体臭の原因と対策法が知りたい!12の原因と今日からできる3つの対策とは?

汗をかく季節に限らず、普段から自分のニオイが気になる人は多いのではないでしょうか。周りを不快にさせるような体臭の発生は、できれば避けたいですよね。実は、体臭には色々な種類があり、その発生場所や原因も様々です。原因が違うということは、必然的に対処法も違ってくるので、体臭の原因を見極めてから適切な対策をすることが大切になります。今回は、体臭の原因と対策についてご紹介します。

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2018年10月03日更新

ニオイ/体臭対策

Yukari (フェリーチェ編集部)

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体臭の原因

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自分では気がつかないことも多い体臭ですが、そもそもなぜ体臭は発生するのでしょうか。体臭の原因は大きく分けて2つに分類されます。それは「汗や皮脂」と「それ以外の要因」です。皮脂や汗から発生する体臭は、それらが皮膚常在菌の働きによって分解されて酸化することで原因で発生します。

ワキガや足臭、ミドル脂臭が代表的なものになります。一方「それ以外の要因」で発生する体臭は、疲労やストレス、加齢による体の酸化や病気など、様々な原因が考えられます。代表的なものとして、口臭や疲労臭、加齢臭、ストレス汗臭、便秘臭、ダイエット臭、病気を原因とする体臭などが挙げられます。

体臭の種類と対策

先ほどお話ししたように体臭には様々な種類があり、原因も違います。代表的な体臭の種類と対策をご紹介します。

汗や皮脂が原因の体臭

  • ワキガ
  • 汗は、皮膚にある汗腺から分泌されます。汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があり、それぞれ汗を出す仕組みや汗の性質が違います。エクリン腺から出る汗のニオイは無味無臭でサラサラとしており、ほぼ全身に分布しています。主に体温調節をするために汗を出す汗腺になります。

    一方、アポクリン腺は身体の限られた場所に分布しており、主にワキの下や性器周辺に多くあります。アポクリン腺から分泌する汗は脂質やタンパク質、脂肪酸など体臭の元となる成分を多く含み、白く濁っています。これは、もともとは性的に異性の気を惹くための動物的なフェロモンの役割を果たしていたと考えられています。

    ワキガは、このアポクリン腺から出る汗が原因で発生します。また、ストレスや食生活、ワキの下が不衛生であることがワキガを悪化させることにつながります。これらを改善することでワキガも徐々に治っていきますが、そもそもワキガの原因は遺伝的なものが大きく関係しています。そのため、根本的な解決のためには、レーザーや薬などで治療するのがおすすめです。まずは、病院で医師に診断してもらい、判断していくのが良いでしょう。

  • 足臭
  • ワキと同じように、足にも汗腺が多く分布しています。大量に汗が分泌されるので、そこに細菌が繁殖し皮脂や垢を分解します。そのときに、足臭の原因である「イソ吉草酸」が発生しニオイが出ます。お座敷で食事をするときなどに、気になってしまうことがないように普段からケアをしておくことが大切です。まず、細菌のエサとなる足に溜まった角質は取り除いておきましょう。

    特に、細菌の格好の住みかとなる足と指の間や爪と指の間は、手の指を通すなどして丁寧に洗うようにしましょう。男性の場合はビジネス用の革靴を履くことが多いですが、革靴は通気性が悪く細菌が繁殖しやすい環境です。ニオイも籠りがちなどで、日干しをしたり靴用の消臭スプレーを使ったりするなどして、菌をしっかりと取り除く対策をしましょう。

  • ミドル脂臭
  • ミドル脂臭は、30代半ば〜50代半ばで最も強くなるといわれています。汗に含まれている乳酸を頭皮のブドウ球菌が代謝、分解することで「ジセアチル」が発生します。このジセアチルと皮脂由来の中鎖脂肪酸が混ざることで、古い油のようなニオイの「ミドル脂臭」になります。ミドル脂臭を抑えるには、頭部を清潔に保つことが重要です。

    髪を二度洗いしたり、デオドラント機能が高いシャンプーを使ったり、よくマッサージをして毛穴の汚れもしっかり落としましょう。ミドル脂臭は頭頂部や後頭部で発生しやすいので、そこを中心的にケアするとよいでしょう。

