Scent of journey ー旅の香りー ~リトアニア共和国~

突然ですが、皆さん旅はお好きですか?私は旅が大好きで年に何度か国内・海外と旅行をしますが、毎回香りを持って行きます。今回は、旅のお供の香り選びや、実際に行った旅先での体験談などをお話しします。香りがあることで、五感を通してより思い出に残る旅になりますよ!

2019年04月12日更新

香水/フレグランス

ぱやこ   FELICE ライター

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[1]旅に香りを持っていく理由

旅の必需品といえば、お財布やスマートフォン、海外の場合はパスポートやガイドブックなど色々ありますね。
私はその持ち物の中に、必ず精油(エッセンシャルオイル)香水を入れています。

精油(エッセンシャルオイル)は、安眠用、頭痛や喉の痛みなどの緩和、虫よけ、即席のアロマバス用など、いわばレスキュー的な存在。

一方「香水」は、その土地の空気に溶け込み、旅を楽しむプラスアルファとして、気分を盛り上げるアイテムとして活用しています。
それに、毎日香水をつける身としては旅先だけ香水をつけない、という選択肢はありません!
毎日服を着てるのに旅先だけ着ないということはないですよね?それとおんなじ感覚です。

「荷物が重くなる」ということには目をつぶり、まずは皆さんも、お気に入りの香りを何かひとつ、持っていくことから始めてみませんか?

[2]旅先に合わせて変えよう、香りの選び方と注意点

香りを選ぶ3つのポイント

旅先でいい香りに包まれて過ごしたい、と思っても、そこが普段生活している場所とは異なる気候や土地柄の場合は少し工夫が必要です。

たとえば湿度の高い東南アジアの場合、爽やかに過ごしたいならシトラス系やマリン系などのフレッシュな香りがいいですし、逆にどっぷりアジアンリゾート感に浸りたいという場合は、その土地ならではの花やスパイスが使われたエキゾチックな香りが似合います。

一方で、湿度が低く乾燥したヨーロッパでは、香りは軽やかに甘さ少なめに香るので、日本で人気のほのかな香りよりも、主張するような華やかな香りもおすすめです。

もちろん、旅先だからこそ普段と変わらず自然体で過ごしたい、慣れない土地で緊張をほぐしたいという時はいつも使っている香りを選んでもいいと思います!

以上のことから、旅に持っていく香りの選び方のポイントは、

① 旅先のイメージに合った香りやモチーフにされている香りを選ぶ
② 旅先の気候や文化に合った香りを選ぶ
③ 自分が旅先でどんな気分になりたいかによって選ぶ

この3つのポイントを考えて選ぶと、旅先でも素敵な時間をすごせることでしょう♪

香りを選ぶ注意点

海外旅行に香水を持っていく時は、少し注意が必要です。
まず、飛行機内への液体物持ち込みは量が制限されています。また気圧の関係上、液漏れするおそれもあります。
気を付けないと、空港で処分させられたり大事な荷物に香水がついてしまったりということもあります。

香水を持っていく際の注意点としては、

① 小さなボトルで持っていく
② 割れないように梱包材でガードする
③ アトマイザーに移し替える場合はビニール袋に入れて液漏れ対策もしっかりする

など、持っていく香水にあわせて様々な工夫をして楽しみましょう!

せっかくなので、もらったサンプル香水を旅先で試してみる、というのもありですね。

[3]香りとともに旅した、緑と祈りの国「リトアニア」

2018年のゴールデンウィーク、私は人生2度目の海外ひとり旅をしました。
選んだ旅先はヨーロッパの「リトアニア」

「リトアニア」と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、「バルト三国」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。
バルト三国は旧ソ連からの独立を回復してまだ30年弱の小さな国々で、北からエストニア・ラトビア・リトアニアと並んでいます。

実はこの前年、人生初の海外ひとり旅でフィンランドへ訪れました。
その時日帰りでエストニアにも行き、中世の街並みが残る美しい風景に強く惹かれ、そこからバルト三国に興味を持つようになったのです。

バルト三国特集の雑誌やガイドブックを見る中で、うっそうとした森の中に広がるリトアニアの首都ヴィリニュスの写真が特に印象に残り、次回はここに行ってみよう!と、翌年思い切って飛行機とホテルを予約したのでした。

なんといっても、私がリトアニアで一番見たかったのがこのトラカイ城!
首都ヴィリニュスから電車で30分の小さな町「トラカイ」にあるお城です。


湖に浮かぶメルヘンチックな形のお城は、まるでRPGのようなファンタジーの世界!
実際に生でこの姿を見た時にはとっても感動してしまいました。


トラカイの町は、のどかな緑の中に独特でカラフルな家が点在し、湖があって花がたくさん咲いていて…。
それはそれは夢のような素敵なところでした。

今回滞在したリトアニアの首都ヴィリニュスには、世界遺産にも登録されている歴史的な旧市街があります。

他のバルト諸国の首都が港に面しているのに対し、ヴィリニュスは内陸にあるせいか素朴でゆったりした空気が流れている気がしました。

リトアニアは歴史の中で様々な国と関係してきましたが、現代ではローマ・カトリック教徒が非常に多い国です。街のいたるところで数多くの、様々な建築様式の教会を見ることができます。
それぞれに特徴や個性があり、キリスト教のことは分からないながらに見ていてとても興味深いものがありました。

