フランスの老舗香水ブランド「フラゴナール」の歴史と魅力をご紹介

フラゴナールは、香水の聖地として名高い南フランスのグラースという町で1926年に誕生した老舗の香水ブランドです。ナチュラルな香りと可愛らしいパッケージデザインで人気を集め、パリを中心にフランス全土に店舗を展開しています。現在日本にはフラゴナールの直営店はありませんが、ネット販売を中心に根強い人気を誇ります。今回は、フラゴナールの魅力について紹介します。

2019年08月06日更新

香水/フレグランス

chihori (felice編集部)

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[1]フランスの香水ブランド「フラゴナール」ってどんなブランド?

フラゴナールは南仏の小さな町グラースで誕生した香水ブランドです。グラースは香水のメッカと名高い町で、フラゴナールだけでなく、シャネルの人気香水を生んだ土地でもあります。

その町に香水工場や香水美術館を構えるフラゴナールの歴史と魅力を説明します。

フラゴナールの歴史

フラゴナールは1926年に生まれた香水ブランドです。ブランドネームは、グラース出身の画家ジャン・オノレ・フラゴナールが由来となっています。

老舗の香水ブランドと聞くと高価で敷居の高いイメージを持つかもしれませんが、フラゴナールは練り香水やソープなどのリーズナブルなアイテムも豊富で、グラースはもちろんパリのお土産としても人気です。


出典 f-prudhomme.com

グラースとエズ・ヴィラージュに2つの香水工場を持ち、伝統的な製法を守りながらも最新の技術を柔軟に取り入れて最高級の香水を作っています。

フラゴナール香水美術館について

フラゴナール香水美術館は、フラゴナールの創業者であるユジェーヌ・フックの孫、ジャン=フランソワ・コスタが1970年から収集しているコレクションを展示しており、古代から現代に至るまでの3000年に及ぶ香水の歴史を辿ることができます。

香水を作るためのもっとも古い方法は、古代エジプトで発明された浸出法です。熱した油に花を浸し、アルコールと混ぜて液体にしていきます。

展示室にはボイラーや蒸留器などの機器が並び、実際に19世紀にグラースにあるフラゴナールの工場で使われていた花のエッセンスの蒸留方法を知ることができます。


出典 mmm-ginza.org

フラゴナール香水美術館は、パリ・オペラ座界隈にある2軒の建物からなる美術館です。

一つはスクリーブ通り9番地のオテル・パルティキュリエに、もうひとつはキャプシーヌ大通り39番地の旧キャプシーヌ劇場にあります。

2箇所とも入場は無料ですが、有料で日本語のガイド付きツアーに申し込むことができます。香水の世界を深く知りたい人にはツアーがおすすめです。

また、美術館にはショップも併設されており、充実したフラゴナールのアイテムから気に入ったものを選ぶことができます。

フラゴナールの日本進出と撤退

フラゴナールは2004年に日本市場に参入しましたが、残念ながら2007年に撤退しています。現在ではわずかな取扱店があるだけなので、ネットショップで購入するしかありません。

