ルーブル美術館と『BULY(ビュリー)』のコラボが実現!名画の香りとは?

フランス・パリに本店を置く、総合美容薬局としてパリジェンヌにも人気の高い『BULY(ビュリー)』。自然由来のスキンケア製品やアンティーク調のパッケージデザインが魅力です。そんな『BULY(ビュリー)』から、ルーブル美術館とフレグランスのコラボが実現しました!誰もが知る名画はいったいどんな香りがするのでしょう?パリ先行発売である8つのフレグランスウォーターをご紹介します。

2019年10月17日更新

香水/フレグランス

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[1]『BULY(ビュリー)』ってどんなブランド?

 BULY ビュリー

パリのセーヌ川にほど近く、歴史的建築物が残るサンジェルマン・デ・プレ地区に本店がある『BULY(ビュリー)』

もとは1803年にサントノレ通り(現在パリの高級ブティック街)に創設された仏老舗香水会社でした。

200年以上の歴史を持つ『BULY(ビュリー)』の製品は、フランスの研究室で開発される昔ながらのレシピや教えを忠実に守りつつ、最先端の美容技術によって製造されています。

昔から愛用されていた伝統的なコスメやフレグランスを紹介する、パリでも大注目のブティックです。

[2]こだわり抜かれた製品ラインナップ

本店の内観です。壁一面を使った迫力のディスプレイ。ロマネスク様式のデザインで、重厚感のある調度品が19世紀のフランスを彷彿とさせます。

伝統を守りつつ洗練された『BULY(ビュリー)』の世界観は、ゲストを特別な気分にさせてくれます。

『BULY(ビュリー)』の製品は実にさまざまです。

天然素材のみで作られた水溶性のフレグランスウォーターやルームフレグランスといった香りのラインナップをはじめ、豊富な種類の植物オイル、スキンケア、さらにコームやブラシなどの美容アイテムオーラルケアメンズケアまで、ありとあらゆる上質な製品が並んでいます。

 BULY ビュリー

直接肌につけるものは、極力自然由来なものを好むフランス人。『BULY(ビュリー)』では、世界中から厳選した天然の植物成分を原料としています。

特にフレグランスウォーターはアルコールフリーなので、敏感肌の方はもちろん、髪の毛、お洋服へのシミなども気にせずに安心して使用できますね。

[3]ルーブル美術館との壮大なコラボレーション

ルーブル美術館といえば、世界最大級の美術館として大変有名な場所です。収蔵品は380,000点以上。パリのなかでも最も華やいでいる観光地と言えるでしょう。

なんと『BULY(ビュリー)』は、この壮大なルーブル美術館とのコラボレーションを実現させたのです。

実はルーブル美術館側からの依頼だったそうで、その驚きの条件は「調香にかかる予算に上限は設けない!」というものでした。

世界でも例を見ない、ルーブル美術館所蔵の代表的な作品にインスパイアされた香りを創作する夢のような試みが始まりました。

このプロジェクトに賛同し、かつ『BULY(ビュリー)』が信頼を寄せる著名な8人のフランス人調香師がそれぞれ自由に作品をひとつずつ選び、イメージを膨らませながらその作品と同じネーミングの香りを作り上げたのです。

「例えばミロのヴィーナスがパリの街を歩いていたら、彼女の香水は何だろう?」と。


出典 buly1803.com/fr/magasins

実際のルーブル美術館で期間限定で展示されている『BULY(ビュリー)』のフレグランスコレクション。『BULY(ビュリー)』発の前代未聞の挑戦は、まさしく芸術の都、パリならではのアイデアです♪

傑作と名高い名画はどんな香りになったのでしょうか?

『BULY(ビュリー)』×ルーブル美術館のコラボレーションで誕生した8つのフレグランスをご紹介します!

[4]8つの名作の香り

「La Victoire de Samothrace(サモトラケのニケ)」

ニケ
出典 presse.louvre.fr/fr/

翼のはえた勝利の女神、“ニケ”が空から船へと降り立った様子を表現した彫像。ギリシャ彫刻の傑作として世界中に知られています。ルーブル美術館の館内で一番目立つ場所に鎮座しています。

EAU TRIPLE LA VICTOIRE DE SAMOTHRACE

La Victoire de Samothrace(サモトラケのニケ)
出典 buly1803.com/fr/109-le-louvre

調香師:アリエノール・マスネ

ミルラ、ベルガモット、ジャスミン、チュベローズ、マグノリアが中心の香調です。力強く気高い香り。勝利の女神の頼もしさや美しさが感じられる、一本筋の通ったような澄み切ったフレグランスです。

