おならが臭いのは便秘のせいだった!?原因と改善方法を徹底解説!

生理現象のひとつである「おなら」ですが、「最近頻繁におならが出るようになった」「便秘気味かも」「以前よりもおならが臭くなった」と密かに悩んでいる人もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、妊婦や赤ちゃんなどに見られがちな、おならが臭くなる原因と改善方法についてご紹介します。

便秘 おなら 臭い

2018年11月07日更新

ニオイ/体臭対策

Yukari (フェリーチェ編集部)

  • fb
  • line

[1]便秘とおならの関係

便秘 おなら 臭い

おならは生理現象のひとつなので健康な人でも出るものですし、おならをすること自体に問題はありません。健康的な人のおならはほとんどニオイはなく、おならが頻繁に出たりニオイがきついと感じる場合、身体の中で何らかのトラブルが起こっている可能性があります。ここでは、おならが臭くなる原因について確認していきましょう。

おならが臭くなる原因は?

ではどうしておならは臭くなるのでしょうか?考えられる原因をいくつかご紹介しますので、ご自身の状態と比較しながら確認してみましょう。

  • 腸内環境
  • 腸内環境が良い状態で保たれていると、食べたものの栄養素や水分はしっかり小腸で吸収され、残った食べ物のカスや剥がれた胃粘膜、腸内細菌などが大腸へ送られてやがて便となって排出されます。ですが、腸内細菌のバランスが乱れ悪玉菌が優勢な状態になってしまうと、大腸で便が滞ってしまう「便秘」を引き起こします。便秘は悪玉菌から出る毒性物質によって腸管が麻痺してしまい、大腸の蠕動運動を鈍らせます。

    それに善玉菌が優位の状態のときは、下痢になってしまうこともあります。悪玉菌が作る有害物質を早く体外に排出しようと働くため、蠕動運動が活発になりすぎてしまうことで、大腸で水分がうまく吸収されないため便が柔らかくなってしまうのです。この状態が続くと、本来必要な善玉菌まで一緒に流されてしまうので、さらに腸内環境が悪化してしまいます。

    このように、腸内環境が乱れることで便秘や下痢といった症状が起こってしまい、腸内ではアンモニアや アミンなどといった腐敗物や有害なガスが発生してしまいます。これが臭いおならや便の原因なのです。またこの有害なガスや腐敗物は腸粘膜の毛細血管から全身に回ってしまうため、皮脂や汗と一緒に排出されるため、体臭や肌荒れの大きな要因となります。

  • 病気
  • 便秘が悪化すると、場合によっては激しい腹痛や発熱、吐き気やめまい、嘔吐などの症状を引き起こすケースがあります。疑われる病気としては、大腸がん・直腸がん・腸閉塞などが上げられますが、激しい腹痛などと合わせて臭いおならがよく出るといった症状が現れやすいのが特徴です。腹痛や吐き気などはもちろんですが、おならのニオイが臭いと違和感を感じたら、一度医療機関を受診することをおすすめします。

  • 食事の量とバランス
  • 便秘 おなら 臭い

    便秘やおならのニオイには、食事の量やバランスが大きく影響します。注意すべきポイントは、バランスのとれた食事であることです。

    野菜の量が少ない
    大好きなお肉ばかり食べている
    揚げ物が多い
    香辛料を使った料理が好き
    甘いものは欠かせない
    外食が多い

    このような食事はすべて悪玉菌が好む餌となりやすいものばかりなので、複数当てはまる人は要注意かもしれません。また、ダイエットだからといって食事の量を減らしすぎても、腸の蠕動運動が鈍くなってしまい便秘の原因にもなりますので、適度な量とバランスのとれた食事をきちんと3食摂取することが大切です。

  • 水分不足
  • よく汗をかく人や水を飲む量が少なかったりすると、身体の中の水分量が不足してしまい便が硬くなり排出されにくい状態になってしまいます。便が排出されないということは、本来身体の外に排出されるはずの毒素などの排出物が腸内に留まるということになります。これによって体内に腐敗した毒素が溜まり弁やおならが臭くなってしまうのです。

    便秘が気になる人は、朝起きたときにコップ1杯の水や牛乳を飲むと、腸が刺激されて排便が促されやすくなります。1日にコップ7〜8杯程度は水分を摂るようにすると良いでしょう。

