ルイヴィトンの香水14選!70年ぶりの新作フレグランスと男女別の香水の魅力をご紹介♡

世界的に有名なブランドである「ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、2016年に新作フレグランスコレクション「レ・パルファン ルイヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)」を発表しました。70年ぶりの新作香水の発表に大きな話題を呼んでいます。今シリーズは、「旅」をテーマにしており、ルイヴィトン初となるメンズ香水の発売にも注目が集まりました。今回は、全14種類の香水の香りについて紹介します。

2019年03月01日更新

香水/フレグランス

chihori (felice編集部)

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[1]ルイヴィトンのフレグランス

ルイヴィトンと聞いて、フレグランスの印象を持つ人は少ないかもしれません。ルイヴィトンが最後に香水を作ったのは70年前で、そのアイテムも現在は生産されていないため、幻のアイテムとなっているのです。

ルイヴィトンには165年前にルイ・ヴィトンによって設立したブランドです。その歴史と、かつて存在したフレグランスについて紹介します。

ルイヴィトンの歴史

ルイ・ヴィトンは1821年にフランスで生まれ、14歳のときにパリへ向かい、荷造り職人としての道を歩み始めます。実力をつけたヴィトンはフランス皇室から注文を受けるほどの職人へと成長を遂げていきました。


出典 jp.louisvuitton.com

ヴィトンは荷造り職人として働いていましたが、1854年に平蓋トランクを考案したことからブランドを設立します。防水加工をされた軽量のトランクは瞬く間に人気を博し、ブランドは急成長を遂げることとなりました。

ルイヴィトンというブランドが世界に評価されるようになったのは、二代目のジョルジュ・ヴィトンの時代です。1885年にヴィトン社はロンドンに店舗を構え、現在も看板商品として人気を博している「ダミエ・ライン」の販売を始め、1982年にはハンドバッグの販売が始まりました。

その後「ダミエ・ライン」のコピー対策として考案された「モノグラム・ライン」がブランドのアイコンとなりました。

1997年からルイヴィトンはブランド初のアパレルラインをスタートさせます。さまざまな現代アーティストとのコラボレーションにより、モード界のトップに君臨することとなります。

かつて存在した幻のフレグランス

ルイヴィトンが最初に香水を発売したのは1927年です。「Heures d’Absence (ウール・ダブソンス)」と名付けられたこの香水は、「存在しない時間」という深い意味を持ちます。ロンドン店のオープニングを記念して限定300個で作られました。

2つ目の香水は「Je, Tu, Il(ジュ・チュ・イル)」という名前で、1928年に発売されます。「わたし、あなた、彼」という意味で、タイトルから物語が作り出せそうなドラマチックな商品です。

そして、1946年に3つ目の香水「Eau de Voyage (オー・ドゥ・ヴォヤージュ)」が発売されます。この香水は1980年にも限定発売されましたが、それ以降再販されることはありませんでした。

これらの3つのフレグランスは、現在サンプルも残っておらず、その香りがどのようなものなのか知ることは非常に困難です。幻のフレグランスとなった3種類の香水の記録だけを残して、その後70年間、ルイヴィトンから香水が発売されることはありませんでした。

[2]70年ぶりの新作フレグランス「レ・パルファン ルイ・ヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)」

70年の沈黙を保ってきたルイヴィトンの香水ですが、2016年に新作フレグランス「レ・パルファン ルイ・ヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)」が発売されることになります。

どの香水も3万円を超える非常に高価なものですが、それだけルイヴィトンのこだわりと、質の高さを伺い知ることができます。

マスター調香師のジャック・キャヴァリエ氏は世界三大調香師と名高い人物で、これまでにもブルガリなどのブランド香水を手がけてきました。


出典 jp.louisvuitton.com

キャヴァリエ氏は2012年からルイヴィトンの香水の開発を始め、4年の歳月をかけて「レ・パルファン ルイ・ヴィトン」を作り上げました。どれも個性的でありながら、使う人の生活にしっくりと馴染むルイヴィトンらしいフレグランスになっています。

