり飲みやすくなります。はちみつには殺菌効果があるとされているため、風邪のひき始めにおすすめです。

リンゴジュースを加える

カモミールティーは甘いリンゴの香りがしますが、そこに本物のリンゴを加えるとさらに良い香りがして飲みやすくなります。

温めて飲むときはリンゴを1分程度温めてから加えましょう。カモミールに苦味を感じる人は冷やして飲むと苦味を感じにくくなります。

リンゴは栄養がたっぷりで身体によい果物として知られています。食物繊維の一種であるペクチン、強い抗酸化作用を持つりんごポリフェノール、クエン酸、カリウムなどが豊富に含まれています。

その効果は、整腸効果、美肌効果、生活習慣病予防などが期待できます。

紅茶を加える

意外に感じるかもしれませんが、カモミールティーに好みの紅茶を加えるとカモミールのクセが和らいでおいしく飲むことができます。カモミールティーの効能を損なうことなく、ブレンドティーが楽しめます。

ミルクを加える

カモミールには気持ちが高ぶっているときに、神経を鎮めてリラックスさせてくれる効果が期待できます。そこに、眠りに導くセロトニンの原料になるトリプトファンが含まれている牛乳を加えると、よりリラックス効果が高まることが期待できます。

ミルクを温めてから、その中にカモミールティーを加えます。弱火で温めて5分ほど置いたら飲み頃です。好みではちみつを加えるのもおすすめです。

牛乳にはストレス解消効果があり、メンタルを安定させてくれる効果が期待できます。カモミールにも同じ効果が期待できるので、ダブルの効果でリラックスできるのではないでしょうか。

フレッシュミントを加える

フレッシュミントを加えるのは、カモミールティーのクセが気になる方におすすめの飲み方です。ミントの爽やかな清涼感がカモミールティーを飲みやすくしてくれます。

ミントには胃腸の機能を高める効果が期待できます。カモミールにも胃腸の調子を整える作用があるので、相乗効果が期待できます。また、ミントの清涼感がある香りには精神を安定させる働きがあります。

精神的に疲れてしまっているとき、気持ちが高ぶっている時に神経を安定させる効果が期待できます。

カモミールティーの副作用

カモミールティーの効果・効能7つ 香りを楽しんで安眠とリラックス

赤ちゃん・妊娠中への影響

カモミールは基本的には安心できるハーブですが、赤ちゃんに飲ませたり妊娠中や授乳の人への影響については最終的な安全が確認されていません。そのため、副作用の可能性がゼロだと言い切れないので、控えたほうがいいでしょう。

キクアレルギーがある人は注意

カモミールはキク科の植物なので、ヨモギやブタクサなどのキク科のアレルギーがある方は飲まないようにしましょう。

ハーブは薬ではないので、薬のような飲み方はできません。しかし、古くからその効能が認められて飲まれ続けているのは確かなことです。

カモミールティーは効能はもちろん、香りを楽しむために飲む方もいるでしょう。薬を服用している方や病院にかかっている方は医師に相談してから飲むようにしてください。

カモミールティーはいつ飲む?

カモミールティーはノンカフェインですので、いつ飲んでもいいのですが、リラックス効果や安眠効果が期待できるので眠る前に飲むことをおすすめします。

自宅でのんびりくつろぎたいときや、女性の場合は生理前に飲むと月経痛を和らげることができるかもしれません。

リンゴのような甘い香りのカモミールティー、好きな音楽を聴きながら、大好きな本を読みながら、リラックスしたいときにぜひ飲んでみてください。

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