フランス最古のキャンドルメーカー『CIRE TRUDON(シール トゥルドン)』

フランス最古の歴史を誇る老舗のキャンドルメーカー『CIRE TRUDON(シールトゥルドン)』をご存知ですか? 350年以上にも及ぶ歴史あるこのブランドのキャンドルは100%植物由来成分で出来ており、今もなお職人の手作業で作られています。今回は『CIRE TRUDON(シールトゥルドン)』の歴史とブランドを代表とするクラシックキャンドルシリーズから私のお気に入りの香りをご紹介します。

2019年03月01日更新

アロマ

ゆっきー  FELICE ライター

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[1]『CIRE TRUDON(シールトゥルドン)』ってどんなブランド


出典 belavista1989.com/cire_trudon.html

CIRE TRUDON(シールトゥルドン)は1643年に創業した、フランス・パリで最古の歴史を誇るロウ製品のメーカーです。

CIRE TRUDON(シールトゥルドン)はその350年以上の歴史の中でルイ14世に愛され、王室、ベルサイユ宮殿や多くのフランスの教会にキャンドルを供給してきました。

Saint-Rochchaurch(サンロック教会)では1643年以来、今も変わらずそのキャンドルが灯っています。

[2]『CIRE TRUDON(シールトゥルドン)』の歴史

ルイ14世の時代、1643年にCLAUDE TRVDON(TRUDON)クロード・トゥルドン(トリュドン)氏によりフランス・パリのサントノーレ通りに創業しました。

創業時は食品店としてスパイス等を売りながら手作りで作られていたキャンドルですが、試行錯誤をし努力を重ねやがて自社工場を作り、後に息子が後継者となってキャンドル商人となります。

その後TRVDON一家のキャンドルは高い技術力が認められ、フランス皇帝ルイ14世に献上するまでに。ベルサイユ宮殿への供給、王妃マリー・テレスのおかかえ人にもなりました。
その優れた品質を持つキャンドルはあっという間に世界中に広まり、その優れた品質のキャンドルは現在にも変わらず受け継がれています。

[3]『CIRE TRUDON(シールトゥルドン)』キャンドルの特徴


出典 belavista-since1989.com/?mode=grp&gid=1121447

原材料は100%天然由来成分(植物性ワックスとビーワックス)のみを使用し、ワックス(蝋)は純度の高い真水で洗われることによって真っ白に仕上がります。
灯心は、細く品質の高い100%コットンを使用しているため、燃焼にはムラがなくパチパチという音もしない静かな炎を灯し、すすも煙も出ず身体に優しいキャンドルです。

華やかな貴族社会や歴史からインスパイアされた優雅で豊かな香りは自然から蒸溜されたエッセンシャルオイルで付けられており、それぞれの香りに合わせてイラストレーターのローレンス・マイノットが描いたイラストをアイコンとして使用しています。

実際に使用してみると、炎が強くなったり弱まったりせず一定に優しい光と香りが拡散され、灯している時も、灯していない時もいい香りがするので頻繁にキャンドルに鼻を近づけたくなりました。

ガラス容器は雰囲気のある深い緑の色合いが特徴でAstier Villatte(アスティエド ヴィラッド)によって考案されたイタリア製の手吹きガラスでできています。
ガラス内の小さな気泡が光を拡散させ緑色の濃さが所々違う事にも気付き、ずっと眺めていられるようなガラスそのものも美しさと、微妙に形が不揃いな事も一つ一つ手作業で出来ている手作りの温もりを感じます。

正面に飾られた金のTRUDONのエンブレムは繁栄と品質に貢献してくれた蜂への敬意からハチの巣のシンボルと王室御用達の証としてルイ14世の紋章がほどこされ、シックなシルエットはインテリアとしても素敵です。

出典 belavista-since1989.com/?mode=grp&gid=1121447

『CIRE TRUDON(シールトゥルドン)』展開アイテムは?

クラシックキャンドル24種類(フランスの芸術思想や歴史上の人物をコンセプトにしている)以外にもマリーアントワネットやカメオを型どったキャンドルや、ルームスプレーを展開。
2017年からフレグランスも発売となりました。
2019年1月現在フレグランスは5つの香りを展開しています。

>>公式ホームページはこちら

CIRE TRUDON(シールトゥルドン)はどこで購入できるの?

