気持ちを前向きにしてくれるビターオレンジ精油の効果・効能をご紹介

ビターオレンジはオレンジスイートより渋みのある香りが特徴です。ビターオレンジの木からは、ビターオレンジ精油の他に、花を原料とするネロリ精油、葉や枝を原料とするプチグレン精油も採れますが、今回は、ビターオレンジの香りや効能について紹介します。

2019年09月17日更新

アロマ

菊池倫子 (アロマセラピスト)監修

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[1]ビターオレンジとは?

ビターオレンジは、普段食用にしているスイートオレンジとは異なる種類の柑橘類です。

その名の通り、苦味や酸味が強いためそのまま食べるのには適しませんが、マーマレードや調味料に用いられることがあります。日本ではポン酢の材料として使われています。

ビターオレンジ花油(ネロリ)やプチグレンなどの精油が採取される

オレンジの原種とされる柑橘類は、インド東部のヒマラヤ山脈からアッサム地方に自生していたと考えられています。

しかし、ビターオレンジという種が確立したのは中国だと言われています。

日本にビターオレンジが伝わったのは奈良時代で、ダイダイという名前で呼ばれるようになり、その皮は橙皮(とうひ)という生薬としても用いられてきました。

ビターオレンジの木からは、果実を原料とするビターオレンジ精油の他に、花を原料としたネロリ精油、枝や葉を原料とするプチグレン精油が採取されます。

ビターオレンジの花言葉

ヨーロッパでは、オレンジフラワーは純潔の象徴とされ、繁栄と多産をもたらすと言われています。

日本でも和名のダイダイが「代々」に通じるとして、子孫繁栄の縁起物とされています。

ビターオレンジの花言葉は「花嫁の喜び、純潔、愛らしさ、寛大、相思相愛」です。

[2]ビターオレンジ精油(エッセンシャルオイル)の効果・効能

ビターオレンジに期待される効果・効能について紹介します。

明るく前向きな気持ちにさせてくれる

ビターオレンジの香りの主成分はd−リモネンで、精油成分のうち90%以上を占めています。

d−リモネンはネガティブな気持ちを打ち消し、気分を明るく前向きにしてくれる効果が期待できます。

d−リモネンの他には、酢酸リナリルやリナロールなど、高い鎮静効果を持つ成分も含まれています。

ストレスや神経疲労によってささくれだった気持ちを落ち着け、イライラした気持ちを抑える働きが期待できます。

リフレッシュしたいときや、気持ちを楽にしたいときにも効果的です。

胃腸機能のサポートに役立つ

ビターオレンジ精油の主成分であるd−リモネンは、胃腸の調子を整え、消化を促進する作用があると考えられています。

血行を促進し、唾液分泌を高めることで食欲増進効果も期待できるので、食欲不振や消化不良、便秘、下痢などの消化器のトラブルに役立ちます。

ストレスを軽減させる効果もあるので、ストレス性の胃痛や消化不良などに高い効果が期待できます。

むくみの軽減やデトックスに

d−リモネンは血行を促進し、リンパ液の循環も促す働きがあるため、むくみを軽減し、デトックス効果や冷え性にも発揮すると考えられています。

また、リモネンには抗菌・抗ウィルス作用があり、免疫細胞の働きを整えて免疫力を向上させる効果があるため、風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。

[3]ビターオレンジ精油の光毒性に注意

心身に良い効果をもたらすビターオレンジ精油ですが、アロマテラピーとしては皮膚刺激や光毒性などがある為、注意が必要な精油になります。

毒性が高く、扱いの難しい精油として知られています。少し前までは流通もほとんどなかったのですが、最近はインターネットで購入できる機会も増えています。

使用する際は、ビターオレンジ精油の特徴を理解し、トラブルのないよう気をつけましょう。

フロクマリン類による光毒性を持つ

ビターオレンジ精油はフロクマリン類による光毒性(光感作作用)が強いことが特徴です。

光毒性とは、光感作用のある精油を肌につけたまま日光にあたると、シミや炎症などの皮膚トラブルが起きることを指します。

ビターオレンジ精油は、この光毒性を持つ代表的な精油です。また、神経系に刺激を与えるケトン類も若干含むことから、扱いの難しい精油として知られています。

光毒精のないフロクマリン類フリーの精油が販売されていることもありますが、主成分のリモネンにも皮膚刺激性があるため、希釈して使用し精油を購入する際は、学名や抽出部位を確認し、信頼出来るショップで購入するようにしましょう。

皮膚に直接つけるような使用法は避けた方が良いでしょう。精油の扱いについては、精油の販売元の注意事項をよく読んで使用する必要があります。

[4]おすすめのビターオレンジアイテムとブレンド

ビターオレンジ精油と、ビターオレンジ精油を使用したアイテム、精油のおすすめブレンドについて紹介します。

プチグレイン・ビターオレンジ精油/生活の木

プチグレインはビターオレンジの木の枝や葉から採取される精油で、ドライなウッディー調の香りの中に柑橘系の爽やかな香りとグリーン感を含んでいます。

香水の材料として使用される他に、お菓子やお酒の香りづけとしても使用されることがあります。

セロトニンの分泌を促進する酢酸リナリルを多く含むため、安眠のサポートとしてもおすすめの精油です。

ネロリ(チュニジア産)精油/生活の木

ネロリはオレンジフラワーとも呼ばれる香料で、その名の通りビターオレンジの花から採取される精油です。

フローラルな花の香りと爽やかなシトラスの香りを感じられる精油で、優れた鎮静作用をもたらすリナロールを主成分としています。

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ジョーマローン オレンジビターコロン 100ml

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トップノート:スイートオレンジ、マンダリン
ミドルノート:ビターオレンジ、プルーン
ラストノート:サンダルウッド、アンバー

ジョーマローンの冬のフレグランスとして人気のオレンジビターコロンは、甘いシトラスの香りから、徐々に深みのあるビターオレンジの香りへと移り変わる変化を楽しめる香水です。

ラストノートは穏やかで落ち着きのあるウッドとアンバーの官能的な顔路が余韻を残します。

おすすめのブレンド

ビターオレンジは癖の少ない香りなので、同じシトラス系の香りだけでなく、他の系統の精油ともブレンドしやすいのが特徴です。

心を明るく前向きにしたいときは、ジャスミンやローズ、レモンとのブレンドがおすすめです。

消化器官の改善には、ゼラニウムやパチュリ、ジュニパーとブレンドすると効果がより発揮されます。

[5]扱いに注意しながらビターオレンジ精油を活用しよう

ビターオレンジは皮膚に対して注意が必要な精油になりますが、精油は扱いが難しいため流通も少ないですが、身体や心にとって良い効果を期待できる精油です。販売元の注意事項をよく読み、正しい方法で活用しましょう。

☆アロマセラピスト菊池より一言☆
祖母の庭の隅っこに植えてあった橙の木。毎年、この橙の果実を絞ってポン酢を作り、家族で鍋を囲んでいました。心が温かくなる大切な思い出です。この果実を圧搾して採られるエッセンシャルオイルは、スウィートオレンジのような甘さの中に苦みや青みがある落ち着いた香りが特徴で、とても大好きな精油のひとつです。皮膚への注意が必要な精油なので、初心者の方は、お部屋の浄化やフレグランスとしてのアロマスプレーがオススメです♪


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