    また、頭皮のニオイが染み付いてしまった枕をそのままにしておくと、せっかく清潔にしてもまたニオイが移ってしまうので枕カバーは1週間に一度を目安に取り替えるようにしましょう。

それ以外が原因の体臭

  • 口臭
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    口臭は「生理的口臭」「アルコールやタバコ、飲食物による口臭」「病気が原因の口臭」「ストレスや不摂生による口臭」の、4つに分類することができます。

    生理的口臭
    起きたばかりのときや緊張したときなど、口の中が渇くことが原因です。食事や会話をしたり、歯磨きをすることで唾液の分泌が増えれば抑えることができます。

    病気が原因の口臭
    歯周病や虫歯などの口腔内の疾患が原因です。医師の診断を受け治療受けましょう。正しい歯磨き方法など予防法を身に付けることも大切です。

    アルコールやタバコ、飲食物による口臭
    ニオイの原因となるニンニクやニラを食べたり、お酒を飲みすぎたり、タバコを吸ったりすることが原因ですが、これらは一時的なものなのでシャワーを浴びたり、ブレスケアをするなどの対策をしたりすることで抑えることができます。

    ストレスや不摂生による口臭
    飲みすぎや食べすぎなどの乱れた生活習慣や、日々のストレスによる身体の免疫力低下が原因で起こります。病気につながることにもなりますので、運動を習慣づけるなど生活習慣を整えることが大切になります。

  • 加齢臭
  • 加齢臭の原因は「ノネナール」という脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことでできる物質です。これは男女問わず40代以降に、身体の酸化が進み、脂肪酸と過酸化脂質の分泌量が増えることで発生します。ノネナールは、肌に付着しやすい上に、水に溶けにくい性質を持っているのでシャワーを浴びたり、軽く汗を拭くくらいでは落ちません。

    毛穴の奥から汚れを落とすように、たっぷりの泡で丁寧に落としましょう。あまり強くこすってしまうと、今度は皮脂を取りすぎてしまい、不足してしまった皮脂を補おうと分泌が増えてニオイが強くなることがあるので気をつけましょう。また、加齢臭の原因である過酸化脂質は、活性酸素と体内の不飽和脂肪酸とが結びついて発生します。

    この活性酸素を抑えるためにはウォーキングや水泳などの有酸素運動や酸化を抑えるサプリメントの摂取や、ビタミン類やポリフェノールなどを多く含む食事は抗酸化作用があるので積極的にとることが効果的です。

    しかし、効果があるからといって息が上がるまで運動してしまったり、過剰摂取したりして、身体を壊しては元も子もないので、自分の身体と相談しながら、正しく対策していくようにしましょう。

  • ストレス汗臭・疲労臭
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    ストレス汗臭や疲労臭は30代〜40代以降の人に増えています。人は疲れると体内にアンモニアが増加しまずが、通常であれば肝臓のオルニチン回路の働きによって処理されます。しかし、ストレスや睡眠不足、疲労が蓄積することによって腎臓や肝臓の機能が低下し、アンモニアを上手に分解できなくなるのが原因でニオイが発生します。

    ストレスがすぐに解消できればよいですが、仕事関係のストレスなどは簡単に取り除くことが難しい場合が多いことも…。身体からのSOSだと思ってストレスからくる暴飲暴食を避け、適度な有酸素運動をするなどして、規則正しい生活を送り改善していきましょう。

  • 便秘臭
  • 腸内環境が悪化することで便秘になると、発酵ガスや腸内の便が身体中を巡ります。そうすると、皮脂や汗と一緒に身体中から便のニオイがでてしまうことがあります。原因である便秘が改善すれば便秘臭もなくなるので、食物繊維や善玉菌の働きを助けるようなものを摂取するようにしましょう。

  • ダイエット臭
  • ダイエット臭は糖質の摂取を減らしすぎるなど、無理な食事制限をすることも原因になります。糖質はエネルギーを作り出すために必要な栄養素ですが、不足すると体は糖質の代わりに脂肪を分解します。その分解は肝臓で行われますが、その作業中に「ケトン体」という物質が血液に流れます。このケトン体が汗臭さや口臭などの体臭の原因になり、すっぱいニオイを出します。

    また、バランスが良い食事が取れていないので栄養に偏りができ、身体の負担になっています。身体の基礎代謝を上げて、ダイエットをしても体臭がしない体質になるようにしましょう。

