あなたはどれくらい知ってる?ボジョレー・ヌーボーの話

いまや「ワインのお祭り」として、すっかり11月の風物詩となっているボジョレー・ヌーヴォー。でも、なぜ11月第3木曜に解禁なのか?、普通のワインと何が違うのか?などを明確に説明できる人って意外と少ないのではないでしょうか。ボジョレー・ヌーヴォーの歴史からおすすめのボトルまで、魅力をたっぷりお伝えします♪

2019年01月11日更新

香りフードドリンク

milly   FELICE ライター

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[1]ボジョレー・ヌーヴォーとは?


フランス語で、「Beaujolais(ボジョレー)」は、ボジョレー地区、「nouveau(ヌーボ)」は、「新しいこと・新しいもの」を指します。つまり、ボジョレー・ヌーボーとは、「ボジョレー地区の新酒」という意味なのです。また、今では全世界の人々が解禁日に一斉に新酒を楽しむ…ということで、ボジョレー・ヌーボー=「ワインの新酒のお祭り」として知られています。

[2]なぜ、11月に解禁なの?


ボジョレー・ヌーヴォーは、フランスで一番最初にできあがる新酒です。もともとは、ボジョレー地区の収穫祭を祝うための新酒でしたが、収穫後にすぐに飲めるワインであることから、世界中で人気に火がつきました。
そのため、各ワイナリーは競ってどこよりも早く販売しようとし、質の良くないワインまで出荷されるようになりました。そこで1967年、見かねたフランス政府が、ワインの品質を下げないために解禁日を定めたのです。

初めはボジョレー地区の新酒ができあがる時期に合わせた11月11日でしたが、その後15日に変更されました。しかし、解禁日を日付で決めると年によって曜日が変わり、流通業者やワインショップ、レストランなどの営業していない日曜日に当たる場合があるため、1984年より現在の解禁日(11月第3木曜日)に定められたのだそうです。

[3]ボジョレー・ヌーヴォーの特徴って?

1.フルーティでさっぱりとした口当たり♪苦味や渋みが苦手な人にも。

ボジョレー・ヌーヴォーの製造工程はほかのワインとは少し変わっています。
一般的なワインは、収穫したブドウを樽やタンクに入れてじっくり熟成させますが、ボジョレー・ヌーヴォーは「マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸潤法)」という特殊な方法を用いて短期間で仕上げています。

それは、収穫したブドウを、密閉式のステンレスタンクの中に入れ、ブドウのアルコール発酵によって発生した炭酸ガスの中に数日間置く、というものです。
この方法でワインをつくると、短時間であざやかな色素の抽出ができる上に、ブドウの種に含まれる「タンニン」という渋み成分が少なくなります。よって、フレッシュで軽い飲み口のワインに仕上がるのです♪

2.冷やすことでおいしさがひきたつ

通常赤ワインは常温で、白ワインは冷やして飲むほうがおいしいとされています。ボジョレー・ヌーヴォーは赤ワインでありながら、10℃~13℃くらいに軽く冷やすとフレッシュさが際立ち、最も美味しく飲むことができるといわれています。
冷蔵庫で1時間くらい冷やすだけでもOKですが、水を張ったワインクーラーに氷を少なめに浮かべてボトルを浸せば、10分ほどで「ひんやりヌーヴォー」が出来上がりますよ♪
ちなみに私もよくこの方法を使ってます。見た目的にもおしゃれで、パーティーでサーブする前にテーブルに置いておくにも素敵です。

3.軽めの食事と相性が良い♪


収穫から2ヶ月ほどしかかけないで醸造されたボジョレー・ヌーボーは、渋みが少なくどんな料理にもよく合います。
だから、パーティーに出てくるサラダやフィンガーフードと相性ピッタリ!大勢でワイワイいいながら飲むのに適してます♪

4.赤ワインとロゼのみ。白はない。

ボジョレー地区で作っている白ワインは「ボジョレー・ヌーヴォー」として”販売できない”と法律で決まっているため、白ワインの「ボジョレー・ヌーヴォー」はありません。でも、ボジョレー地区に隣接するマコン地区というところでは白ワインの新酒が販売されていて、「マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー」と呼ばれるものがありますので、白ワインの新酒が飲みたい!という方にはおすすめです!

[4]オススメのボジョレー・ヌーヴォー

2018年のボジョレーはもう終わってしまいましたが、おいしかったなぁと思うおすすめはワインこちら。

ボジョレーヌーヴォー2018/ジョルジュデュッフッフ


出典 suntory.co.jp/wine/special/kaikin/

果実味豊かで、フルーティな味わい♪渋みや酸味が少なくとても飲みやすかったです。ワイン初心者な方にもオススメ。私はワイン好きなので、どちらかというと重めの渋い赤ワインが大好きですが、ボジョレーの軽やかでフルーティーな味も好き。中でもこのジョルジュデュッフッフのボジョレーヌーヴォーは口当たりが良くて飲みやすかったです。
毎年11月になると様々なボジョレーが登場します。アパレルブランドとコラボをしたりと、ワイナリーとブランドのタイアップ商品などはレア感もたかまります。ぜひ、2019年11月には、ボジョレー・ヌーヴォーを要チェックです!

[5]知ると楽しいお酒の知識♪

毎年11月になると話題になるボジョレー。みんなお祭りみたいに楽しく飲んでいるけれど、ちょっとその背景を知っているとより楽しく味わえます♪
残念ながらもう今年のボジョレーは終わってしまいましたが、ここまで読んでくださったみなさんなら、来年の11月には胸を張って、ボジョレーの特徴や解禁日についての豆知識を飲みながら周囲に説明できることでしょう。

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