  • 運動不足
  • 便秘 おなら 臭い

    食べたものは小腸から大腸へ移動し、食べ物の残りカスや剥がれた胃粘膜、腸内細菌は便として身体の外へ排出されます。この働きを「蠕動運動」と言いますが、運動不足が続いて身体の筋力が衰えてくると、蠕動運動を支えているはずの筋肉の「腹筋」が低下してしまいます。そのため腸の働きが鈍ってしまい、便秘になりやすい状態になってしまうのです。

[2]おならが多くて臭い!原因はこれだった!?

妊娠してから「おならが頻繁に出る」「以前より臭い!」そんな風に感じたことがある人や、「赤ちゃんのおならの臭さに驚いた」という経験がある人もいらっしゃるのではないでしょうか?ここでは、妊婦や子供・赤ちゃんとおならの関係についてご紹介していきます。

妊婦

便秘 おなら 臭い

妊娠するとおならが増えたり、ニオイが臭くなったと感じる妊婦さんは結構多いようです。どういった原因が考えられるのか参考にしてみましょう。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 妊娠中は、赤ちゃんの成長を促すために黄体ホルモンが増加し、身体の中の環境を整えるという現象が起こります。これにより、ホルモンバランスに変化が起こり自律神経に影響が出ることがあるのです。

    例えば、交感神経が優位になりやすいためイライラしたり感情的になったりする症状が出る場合があるのですが、この時同時に腸の蠕動運動が鈍くなるため、便などの内容物が腸内に停滞しやすくなります。すると、体内にガスが溜まりやすくなるためおならが出やすくなったり、腸内の便の腐敗が進むためおならが臭くなったりするのです。

  • 子宮が腸を圧迫
  • 赤ちゃんの成長が進むにつれて、妊娠中期・後期になってくると子宮はどんどん大きくなり、腸は圧迫されてしまいます。圧迫された状態の腸の中は狭くなりますし、便などの内容物の動きが制限されてしまうため便秘になりやすくなります。便秘になると、腸内に便が滞留するためガスが溜まりやすくなるためおならの回数が増えたり、おならが臭くなる傾向にあるのです。

  • 骨盤の緩み
  • 子宮が大きくなると少しずつ骨盤も広がっていきます。骨盤の広がりによって、大きくなったお腹や子宮を支えることができるため、出産しやすい状態の身体に変化していくのですが、人によっては骨盤が緩みすぎてしまう場合があります。骨盤が緩みすぎると内臓が下がってしまうため便秘になってしまうことがあります。便秘になればガスが溜まりやすくなったり、腸に溜まった便の腐敗によっておならが臭くなってしまうのです。

  • 便秘
  • 妊娠中は子宮が大きくなるにつれて膀胱が圧迫されるのでトイレが近くなります。そのため、水分摂取を控えめにされる人がいますが、妊娠中は羊水に水分が必要だったり、赤ちゃんに送る血液量が増えたるため妊娠前よりも多く水分が必要となります。水分が足りない状態になると、便がコロコロと硬くなって便秘になりやすくなりますので、水分補給はこまめにするようにしましょう。

子供(赤ちゃん・乳児)

便秘 おなら 臭い

小さな身体の子供や赤ちゃんが、1日に何度もおならをしたり、そのおならのニオイがとても臭かったりしたら、どこか悪いのではないかと心配になりますよね。子供のおならの回数やニオイが気になった場合は、まず以下のようなことを気をつけてあげましょう。

  • 便秘・下痢
  • 赤ちゃんや子供でも、水分量が少なかったりすると便秘になってしまう場合があります。便秘になれば、大人の症状と同じでお腹の中にガスが溜まってしまい、便も腐敗が進むためおならはどんどん臭くなります。

    子供の場合は、外で排便をすることを嫌がって我慢したり、水分不足によって便が硬くなり、上手く排泄できずに肛門が切れてしまったりすることがあります。便秘や下痢を繰り返してしまう場合などは、善玉菌を増やしてくれる野菜や果物、ヨーグルトなどを積極的に食べるようにして腸内環境を整えてあげましょう。

