パリの新ランドマーク!ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼの香水売り場に潜入♪

パリ・オペラ座近くのギャラリーラファイエットといえば、フランス人では知らない人がいないほどの大型老舗デパートです。今年2019年の3月28日、シャンゼリゼ通りに2店舗目がオープンしました。新店舗1階のビューティーエリアには広大な香水のセレクトコーナーも!そんなパリで一番新しい、香水売り場の風景とセレクトアイテムの数々をご紹介します。

2019年08月22日更新

香水/フレグランス

大内 聖子   FELICE ライター

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[1]ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼって?


出典 parismag.jp/paris/20437

パリ・オペラ座近くにある本店のギャラリーラファイエットは、開業が1893年の老舗デパートで、その売り場面積はヨーロッパでも最大規模。フランス人はもちろん、旅行でパリを訪れた人にとっても最大のお買い物スポットとなっています。

そんな老舗デパートから、今年2019年の3月28日に待望の第2店舗目となるギャラリーラファイエット・シャンゼリゼがオープンしました。

これまでのデパートという概念を払拭し、グループ初となる“コンセプトストア”を実現したそうです。

ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼは、1930年代に建てられたアールデコ調の大理石の建築物を改装したもの。そこにモダンな装飾を加え、ラグジュアリー感あふれる空間になっています。

さらに館内全体が“インスタ映え”するように造られているそうで、そのフォトジェニックな外観・内観に誰もが魅了されます。

導入ブランドは現在650を超えていて、館内のアパレルエリアで働く人は「販売員」ではなく「パーソナルスタイリスト」と呼ばれているそうです。

パーソナルスタイリストたちは、本業でモデルをやっていたり、歌手だったりと、インスタグラムでオリジナリティあるおしゃれを楽しんでいる人たちをリクルートしたのだとか!


出典 galerieslafayettechampselysees.com/meet/mara/

パーソナルスタイリストのMARA(マーラ)さん。館内で働く人はこのように個性的なおしゃれを楽しんでいます。

マーケティングチームは常にインスタグラムに目を通し、新進気鋭のニッチなブランドを世界中から探しているそうです。

ターゲット層はミレニアム世代が中心。

デパートやブティック経営においては伝統を重んじるフランスですが、この新しいスタイルの“コンセプトストア”は、地元パリでもかなり話題なんです!

[2]圧巻の香水売り場

ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼは4階建で構成され、1階の大部分がコスメと香水からなるビューティエリアです。

その香水売り場の面積はなんとパリで一番大きく、一面がガラス張りの近未来的な空間となっています。

取り扱いアイテムは香水のほか、ボディソープ、ボディクリーム、キャンドル、アロマオイル、ルームフレグランス、メイクアップ用品、ネイルなど。

どのラインナップもメンズ・レディース・ユニセックスと全てにおいて幅広く対応しています。

売り場の中央にはアイテムをゆっくりと試せるカウンターもあります。


 

香水売り場に勤めるスタッフはパーソナルスタイリストと同じくスタイリッシュで、制服の着用を義務としている他のデパートとは違い、とても自由な雰囲気です。

ここでの客層は実に様々。世界中から訪れるお客様のために、働く人の国籍も多種多様です。まさに時代の流れに沿った、最新の“香りのセレクトコーナー”といえるでしょう。

[3]ファッションに合わせた香水のラインナップ

さて気になる香水のセレクトの内容ですが、私が訪れてみた感想は“ファッションに合わせた香水”“ファッションブランドが発表している香水”を中心にセレクトしている!ということでした。

ここでの香水のセレクトは、ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼが最も力を入れているファッションと密接に関連しているようです。

香水の取り扱いの一部をご紹介します。

Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)

フランス発のファッションブランド『Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)』。古着加工を用いたファッションの先駆けとしてご存じの方も多いと思います。

ファッションやアクセサリーの「レプリカ」コレクションからインスパイアされた、フレグランスシリーズの「レプリカ」は2012年の発売以来、入手困難なアイテムが続出する香水として話題を呼びました。