日本国内には直営店はないので新宿伊勢丹、GINZA SIX、BARNEYSNEWYORK、その他セレクトショップや楽天、アマゾン等ネット通販で購入できます。

>>GINZA SIX 公式サイトはこちら
>>BARNEYS NEWYORK 公式サイトはこちら

[4]『CIRE TRUDON(シールトゥルドン)』お勧めのキャンドル


出典 heroomtage.shop-pro.jp/?pid=85586432

CIRE TRUDON(シールトゥルドン)キャンドルを代表する深緑の器が特徴の、クラシックキャンドルは24種類の香りを展開していますが、今回はその中から私の愛用している香り3種類をご紹介します。

TRIANON(トリアノン)


出典 heroomtage.shop-pro.jp/?pid=85586432

王妃マリー・アントワネットが過ごしたベルサイユ宮殿で最も愛した場所「トリアノン庭園」にオマージュしている香りだそう。
火を灯す前の香りを嗅いでみると第一印象はヒヤシンス、シクラメンの甘い花々の香りがしてとても女性的な印象でした。実際に火を灯しても期待を裏切らないフローラルな香りが部屋に広がります。

私はフレグランスだとこのフローラル調の香りがあまり得意では無いのですが、キャンドルで優しく香る位が好きです。
この花々の甘い香りを何処か落ち着きのあるものにしているのはきっと、ガルバナム(昆虫が葉や枝を気傷つけた時に出る樹液の精油)のウッディーで深みのある香り。初めから感じる香りではなく、時間と共に感じられます。火を灯す前には花の香りに隠れてしまって気付かなかった香りです。

これは昼間ではなく夜の「トリアノン庭園」なのかなと思えるような、花々と土の情景をイメージできるそんな香りです。
夜ゆっくりとお風呂に入る時、ドレッサーの前でスペシャルケアをする時、そんな時に灯したい特別な香りです。

■香調:フローラル フレッシュ
Head:ガルバナム、シクラメン
Heart:ヒヤシンス、ホワイトフラワー
Base:ムスク

Proletaire(プロレタリア)


出典 heroomtage.shop-pro.jp/?pid=85586432 )

プロレタリアは世界の労働者の日や勤労感謝の日のお祝いにちなんだ「スズランの花」をあらわしています。
フランスでは5月1日はメーデー(国民の祝日)で大切な人に1年の幸運を祈って「スズラン」を贈る日です。

このキャンドルは、火を灯す前の香りは、スズランの花に朝露が付いているようなフローラルでほんの少しフレッシュでグリーンっぽい、春の朝のような香りがします。スズランの花をまさに鼻先で嗅いでいるようです。

しかし、面白いのは火を灯した後。火を灯すと香りが大きく変化し、まるで季節が変わったかのようです。火を灯すと花のフローラルさが薄れアイビーやペッパーなどのグリーンの香りが心地よく広がります。

香りが強くないので人が多い場所でほのかに香らせたり、食事の席でも使用しやすい香りだと思います。

■香調:ムスキー グリーン フローラル
Head:ホワイトペッパー、ヤングアイビー
Heart:スズラン、朝露
Base:ムスクの木

ERNESTO(エルネスト)


出典 heroomtage.shop-pro.jp/?pid=85586432

私が最も好きな香りがこのエルネストです。
「エルネスト」はキューバ ハバナ島のホテルに滞在していた作家の“ヘミングウェイ”や革命家“チェ・ゲバラ”をイメージしている香りです。
作家と革命という対照的な2人のようですが、その生涯には共通点も多い歴史上の人物です。2人ともファーストネームがErnestというところから付けられました。

キャンドルに鼻を近づけて、胸いっぱいに香りを吸い込むとラムの甘さとクローブ、タバコ、レザーの香りが1番に感じ、まるでアンティークのインテリアショップに居るような年月を重ねた、どしっとした重厚感のある香りを感じます。

火を灯すと強さと気だるさ、包み込む甘さとほんの少しグレープフルーツの爽やかなエッセンスが効いています。
これがフレグラスなら男性的な香りだと判断してしまいそうな要素の香りが使われてますが、キャンドルになると優しさと強さの両方を合わせるユニセックスな香りとなり、カップルで楽しめる香りだと思います。
灯す前と灯した後にあまり変化は感じられないので、購入するとき好みの直感を信じてみて下さい。

3つの香りの中ではキャンドルを炊き終わった後も1番長い時間香りが残ると思います。

■香調:ウッディ スパイシー アンバー
Head:ラム、グレープフルーツ、ベルガモット
Heart:クローブ、オーク、パチュリ、ラバンダム
Base:タバコ、モス、レザー、アンバー

[5]『CIRE TRUDON(シールトゥルドン)』のキャンドルで心を豊かに

CIRE TRUDON(シール トゥルドン)のキャンドルは、美しい箱の蓋を開けた瞬間から香りが広がりこのブランドがもつ350年以上もの歴史の旅が始まります。火を灯すまでの間もシックなガラスの器が私たちを楽しませ、そして火を灯した瞬間、香りの物語り幕を開けるのです。

始めはSNSやセレクトショップで見て何となく可愛いから、有名だからといった理由で手に取ったこのCIRE TRUDON(シール トゥルドン)というブランドですが、ルーツやバックグラウンドを知れば知るほどに自分の中に消化して馴染んできた気がします。

優しい炎の揺らめきと空気の間にすっととけ込む澄みきった香りが心までも豊かにしてくれる、そんな魅力的なキャンドルを皆さんにも楽しんで頂きたいです。

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