  • 食事
  • 日頃の食生活もとても大きく影響します。肉や魚などの動物性タンパク質ばかりを摂取していると、おならは臭くなりますし、かと言って豆腐や納豆などの植物性タンパク質ばかりを過剰に摂取していると、肉魚ばかりを食べたときと同じように臭いおならの原因となります。

    他にもニオイの強い食品(ニラ・ネギ・ニンニクなど)や、揚げ物などの油を多く使った料理も臭いおならの原因になります。身体の中から健康な状態を維持するためには、大人と同様に野菜を中心としたバランスのとれた食品を満遍なく食べることが大切なのです。

  • 胃捻転
  • 言葉を発することができない赤ちゃんや乳児がぐずっている場合、胃や腸の病気という可能性もあります。ミルクを飲んだ後にゲップが上手く出せなかったり、お腹がパンパンに張っていたり、便秘が続いておならが頻繁に出ているといった症状が見受けられる場合には、「胃捻転」という病気を疑った方がいいかもしれません。

    胃捻転は胃がねじれてしまう病気で、腹部が膨張したり腹痛・嘔吐といった症状が出てきます。乳児期によく見られる病気ではありますが、成長とともに自然に治るといわれています。縦抱きをしたり、身体の上体を起こして寝かせてみるなどしてゲップを促したり、綿棒で肛門を刺激しておならや便意を誘発させてみるなどして様子をみてもお腹の張りの改善が見られないようであれば、一度小児科を受診することをおすすめします。

[3]どんな対策が効果的?

便秘になることでおならの回数が増えたりニオイが臭くなったりすることが分かりましたが、では便秘を改善するためにはどのような対策をすればいいのでしょうか?ここでは、すぐに取り組めるおすすめの対策方法をご紹介します。

食事の見直し

便秘 おなら 臭い

便秘を気にされている方に積極的に取り入れていただきたい食材として「食物繊維」があります。便に適度な水分を蓄えてくれますし、食物繊維は消化されにくいので便の量をカサ増しさせて排便を促してくれます。

  • 食物繊維を多く含む食材
  • ごぼう
    たけのこ
    きのこ類
    海藻
    こんにゃく
    果物
    穀物など

    毎日の食事を見直すことは便秘解消の1番の近道かもしれません。ぜひ試してみましょう!

腸内環境を整える

腸内環境が良い状態とは「善玉菌2割・悪玉菌1割・日和見菌7割」という状態を保つことだといわれています。

  • 善玉菌
  • 代表的なものに乳酸菌とよばれるアシドフィルス菌やビフィズス菌があります。悪玉菌の侵入や増殖を防いだり、腸の蠕動運動を促してお腹の調子を整えてくれる菌。

  • 悪玉菌
  • 病原性大腸菌や黄色ブドウ球菌などによって、町内で有害物質を作ります。悪玉菌が増えすぎると便秘や下痢などになりお腹の調子が悪くなります。

  • 日和見菌
  • 善玉菌と悪玉菌の優勢(数か多い)な方に味方して作用する菌。

    腸内環境が正常に働いていると、消化吸収機能と病原菌などから身体を守る免疫機能が活発になります。健康な腸内環境をキープするためには、善玉菌を優勢にしたバランスを保つことが大切です。善玉菌を多く含む食品を積極的に摂取するなど、毎日少しずつの意識と継続することが最も効果的と言えます。

善玉菌を含む食品

  • 食物繊維
  • 水溶性食物繊維…腸内にある有害物質の排出を促す
    りんご・こんにゃく・海藻など

    不溶性食物繊維…水に溶けにくく腸に留まる、糖質の吸収をやわらげる
    ごぼう・大根・たけのこ・きのこ類・玄米など

  • オリゴ糖
  • ガラクトオリゴ糖…整腸作用の働きがあるビフィズス菌の増加を助長する
    牛乳・母乳など

    フラクトオリゴ糖…ミネラルの吸収を助け、お腹の調子を整える
    玉ねぎ、ごぼう、アスパラガスなど

    大豆オリゴ糖…腸の働きを活発にする
    大豆・大豆製品など

  • 乳酸菌
  • 発酵食品に多く含まれる乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やす働きをします。
    動物性乳酸菌・・・ヨーグルト・チーズなど
    植物性乳酸菌・・・みそ・キムチ・漬物など