[2]フラゴナールの人気香水

フラゴナールは数多くのアイテムを展開していますが、今回は香水と練り香水を主に紹介します。

1.ベル ドゥ ニュイ オードトワレ

<オードトワレ>

トップノート…ミラビリス、イランイラン、ガーデニア
ミドルノート…スミレ、ゼラニウム、バラ
ラストノート…プルーン、ウッド、ムスク

フラゴナールのレディース香水の中で一番の人気を誇る香りです。

優雅で上品なフローラルの香りと、フルーツの香り、そして甘いムスクとウッドの香りへと移り変わっていきます。

忘れられない夜を彩るのにふさわしい美しい香りの香水です。

2.フラゴナール ソレイユ

<オーデパルファム>

トップノート…ジャスミン、フリージア、オレンジフラワー
ミドルノート…ローズ、ユリ、ウィステリアフラワー
ラストノート…サンダルウッド、アンバーグリス、ムスク

フラゴナールの定番レディース香水のひとつ。太陽をイメージしたバロック調のボトルデザインが特徴です。

真昼のグラースの花畑を思わせるようなフローラルな香りで、甘くセクシーなアンバーグリスとムスクの香りが引き立っています。

3.ジャスミンペール デ テ

<オーデパルファム>

トップノート…ベルガモット、レモン
ミドルノート…ジャスミン、シェーブルフイユ、グリーンティ
ラストノート…ホワイトセドラ、グアヤク、ホワイトアンバー

可愛らしいボトルデザインが特徴の「ジャスミンペールデ(Jasmin-Perle de thé)」は、「ジャスミンと緑茶」という意味の香水です。

すっきりとしたグリーンティの香りとフローラルなジャスミンの香りが調和し、日本人女性によく似合う香りに仕上がっています。

個性的な香水を探している人におすすめのアイテムです。

4.フラゴナール ボーゴス

<オードトワレ>

トップノート…ベルガモット、マリンノート
ミドルノート…カルダモン、ナツメグ
ラストノート…ヒマラヤスギ、パチョリ、ムスク

フラゴナールのメンズ香水の中で不動のナンバーワンを誇る「ボーゴス(Beau gosse)」は、フランス語で「イケメン」という意味です。

フルーティーでフローラルな香りの中にスパイシーな香りが調和しています。

フランス国内でもリピーターの多いアイテムで、シーンを選ばず誰にでも好まれる香りです。

5.練り香水 Belle de nuit(ベルドニュイ)


出典 f-prudhomme.com

大人気のベルドニュイの香りを練り香水で楽しめます。オシロイバナ、すみれ、ゼラニウム、バラ、プルーン、ムスク、ウッドの香りが調和し、たくさんの花に包まれたようなフローラルな香りを楽しむことができます。

練り香水は香り立ちが穏やかなので、強い香りが苦手という人にも使いやすいアイテムです。

6.練り香水 Concerto(コンセルト)


出典 f-prudhomme.com

マンダリンオレンジ、ベルガモット、レモン、ジャスミン、グリーンティ、ビャクダン、アンバーグリスの香りの練り香水です。

グリーンティとシトラスのさっぱりとした香りで、爽やかな印象を与えます。

7.練り香水 Eau du bonheur(オードゥボヌール)

ベルガモット、マンダリン、ライム、バジル、ネロリ、マグノリア、ジャスミン、マテの葉、ヒマラヤ杉、サンダルウッド、バニラの香りが使われています。

ユニセックスな香りで、シトラスのフレッシュな香りから始まり、ジャスミンのフローラルな香りとウッディな香りが上品な印象を与えます。

8.練り香水 Eau de hongrie(オードハングリー)


出典 f-prudhomme.com

ベルガモット、ラベンダー、パイナップル、ヒマラヤ杉、アンバーグリスの香りを使用した練り香水です。

シトラスやウッドのさっぱりとした香りに、アンバーグリスの甘くセクシーな香りが余韻を残します。

9.練り香水 Fleur d’oranger(フルールドランジェ)


出典 f-prudhomme.com

オレンジフラワー、ジャスミン、ベルガモット、ハニー、ムスクの香りの練り香水です。

南フランスの太陽の下で熟したオレンジの香りをイメージしており、さっぱりとしたフレッシュな香りが人気です。

10.練り香水 Rose de mai(ローズドメ)


出典 f-prudhomme.com

「5月のバラ」という意味の名前を持つ練り香水です。使われている香料はローズアブソリュート、カシスリーフ、スズラン、イランイランで、みずみずしいバラの香りを楽しむことができます。

[3]フラゴナールの香水はパリのお土産としても人気!

フラゴナールのアイテムは残念ながら日本国内ではごく一部の店舗でしか購入できませんが、その香りのファンは今も国内に数多くいます。

フランスのお土産としてもとても喜ばれるので、パリに旅行に行った際はぜひ、香水美術館を観光して、ショップでフラゴナールの香水を選んでみてくださいね♪


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