テーマは「旅」

「レ・パルファン ルイ・ヴィトン」のテーマは「旅」です。キャヴァリエ氏が世界中を旅行して得たインスピレーションをもとに作り上げました。

このテーマが選ばれたのは、ブランド創始者であるルイ・ヴィトンが旅の必需品である旅行用トランクの荷造り職人として名を馳せたこと、そしてヴィトン社の始まりが旅行用鞄のブランドであったことなど、ルイヴィトンというブランドの発展に「旅」というテーマは欠かせない要素だったからです。

常に新しい場所へ旅に出る旅行者に寄り添ってきたルイヴィトンならではのテーマです。

レ・パルファン ルイ・ヴィトンのレディース香水


出典 jp.louisvuitton.com

「レ・パルファン ルイ・ヴィトン」には、9種類のレディース香水が存在します。2016年に誕生した7種類、そして2018年に新たに2種類が追加されました。

どのフレグランスも、凜とした女性の気高さと可愛らしさ、気品を感じることのできる香りで、これまでにない個性を持つものばかりです。バラエティに富んだ9つのフレグランスを紹介します。

1.Rose des Vents(ローズ・デ・ヴァン)


「ローズ・デ・ヴァン」は「風のバラ」と訳され「風配図」を意味しています。「風配図」とは、ある場所のある時間における風向きや風速を表した図のことで、その地点の風の特徴を掴むために使用されるものです。

風配図は旅のシンボルとされています。
ローズ・デ・ヴァンは調香師のキャヴァリエ氏の思い入れも強いアイテムで、「レ・パルファン ルイ・ヴィトン」シリーズの中でももっとも人気を集める商品となっています。

グラースローズ、トルコローズ、ブルガリアローズの3種類のバラを基調に、イリス、シダーウッド、ペッパーを配合しています。バラの香水というと、重厚な香りの印象を持つ人もいるかもしれませんが、ローズ・デ・ヴァンはその名前の通り、風のような軽やかさの香りが特徴です。

フローラルなローズの香りに、パウダリーなイリスの香り、シダーウッドの落ち着きのある香り、そしてペッパーのスパイシーな香りがアクセントになっています。女性らしく可憐なローズだけではなく、アクセントとして加わる香りの印象で、落ち着いた気品のある女性に似合う香水になっています。

2.Turbulences(タービュランス)


香り高いチュベローズに、フローラルなジャスミンとレザーの香りを加えた特徴的な香りのフレグランスです。深みのあるチュベローズの香りに、爽やかな甘さのジャスミンの香りが加わり、スパイシーなレザーの香りがアクセントを加えます。

重厚でありながら、みずみずしいフレッシュさを持つ奥深い香りです。フローラル系が好きだけれど個性的なフレグランスを探しているという女性に、ぜひ一度試していただきたいフレグランスです。

3.Dans la Peau(ダン・ラ・ポー)


ヴィトンの皮工場、そのそばを流れる河川の印象から生まれたフレグランスです。フルーティーなアプリコットに、フローラルなクラースジャスミン、さらに南アジア固有のジャスミンであるサンバックの香りを加え、スパイシーなレザーの香りとパウダリーなムスク、甘いナルシスの香りが加わります。

トップノートから高級感の溢れるレザーの香りを楽しむことができるフレグランスです。そのスパイシーさに一瞬メンズ香水のような印象を受けますが、アプリコットとジャスミンのフルーティーさやフローラルな香りが際立ってくるため、ラグジュアリーな女性らしい香りに仕上がっています。

4.Apogée(アポジェ)


「Apogée」は「頂点」を意味するフランス語です。まるで山の頂に立つように、現実の喧噪から放れた静かな安らぎをもたらすフレグランスです。

スズラン、ジャスミンのみずみずしい爽やかな香りに、マグノリア、ローズの優雅な気品溢れる香り。たくさんの花を使った上品でフレッシュな香りに、ガイヤックウッドとサンダルウッドのウッディーな落ち着いた香りが、大自然の深い安らぎを演出します。

花の香りが中心ですが、甘くなりすぎない透明感のある爽やかな香りなので、重厚な香りの香水が苦手という人にも使いやすいフレグランスに仕上がっています。特に春から夏にかけての使用がおすすめです。

5.Contre Moi(コントロモワ)


旅の中での男女のロマンスをイメージさせるフレグランスです。マダガスカル産、タヒチ産のバニラの甘い芳香に、オレンジフラワー、ローズ、マグノリアが優雅なフローラルさを加え、ビターココアの苦みがさらに香りに奥行きを与えます。