[4]リトアニア旅行に選んだ香り「ミシオネス」

旅行前に香水を選ぶ際、私は使いやすさよりもその土地のイメージに合わせて香りを選びます。
この時旅先に選んだリトアニアは「教会が多くて緑に囲まれた素朴」なイメージ。
事前に読んだ雑誌やガイドブックからそう思い、自分なりにイメージしてその雰囲気に合う香りを持って行きたいと思いました。

結果、手持ちの香水から選んだのは、『FUEGUIA 1833(フエギア 1833)』の「ミシオネス」
元々は南米にあるイグアスの滝をイメージして作られたとされています。

この「ミシオネス」でメインに使われている香料でもある乳香(フランキンセンス)は、古代エジプトから神への捧げものとして重要な役割を担っていた香り。
また聖書に出てくる「東方の三賢者」がイエス誕生の際に捧げた贈り物でもあります。
なので、教会が多く神聖な雰囲気を持つリトアニアとも相性がよいのでは?と想像したのです。

元はカンラン科の木から採れる樹脂ですが、そこから得られるエッセンシャルオイルは、香水だけでなくアロマテラピーでもよく使われています。

古い教会に漂う神聖で清らかな空気、どこからともなく聞こえる讃美歌の声、迷路のような石畳の道、ロマンチックなお城や塔…。実際に訪れた街は、想像していたイメージとぴったりでした。
そんな景色と「ミシオネス」の穏やかで浄化されるような澄んだ香りは本当に相性が良くて、これを選んで良かった!と心底思いました。

間違いなく、リトアニアの旅の思い出がこの香りに宿った瞬間でした。

[5]「ミシオネス」についての後日談

実は、旅に連れて行った「ミシオネス」に関しては後日談があります。
この旅行から帰った直後、私はリトアニア観光局主催のキャンペーンに応募して当選し、後日リトアニア大使館でのイベントに招待されたんです。

場所が六本木だったので、イベント帰りにふらっと「FUEGUIA 1833(フエギア 1833)」のブティックにも立ち寄りました。
当日はたまたま店長さんがいらして、ごあいさつをしつつリトアニアに旅したことや大使館でのイベント帰りであることなどを、香水を試しながら話していました。

色々とおすすめしてもらう中で、「チェンバー」という新たな香りと出会い購入することになったのですが、その会計を待つ間、この日のイベントでもらったリトアニアの宣伝パンフレットを店長さんにも1部お渡しし、現地で特に印象的だった「聖ペテロ&パウロ教会」の写真を何気なくお見せしたのです。

会話の中で、旅先に「ミシオネス」を連れて行ったことには特に触れなかったのですが、驚いたことにその教会の写真を見た店長さんがおもむろに手に取ったのは、この日私が買った「チェンバー」と店頭に並んでいた「ミシオネス」のボトル。

シュッと2つの香水をムエットに重ねづけして「今見せていただいた写真から、こんな香りの組み合わせを思いつきました。」と私に差し出したのです!
まさか写真を見ただけで、私がリトアニア旅のお供に選んだのと同じ「ミシオネス」をチョイスするとは思っていなかったので、これには本当にビックリ!

それは「チェンバー」に一枚ヴェールをまとったようなレーシィな香りでした。
繊細で美しく、パウダリックでちょっと懐かしい。それでいて厳かな雰囲気もある香り…。

2つの香水の重ねづけで生まれた甘美で神聖な純白の香りは、まさにその教会で見た白い華やかな漆喰装飾を思い起こすもので、さらに店長さんの鋭い感性にも感動して鳥肌が立ってしまいました。
「ミシオネス」と「チェンバー」の香りをまとえば、私はいつでもリトアニアにまた旅が出来る…。
そう感じて、興奮したことも忘れられません。

香りは嗅覚で、情景は視覚で楽しむものですが、こうして風景から香りを、また逆に香りから風景を連想してそれぞれ似合うものを考えるのが私も大好きです!

この日は、新たな香り「チェンバー」との出会いやリトアニアの思い出「ミシオネス」の新しい楽しみ方も知り、店長さんとは感覚の共有もできてとてもうれしく思いました。

[6]香りで、より思い出に残る旅を演出してみよう

旅に求めるものは人それぞれ。
開放的なリゾート地で思い切りリラックスしたり、刺激的なアートに感銘を受けたり、現地の人に混ざってカフェでただのんびりお茶をしたり…。

そこに香りをプラスすることで、さらに旅の思い出が色濃く残ります。
特にその土地の植物や食べ物、風景、アートなどから連想できる香り、その土地の名前がついた香水などを持っていくと、きっとますます旅気分が上がりますよ♪

皆さんもぜひ、次回の旅にはお好きな香りをひとつお持ちになってみてください。

それから・・・最後にもうひとつ。
バルト三国は景色が素晴らしいだけでなく、治安が良くて物価も安いし、素朴な手工芸品やハーブなど、自然と共存した美しい国です。
まだまだマイナーながら、今後日本でも人気の旅先になるんじゃないかなと思います。

今回の記事を読んで、少しでもリトアニアや他のバルト諸国に興味を持った方がいましたら、ぜひ次の旅先の候補に挙げてみてくださいね。

ちなみに私は、次回ラトビアへも行って来ます!
今度はどの香りを持って行こうか、今からじっくり考えたいと思います♪

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