パリNo.1の香水セレクトショップに潜入♪ Jovoy Paris(ジョボイ・パリ)のニッチな香水たち

パリには数多くの香水ブティックがありますが、“香りのセレクトショップ”も日本とは比べものにならないほどたくさん存在します。今回はその中でもセレクト数がフランスNo.1で、世界中からレアな香水を集めている『Jovoy Paris(ジョボイ・パリ)』の独特な世界観とニッチすぎる香水たちをご紹介します!

2019年07月26日更新

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大内 聖子   FELICE ライター

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[1]『Jovoy Paris(ジョボイ・パリ)』ってどんなセレクトショップ?


出典 jovoyparis.com/img/st/1-19-magasin.jpg

レアな香水のセレクトショップの先駆けである『Jovoy Paris(ジョボイ・パリ)』のブティックは、パリ一区という一等地にあります。1923年にBlanche Arvoy(ブランシュ・アーボイ)によって創設された歴史あるセレクトショップです。

ベルエポック(※)として有名な1920年代のパリには、著名なアーティストやデザイナーが集まりました。『CHANEL』のNo.5やゲランのシャリマーが発表されたりと、香水業界でも革命が起きた時代でもありました。

そんな当時の流れをキャッチしたBlanche Arvoy(ブランシュ・アーボイ)は、当初は自身の愛人のためにレアな原料で作った香水をこじんまりと販売していましたが、やがてはニッチな香水を扱うセレクトショップとして少しずつ知名度を上げていったのです。

現在のオーナーであるHénin Francois(エニン・フランソワ)は2006年にブティックの大改造を行いました。赤と黒を基調としたブティックのヴィンテージ感はそのままに、世界中から名の知られていない珍しい香水をセレクトしブティックで販売するようになりました。

パリのほかにロンドン、カタール、ドバイの4か国にショップがあり、扱う香水ブランドの数はなんと100を超えているそうです(2019年6月現在)!


出典 jovoyparis.com/en/

パリの一等地に位置する歴史あるセレクトショップということで、世界中から香りの愛好家が訪れ、パリの中でも“通”なブティックとして知られているんです。

ブティックの奥にはサロンがあり、お客様はここでお茶を飲みながらゆっくりお買い物できるそうです。博識な香水アドバイザーと会話を楽しみながら、お気に入りの一つが見つかるまでブティックを堪能できます。

実際に私が『Jovoy Paris(ジョボイ・パリ)』を訪れた時には、オーナーのHénin Francois(エニン・フランソワ)氏が偶然にもブティックにいらっしゃいました。その空間では、オーナー、アドバイザー、お客様の全員が香水の愛好家として一体化しているような、“香水愛”が伝わってくる素敵なひと時を体感しました。

(※ベルエポック:19世紀後半から20世紀初頭のパリが最も繁栄したといわれる華やかで美しき時代)

[2]『Jovoy Paris(ジョボイ・パリ)』で扱うレアな香水のラインナップ

さてそんな『Jovoy Paris(ジョボイ・パリ) 』で私が実際に出会った、激レアな香水4選をご紹介していきたいと思います!

非常に珍しいアフリカの香水

今回のブティック訪問で一番驚いたのがこちらのアフリカから来た香水「OLFACTO Luxury Fragrance(オルファクト・ラグジュアリー・フレグランス)」です。

コンセプトは全ての起源であるアフリカの物語。主な香料にエジプト産のシナモン、エレミ(樹脂)、アフリカ・タンザニア産の沈香etc…を用いた非常に貴重でレアな香りのセレクトです。

店舗でセレクトされていたのは4種類の香り。レアながら香りに複雑さはなく、目を閉じるとまるでアフリカの草原が広がっているような、澄んだ空気がイメージできるフレッシュな香りのほか、アフリカに生息するバオバブの木のようにたくましく力強い香りのものまで。

ボトルデザインもバオバブの木をイメージしたものだそうです。それぞれの香りがとてもエネルギッシュなので、0からものを生み出すクリエイターの方にぴったりな香りだと思います!