トップノートはフレッシュな香りで、次第に華やかなフローラルとバニラの甘さが際立ってきます。ラストノートに向かうにつれてバニラの甘さが強くなりますが、ビターココアがアクセントとなり、大人っぽい落ち着きのある香りに仕上がっています。甘さと温かさが恋しくなる、寒い季節におすすめのフレグランスです。

6.Matière Noire(マティエール・ノワール)


森の中の神秘的な花園を思わせるような魅惑的な芳香のフレグランスです。パチュリのハーバルな香りに、アガーウッドの深みのあるウッディーな香り、ブラックカラントのジューシーな香りに、ジャスミンやナルシスのフローラルな香りが加わります。

落ち着きのあるオリエンタルな芳香にホワイトフラワーの華やかな香りと甘いブラックカラントが加わり、一度嗅ぐと忘れられないような、魅惑的な香りに仕上がっています。

マティエール・ノワールの最大の特徴は、時間経過による香りの変化が一般的な香水と異なるという点です。一般的にはラストノートで使われるパチュリなどの香りがトップノートに使われており、次にブラックカラントの甘酸っぱいジューシーな香りが加わります。

ウッディーな香りがミドルノートでフルーティーに変わるのは一般的な香りの変化と逆であり、この点が、マティエール・ノワールの神秘的な芳香に繋がっています。

上品で優雅、静かな落ち着きのある透明感の際立つ香りのフレグランスで、捉えどころのないミステリアスな印象を与えます。

7.Mille Feux(ミルフー)


「千の光」という意味の神秘的な情景を思い起こさせるフレグランスです。ジューシーなラズベリーとゴージャスなレザーの香りが個性的な印象を与え、太陽な星空などの美しい光を思い起こさせます。

ラズベリーとレザーの他には、アプリコットやキンモクセイなどの甘い香り、イリスのフローラルな香りに、サフランのスパイシーな香りが使われています。女性らしい優しさの中に、輝くような優雅さ、そして情熱を感じさせてくれるフレグランスです。

香りの変化が大きいこともミルフーの特徴のひとつで、レザーとフルーツを組み合わせた大胆な発想からも、シリーズの中でもっとも印象的な香りという口コミが集まっています。

8.Le Jour Se Lève(ルジュール・スレーヴ)


「Le Jour Se Lève(ルジュール・スレーヴ)」は2018年3月に新たにシリーズに加わったフレグランスです。名前の意味は「夜明け」や「日の出」で、旅立ちの新しい朝を思い起こさせる、希望に溢れたタイトルになっています。

ちょうど3月という、卒業の時期に発売されたこともあり、新しい生活をスタートさせる人の背中を押す存在にもなりました。

香りの中心となるのは、キャヴァリエ氏のお気に入りの香料であるマンダリンです。その他にも、サンバック、マグノリア、モクセイのフローラルな香りや、ブラックカラントの甘酸っぱい香り、ムスクのパウダリーで官能的な香りが使われています。

トップノートは爽やかなシトラスが香り、フルーティーなブラックカラントからミドルノートに移ります。フローラルでみずみずしい花の香りが香ったあと、ラストノートで落ち着きのあるウッディとムスクが余韻を残します。

9.ATTRAPE-RÊVES(アトラップ・レーヴ)


「ATTRAPE-RÊVES(アトラップ・レーヴ)」は2018年9月にシリーズに加わった最新作です。名前は「ドリームキャッチャー」という意味を持ち、オーロラや流星群などの夢のような自然現象からインスピレーションを受けて生まれたアイテムです。

淡く爽やかなピオニーの香りやフローラルなターキッシュローズ、ビターなアクセントを加えるカカオパウダーに、ライチやベルガモットのフルーティーな香り、パチュリのハーバルな香り、ジンジャーの鮮烈な香りが加わって、現実から幻想の世界に旅立つような神秘的な香りを実現しています。

ルイヴィトン初のメンズ香水

ルイヴィトンが70年前に作った香水はすべてレディースでしたが、今回の「レ・パルファン ルイ・ヴィトン」シリーズにはメンズ香水があり、2018年に発表されました。進化を続けるルイヴィトンの新たな挑戦のひとつです。