クラシックな薬局の瓶から着想を得たというボトルデザイン。ラベルには香りに出会った年、起源や説明が記載されているなんともユニークなデザインです。

各香水にはそれぞれのストーリーをイメージしやすいように写真が飾られていました。

Acqua di Parma(アクア・ディ・パルマ)

イタリア発フレグランス『Acqua di Parma(アクア・ディ・パルマ)』は、1916年北イタリアのパルマで誕生しました。

“イタリアン・エレガンスの象徴”としてケビンコスナーやオードリー・ヘプバーン等のハリウッドスターをも魅了した香水メゾン。

地中海をイメージした「ブルー・メディティラネオ」シリーズが中心にセレクトされていて、そのブルーのボトルが近代的なギャラリーラファイエット・シャンゼリゼの内観にとてもマッチしていました。

 

Byredo(バレード)

2006年スウェーデンのストックホルムで誕生した『BYREDO(バレード)』

創設者ベン・ゴーラム氏自身がファッション界やアート界とのつながりをたくさん持っているそうで、デザイナーやアーティストから絶大な支持を得ている香水メゾンです。

全体的に統一感がありながらも、一つ一つの香りは個性が強く“玄人好み”の『BYREDO(バレード)』。実はヨーロッパではかなり知名度の高いブランドです。

ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼの香水売り場でセンターの位置にあったほど。“注目の香水”であること間違いなしです。

 

Comme Des Garçons(コムデギャルソン)

日本のブランド、『Comme Des Garçons(コムデギャルソン)』がセレクトされていました。

数々のグランメゾンのラインナップに『Comme Des Garçons(コムデギャルソン)』の香水がセレクトされていたことには感動でした…!

香水のアイテム数も多く、フランスのグランメゾンである『ラルチザンパフューム』や『アニックグタール』とほぼ同じ売り場面積です。

フランスでは人気が高い『Comme Des Garçons(コムデギャルソン)』のファッション。日本文化についてはよく分からないというフランス人でも、『Comme Des Garçons(コムデギャルソン)』の知名度は高いのです。

ブランドのテーマが「自由と反骨精神」なので、フランス文化と絶妙にマッチしているのでしょう。縛られない自由はフランス人の人生のモットーでもあるほどです。

『Comme Des Garçons(コムデギャルソン)』の香水の大きな特徴は、パッと見ではなかなか香りを想像することができない、複雑な調香にあります。

個人的な意見では、一度試したら忘れられない香りの一つでもあります。すれ違いざまに「あ、ギャルソンの香水だ」と感じることもありました。

抽象的ではありますが、その香水を身にまとう方のファッションが「ギャルソンらしい」方が多い印象があります。

日本が世界に誇るファッションブランド、『Comme Des Garçons(コムデギャルソン)』。その香水を選んだ、ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼのマーケティングチームのファッション愛が強いことを示しているようでした。
 

ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼの香水売り場では、オリジナルのムエットが使用されています。

幾何学的で未来を感じさせるこのロゴは、館内のデザインも手がけたデンマークの建築家ビャルケ・インゲルスによるものだそうです。

訪れる前は、香水も新進気鋭のニッチなブランドを扱っているのかな?と想像していましたが、足を運んでみるとニッチなものはほとんどなく、誰もが知っているブランドばかり。

ユニセックスな香りのセレクトが非常に多いのも特徴です。以前のフランスの香水業界は男性用と女性用がきっちりと分けられているものが多かったのですが、「ユニセックス」がキーワードとなっていることにもトレンドを感じました。

歴史ある香水メゾンから数々の香りをセレクトし、それを未来に繋げていこうとする力強いコンセプトが垣間見える、素敵な香水売り場でした。

 

[4]新たなパリのランドマーク


出典 parismag.jp/paris/20437

世界各国から集められた香水が置かれているギャラリーラファイエット・シャンゼリゼの香水売り場。

ポップでフレンドリーな店内では、誰もが気軽に香りを選ぶことができます。

従来の香水ブティックにあるような敷居の高さは皆無で、パリの新たなランドマークとなっています。

厳選されたファッションアイテムとともに、イメージぴったりの香水が見つかることでしょう…♪


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