  • 病気臭
  • 何かの病気が原因で体臭が発生する場合があります。昔は嗅診というニオイで病気を判断することもあったそうです。あぶらっぽいニオイは脂漏性皮膚炎、甘酸っぱいニオイは糖尿病が原因である場合があります。ここまでに出てきた原因に当てはまるものがなかったり、今までとは違う体臭のニオイがしたら、医師の診断を仰ぐことをおすすめします。

女性特有の体臭

女性も男性も体臭が気になるのは同じですが、一般的には女性の方が男性よりもニオイに対して敏感だといわれています。また、男性にはない女性特有のニオイの原因もあります。ここでは、それぞれの原因と対策をご紹介していきます。

  • 生理
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    女性は生理前になるとホルモンの影響で皮脂の分泌が活発になります。多く分泌された皮脂が皮脂腺につまり、それが酸化することでニオイを発生させます。また、生理中はナプキンを着けなければいけないので、デリケートゾーンが蒸れます。ここが雑菌の格好の繁殖場となりニオイを発生させてしまいます。

    ニオイの発生を抑えるためには、シャワーなどでしっかり洗ったり、3時間目安でこまめにナプキンやタンポンを取り替える、月経カップを使用するなどして常にデリケートゾーンを清潔にしておく必要があります。デリケートゾーン専用の石けんも販売されているので試してみてはいかがでしょうか。

  • 貧血
  • 貧血になると体内の酸素が不足し、汗を出すために必要なエネルギーを作ることができなくなります。すると、酸素に変わる別のエネルギーが発生して乳酸が作り出されます。この乳酸がすっぱさを感じるニオイの原因となります。貧血にならないためには、鉄分をきちんと摂取することが大切です。大豆などのイソフラボンを多く含む食品を一緒に摂ることで、鉄分の流出を抑えることができます。

  • 更年期
  • 「ホットフラッシュ」という更年期特有の症状があります。自律神経のバランスが崩れ、汗をかきやすくなることで、アンモニア臭を発生させることがあります。体温調節をこまめできるようにすることで予防しましょう。急になんの前触れもなく汗が吹き出してきたときは、腹式呼吸をすることで症状を和らげることができます。また、ゆっくりとお湯につかって半身浴をすることも効果的です。

体臭のセルフチェックをしてみよう

体臭があるかどうかは、日中に着た服やパジャマで確認することができます。まず、入浴する前に脱いだ服をビニール袋に入れておきます。次に、そのまま入浴をして身体をきれいにします。このときに、浴室の水蒸気が嗅覚をリセットしてくれます。入浴後に、ビニール袋のニオイを嗅いでみましょう。そのニオイが周りの人が嗅いでいるあなたのニオイになります。

汗・皮脂が原因の体臭の基本の体臭対策法

デオドラント剤や制汗剤を使う

体臭の原因である皮膚常在菌は外的刺激から身体を守ってくれる役割もありますが多すぎてもよくありません。体臭が気になる場合は細菌の増殖を抑えるデオドラント剤や制汗剤を使うようにしましょう。

衣類のケアをする

こまめに下着を取り替えたり、肌を清潔に保ったりしていても、洗いたての衣類がニオイの原因になっていることがあります。下着など、衣類の繊維に入り込んだ細菌は、普通の洗剤ではなかなか落とせません。この落としきれなかった細菌と汗が混ざることで体臭を発生させます。

ニオイが気になる衣類は、酸素系漂白剤を40度以上のお湯に漬け置きすると1〜2時間くらいで殺菌することができるので効果的です。

汗・皮脂の量を減らす

毎日入浴するようにし、身体をたっぷりの泡でやさしく洗い肌を清潔に保ちましょう。汗を細菌が分解してニオイを発生させるまでには1〜2時間ほどかかるので、その間に汗を拭き取ることで体臭を抑えることができます。また、衣類に染み込んだ汗が分解される前に、こまめに着替えをすればニオイは抑えられます。

自分の体臭の原因を見極めて対策をしましょう

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いかがでしたか?体臭には様々な原因があり、対処法も体臭によって違うということが分かりました。特に女性特有の体臭の原因は避けては通れないものが多いので、うまく対策しながら体臭と付き合っていけるといいですね。


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