メンズ香水はレディース同様「旅」をテーマにした5つのフレグランスで、男性らしいエネルギーを感じられる香りが揃っています。

1.L’IMMENSITÉ(リマンシテ)


「リマンシテ」は広大な自然が持つ大きなエネルギーと、その中に果敢に飛び立っていくような爽やかな旅立ちをイメージしたフレグランスです。ジンジャーとグレープフルーツの爽やかで鮮烈な香りに、ローズマリー、セージ、ゼラニウムのハーバルな香り、ラブダナム、アンバー、アンブロキサンの魅惑的な香りを組み合わせています。

男性の魅力を引き立てるラブダナム、アンバー、アンブロキサンが加わっていますが、フルーツやハーブの爽やかな香りが軽やかに香るので、非常に使いやすい香水として人気を集めています。

2.NOUVEAU MONDE(ヌーボー・モンド)


「ヌーボー・モンド」は、フランスの有名な探検家であるピエール・サヴォルニアン・ド・ブラザをイメージして作られたフレグランスです。彼はルイヴィトンの初期の顧客で、ヴィトンは彼のために特別にトランクを作ったという記録が残っています。

使われている香料は、オリエンタルなウードウッド(沈香)とビターなココアを中心に、サフラン、レザーのスパイシーな香り、オリバナム、バニラの甘い香りに、ローズのフローラルな香りが加わっています。

沈香とココアという意外な組み合わせですが、穏やかな調和が取れたバランスの良い香りです。ウッディーの落ち着きある香りが重厚な余韻を残し、紳士らしい印象を与えてくれる香水です。

3.ORAGE(オラージュ)


「嵐」という意味を持つ香水です。自然の持つ荒々しさや神秘性、その中で暮らす人々の力強い生命力からインスピレーションを得て作られました。

ベルガモットの爽やかなシトラスの香りから始まり、イリスをはじめとした優雅なフローラルの香りがミドルノートで香り、ラストノートはベチバーやパチュリの落ち着いたウッディとホワイトムスクの魅惑的な香りが余韻を残します。

嵐というタイトルではありますが、荒々しさは感じられず、落ち着いたエネルギーのある香りを感じることができます。大人の魅力を引き立たせてくれるフレグランスです。

4.SUR LA ROUTE(スール・ラ・ルート)


「スール・ラ・ルート」は「道の上」という意味を持つタイトルです。吹き抜ける風と、流れていく時間をイメージして作られたフレグランスです。時の流れの中に佇み、人生という旅を歩み続ける人々という深いテーマを思い起こさせます。

カラブリアンベルガモットとレモンの爽やかな香りから、グリーン系の香りへ移り、ピンクペッパーやナツメグ、カルダモン、レザーなどのスパイシーな香りが加わり、シダーウッドの落ち着いた香りが深い余韻を残します。

5.AU HASARD(オーアザール)


冒険をテーマにしたフレグランスです。迷いなく本能のままに道を切り開く、力強さとエネルギーに満ちた香りですが、落ち着いた大人の眼差しも思い起こさせる香りです。

基調となるのはサンダルウッドの香りで、ムスクやアンブレッドシードのセクシャルな香りが加わります。レモンやネロリ、ベルガモットの爽やかな香りや、カルダモン、レザーのスパイシーな香り、また、フリージアやナシのフローラルでジューシーな香りが入ることで、男性的になりすぎることなく、甘さと優しさのバランスが取れた香りになっています。

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[3]プレゼントにも最適なルイヴィトンの香水

70年という年月を超えて生まれたルイヴィトンの新作フレグランス。世界的なハイブランドが長い沈黙を破って生み出した商品と言うこともあり、注目のアイテムになっています。どの商品も3万~4万円台と、決して安い価格ではありませんが、ルイヴィトンの長い歴史を反映しており、また、世界的な調香師であるキャヴァリエ氏の自信の作品になっていることは間違いありません。

今回、ルイヴィトンのメンズ香水は初めての発売ということで、プレゼントに選んでも大変喜ばれる商品でしょう。良い香りは女性のみならず、男性にとっても強い武器になります。特に営業などで人に会うことが多い男性は、香りが印象を左右することも多いです。プレゼントを考えている人は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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