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「La Venus de Milo(ミロのヴィーナス)」

La Venus de Milo(ミロのヴィーナス)
出典 presse.louvre.fr/fr/

ギリシア神話における女神、“アフロディーテ”とされる、歴史的遺産。知らない人はいないのではないでしょうか。作者は紀元前130年頃に活動していた彫刻家、アンティオキアのアレクサンドロスと考えられています。

EAU TRIPLE LA VÉNUS DE MILO

La Venus de Milo(ミロのヴィーナス)
出典 buly1803.com/fr/109-le-louvre

調香師:ジャン=クリストフ・エロー

マンダリン、ジャスミン、アンバー、ネロリ、モクレン、マグノリア、パロサント(樹木)が中心の香調です。テーマは「永遠」。時空を超えて存在し続け、人々を魅了する完璧な大理石の女神像。

永遠の至福をイメージした「La Venus de Milo(ミロのヴィーナス)」は、マグノリアのみずみずしさとパロサント(樹木)の神聖さが見事にマッチして、麗しくも高潔な香りです。

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「Conversation dans un Parc(庭園での語らい)」

Conversation dans un Parc(庭園での語らい)
出典 presse.louvre.fr/fr/

貴族階級の男女2人が庭園で愛を語り合う場面が描かれています。男の子は気取っているような自慢話でもしているような雰囲気。女の子はすましていて、その二人の姿が庭園の風景に見事に溶け込んでいます。トマス・ゲインズバラ作、名画の一つです。

EAU TRIPLE CONVERSATION DANS UN PARC

Conversation dans un Parc(庭園での語らい)
出典 buly1803.com/fr/109-le-louvre

調香師:ドロテー・ピオ

オットマンローズ、ペパーミント、ベルガモットが中心の香調です。ゴージャスな庭園で愛を語り合う、恋愛初期の男女の駆け引き。見事なフレッシュフローラルのフレグランスで、庭園の花々の香りを確かに感じとれます。

オットマンローズの香りが貴族階級の気品を醸し出していて、ベルガモットとペパーミントがこれから始まる愛のときめき感を表しています。フレッシュながらもセンシュアルな香りです。

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「La Grande Odalisque(グランド・オダリスク)」

La Grande Odalisque(グランド・オダリスク)
出典 presse.louvre.fr/fr/

ナポレオン1世の妹カロリーヌによって製作依頼され、1814年に完成した美しい油彩画。官能的なプロポーションで、けだるいポーズの愛人のうしろ姿を描いています。オダリスク・アングル作。

EAU TRIPLE LA GRANDE ODALISQUE

La Grande Odalisque(グランド・オダリスク)
出典 buly1803.com/fr/109-le-louvre

調香師:ドミティル・ミシャロン=ベルティエ

インセンス(お香)、ローズペッパー、ムスクが中心の香調です。美しい女性の髪に染みついたお香の香り。ムスクのように甘く香るサテンの寝具。セクシーで刺激的な情景をローズペッパーで表しています。

濃厚なムスクの香りが記憶に残る、ナイトシーン向けのフレグランスです。

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「La Baigneuse(ヴァルパンソンの浴女)」


出典 presse.louvre.fr/fr/

「調和のとれた線描と繊細な光が印象的な傑作」と評される一枚。あえて背中から描くことで柔らかな日に照らされた女性の持つキメの細かい肌質と、首筋から肩、背中、足へと続く曲線型の柔らかなフォルムを際だたせています。アングル作。

EAU TRIPLE LA BAIGNEUSE


出典 buly1803.com/fr/109-le-louvre

調香師:ダニエラ・アンドリエ

パチョリ、インセンス(お香)、レモングラス、オレンジフラワー、ラベンダー、アイリス、ムスクが中心の香調です。入浴したての女性の姿には、ハッとするほどの艶っぽさがあります。

体温が感じとれるような、ふくよかな香り。繊細な石鹸の香りが漂う上品なフレグランスです。

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「La Nymphe au Scorpion(ニンフとさそり)」

La Nymphe au Scorpion(ニンフとさそり)
出典 presse.louvre.fr/fr/

1837年にイタリア人彫刻家、ロレンツォ・バルトリーニがつくった作品。沐浴後にサソリに刺されてしまった水の精、ニンフの彫刻です。ロレンツォ・バルトリーニ作。

EAU TRIPLE LA NYMPHE AU SCORPION

La Nymphe au Scorpion(ニンフとさそり)
出典 buly1803.com/fr/109-le-louvre

調香師:アニック・メナルド

ジャスミン、アンバー、ムスク、アーモンド、ヘリオトロープ(花)が中心の香調です。フランスで「恋の花」などの別名を持つヘリオトロープ。そのバニラのように甘く、愛くるしい香りにビターアーモンドのほろ苦さが少しの緊張感を与えています。