  • グルタミン
  • 腸内に不可欠なエネルギー源であるグルタミンは、不足すると免疫が低下したり腸内にウイルスや細菌が侵入しやすくなるため、病気にかかりやすい状態になってしまいます。

    グルタミンが多く含まれる食品・・・肉・魚・大豆・卵など

    このように善玉菌を作る材料となる乳酸菌を多く含む食品を意識して選んでみると良いでしょう。食事が不規則であったり、思うように摂取が難しい場合は、健康補助食品やサプリメントなどを使って栄養素を補うことも効果的です。

水分補給

便秘 おなら 臭い

体内の水分が不足してしまうと、便が硬くなってしまったり排便がしにくくなってしまいます。便秘に悩んでいる方は、こまめに水分補給することが大切です。特に朝起きて最初にお水(白湯)を飲むと、腸の蠕動運動を刺激するので硬くなった便がほぐれやすくなる効果も期待できます。

適度な運動

便秘 おなら 臭い

便秘解消のためには適度な運動をすることが大切です。ですが、激しすぎる運動では疲れやストレスを溜めてしまう場合もあり逆効果になってしまうケースもあります。手軽ですぐにでも始められる、便秘解消におすすめな運動をご紹介します。

  • ウォーキング・ジョギング
  • 蠕動運動を活発にする効果が期待できる運動として、有酸素運動が上げられます。目安は1日に20〜30分程度が理想とされています。有酸素運動は副交感神経のリズムも整える効果が期待できるので、ぜひおすすめしたい運動のひとつですが、忙しくて時間の確保が難しいという方は、毎朝の通勤で一駅前で電車を下車して歩いてみるのがおすすめです。

  • ストレッチ
  • ストレッチは腸を刺激しつつ自律神経の状態を整える効果が期待できます。お腹・腰・股関節のストレッチを取り入れるだけで、便秘解消にとても効果的と言えます。

  • 腹筋
  • 腹筋運動は、蠕動運動を活発にするためにとても効果的です。階段の上り下りや、腰をひねったりするだけでも腹筋は鍛えられますし、腸を外側から刺激できるので便秘解消に期待ができます。

  • ドローイン
  • ドローインとは、息をフーと吐きながらお腹を大きくへこませる運動のことを言います。誰でも手軽にインナーマッスルを鍛えることができるため、蠕動運動を活発にし便秘解消の期待ができる運動のひとつです。

ストレスを溜めない

交感神経と副交感神経は自律神経によってバランスが保たれています。そのため、ストレスによって自律神経が乱れてしまうと、消化器官を動かしている副交感神経の働きが弱くなってしまい、排出のリズムに影響を与えてしまうことがあります。ですから、疲れやイライラなどのストレスを溜めないことは便秘解消のために大切なことだと言えます。

早寝早起き

便秘 おなら 臭い

便秘を改善するためには、規則正しい生活習慣を身に付けることが大切です。特に早寝早起きで質の良い睡眠を取ることが大切です。理想は0時よりも前に寝る日を増やすことです。人の身体は0時頃からリラックス作用を促すとされる副交感神経が働き始め、身体は休息の状態に入ります。ですから、身体のリズムに合わせて眠りにつくことで、腸の状態を健康に整えてくれる効果が期待できるのです。

マッサージ

腸のマッサージも便秘解消に効果が期待できます。仰向けの状態になってお腹と背筋をしっかり伸ばした状態で、おへその周りにのの字を書くように時計回りに2〜30回ほど優しくゆっくりとマッサージをします。また腹部や腰を温めるのも効果的です。腸への血流が増加することで腸の働きが良くなり、排便が促される効果が期待できます。腹巻きやカイロなどを使って温めたり、入浴時に湯船に浸かって温めると効果的です。

[4]腸内環境を改善して健康的な身体を手に入れよう

腸内環境を良好に保つためには「腸を整える生活習慣」を維持することが大切です。このためには、十分な睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事、といった「規則正しい生活リズム」が必要となります。毎日の少しの気遣いや努力で、腸内環境を整えて健康的な身体を手に入れましょう!

  • 関連するキーワード