バルセロナ発!スペインの香り「Ramon Monegal(ラモン・モネガル)」

2009年にバルセロナで生まれた「Ramon Monegal(ラモン・モネガル)」は、スペインのパフューマリーです。香水と言えばフランス、イギリス、イタリアの3国が代表的で、スペイン人の調香師の存在自体がレア。スペインらしいパッション性のある香りが特徴です。

代表作品にはバラの香料をふんだんに使用した「Flamenco(フラメンコ)」という名のついた香水も!「Cotton Musk(コットン・ムスク)」、「Kiss My Name(キス・マイ・ネーム)」といった甘く濃厚な香りが女性に人気だそうです。

今回気になったのは「IBIZA(イビザ)」という香水。鮮やかなマリンノートにアップルやラベンダーの香りをプラスした、「これぞ夏!」という香水で、夏のフェスシーンに使いたくなるような明るい香りでした。

全体的にハッキリとした香りたちで、ラテンの魅力が漂う素敵なラインナップです。

オーストラリア産の香料を使用した「Goldfield & Banks(ゴールドフィールド&バンクス)」

「Goldfield & Banks(ゴールドフィールド&バンクス)」は、オーストラリアの大地で生産された香料を主に使用しています。現代的な香水にはほとんど使われていないとても希少なオーストラリア産の香料。ユニセックスの香水を中心に発表しているメルボルン発の香水ブランドです。

なかでも綺麗なブルーが目印の香水「Pacific Rock Moss(パシフィック・ロック・モス)」は、なんとオーストラリアの苔の香料が使われているそうです。

太平洋のブルーラグーンをイメージしたという香水。オーストラリアの香水というだけでもワクワクするのですが、苔という珍しい香料が“グレートバリアリーフのサンゴ礁”の透き通った青さを見事に表現していました。

フレッシュという言葉だけでは物足りない、クリーンさが際立つ素敵な香水でした。

香水の本場、フランス限定の香り「Oeilleres(オイエール)」

「Oeilleres(オイエール)」というフランスのみ500個限定の香水が発表されました。「Oeilleres(オイエール)」はフランス語で、馬具の一つでもある、馬の視野を制限するための目隠しのことを意味します。視覚を遮るというなんともフランスらしいコンセプトの香水です。

調香師はモロッコ生まれのフランス人 Marc-Antoine Corticchiato(マーク・アントワヌ・コーティシアト)で、植物博士でもある彼は“Anti・Flower」(アンチフラワー)”というテーマをこの香水に掲げました。

バラやジャスミンは香水の原料に使われすぎているという理由から、香料としては代表的ではないカモミール、干し草、マッシュルーム、蜂蜜を採用し、フローラル系の香水の中でもレアなものを調香したそうです。

実際の香りは、生き生きと咲き誇る現役の花というよりも、枯れていく過程を表したような芳醇なものでした。マジョリティを嫌い、香水に芸術性を求めるという、ザ・フランス的な作品です。

[3]世界中からレアな香りを集めた本物のセレクトショップ

『Jovoy Paris(ジョボイ・パリ)』はブティックのショーウィンドーに掲げている通り“レア”な香水を世界中から集めたセレクトショップです。

その稀少なラインナップは他に類を見ないほどで、香りに対する確かな情熱を感じました。その豪華な品揃えとブティックの美しい内装はまるでパリの宝石箱のよう…!

芸術の中心地でもあるパリ一区。パリへ観光する際はぜひ『Jovoy Paris(ジョボイ・パリ)』を訪れてみてくださいね。香りのエキスパートチームとも言える店員さんのアドバイスのもと、誰も知らない珍しい香りが見つけられることでしょう。

>>公式ホームページはこちら

【Jovoy Paris(ジョボイ・パリ)】
4 Rue de Castiglione 75001 Paris


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