可憐さとミステリアスさが時間差で現れる、芸術的な香りです。

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「Saint Joseph Charpentier(大工の聖ヨセフ)」

Saint Joseph Charpentier(大工の聖ヨセフ)
出典 presse.louvre.fr/fr/

聖母マリアと結婚した神の子、イエス・キリストの義父である聖ヨセフが、幼子イエス・キリストの前で梁に穴を開けている様子を描いた油彩の絵画。イエス・キリストは、既にそこに自らの十字架の木を見ているかのようです。ジョルジュ・ド・ラトゥール作。

EAU TRIPLE SAINT JOSEPH CHARPENTIER

Saint Joseph Charpentier(大工の聖ヨセフ)
出典 buly1803.com/fr/109-le-louvre

調香師:シドニー・ランセッサー

ベチバー、ローズ、バーベナ、シダーウッド、アンバーが中心の香調です。温かみのあるアロマティックなウッディの香りが魅力で、8つのルーブル美術館とのコラボレーションの香りで一番マスキュリン(男性的)なフレグランスです。

宗教画の雰囲気のように重厚感のある香りなので、メンズの方にもおすすめ。

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「Le Verrou(かんぬき)」

Le Verrou(かんぬき)
出典 presse.louvre.fr/fr/

ロココ絵画の巨匠、フランスのジャン・オノレ・フラゴナールの代表作としても知られる、18世紀に制作された油彩画。部屋の中で若い男性が嫌がっているようにも見える女性を抱き寄せ、扉のかんぬきをかける様子が描かれています。ジャン・オノレ・フラゴナール作。

EAU TRIPLE LE VERROU

Le Verrou(かんぬき)
出典 buly1803.com/fr/109-le-louvre

調香師:デルフィーヌ・ルボー

ユリ、リンゴ、ムスクが中心の香調です。ムスクの繊細なパウダリー感が色っぽく、なんとも官能的な香りです。

聖母マリアに捧げられた「純潔のシンボル」であるユリ。清楚なイメージのユリと、セクシーなムスクの融合が「内側に秘めた熱や衝動」を絶妙に表していて、思わず引き込まれてしまうような奥深いフレグランスです。

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[5]絵画と香りはリンクする

パリの香水ブティックを訪れると、アドバイザーからよく聞く言葉があります。「絵画と香水は似ている」と。

ある意味、画家がさまざまな絵の具で絵を完成させるように、調香師もさまざまな香りを混ぜることで絵を匂い立たせるということなのですね。

ルーブル美術館に所蔵されている、神話や聖書の世界をモチーフにした名作の数々。絵画のなかに描かれたヒントを参考に、香料を組み立てながら香水をクリエイトすることは、調香師たちにとって腕が鳴る作業だったに違いありません。

8つの作品ひとつひとつから香りが匂い立ち、気持ちだけでも絵画の中の世界にいざなわれそうでした。

まさに伝統と芸術を守り続ける『BULY(ビュリー)』にしかできないプロジェクトと言えるでしょう。

限定フレグランスのほかにも、フレグランスキャンドル、紙ソープ、香るポストカード(下写真)がそれぞれ8つずつ販売されています。


 

『BULY(ビュリー)』全店では、スタッフにより商品の箱に名前やメッセージをカリグラフィーで文字入れしてくれるサービスを実施しています。

期間限定のルーブルコレクションも同様に手書きで書いてくれますよ♪

※こちらのコレクションのルーブル美術館での販売は2020年1月6日までの限定商品で、なくなり次第順次終了とのことです。
日本の各店舗では10月19日より販売開始です。詳しくは店舗へお問い合わせください。

>>公式ホームページはこちら

 

[6]香水選びのヒントに


出典 tabinaka.co.jp/magazine/articles/30552

世界でも例を見ない、ルーブル美術館所蔵の代表的な作品にインスパイアされた香りを創りだした『BULY(ビュリー)』

美術に興味のある方はきっとこれらの香りも気になるはず。香水選びのヒントが美術にあるなんて素敵ですよね。

SNSや映像では決して伝わらない、香りと美術のコラボレーションをぜひお試しください。

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