パリの好感度セレクトショップ『Merci Paris(メルシー・パリ)』の暮らしに添える香り♪

私が暮らすパリの中でも、特におしゃれなエリアとしてマレ地区が有名です。今回はそのマレ地区にあるライフスタイル提案型セレクトショップ、『Merci Paris(メルシー・パリ)』に潜入してきました!高感度なセレクトでパリジェンヌからはもちろん、観光客からも大人気のお買い物スポットです。そんなパリで大注目のセレクトショップが提案する“香り”についてご紹介します♪

Merci Paris(メルシー・パリ)

2019年10月28日更新

香水/フレグランス

大内 聖子   FELICE ライター

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[1]パリのマレ地区ってどんなところ?

Merci Paris(メルシー・パリ)

パリの流行の発信地、マレ地区。オペラ座やルーブル美術館がある中心地から地下鉄で10分ほどの場所に位置します。

マレ地区の小さな路地にはおしゃれなお店が建ち並び、ファッショナブルなパリジェンヌたちが行き交います。

最先端のモードを発信するブティックやアパレルの事務所がたくさんある一方で、中世の貴重な建造物も残っている、パリの昔と今が混在する魅力的な場所です。

お買い物をしながら素敵なカフェでひと休みしたりと、天気の良い日にウキウキと散策が楽しめる、そんなマレ地区でも一際目立つ存在の『Merci Paris(メルシー・パリ)』

パリでお買い物をする場所として、大型デパートかこじんまりとしたブティックしかないのですが、今回ご紹介する『Merci Paris(メルシー・パリ)』は、珍しく規模の大きなライフスタイル提案型セレクトショップです。

パリジェンヌの気になる最新のライフスタイルとは?そして最先端のセレクトショップは、日々の暮らしにどんな香りを提案しているのでしょうか?

心地よいライフスタイルに似合うアイテムをマレ地区からご紹介していきたいと思います!

[2]『Merci Paris(メルシー・パリ)』の見どころ

Merci Paris(メルシー・パリ)

お店に一歩足を踏み入れると、吹き抜け型の天井が広がり、開放感の溢れる素敵な内観です。

地下1階~2階建ての造りで、取り扱うアイテムは衣・食・住に関わるもの全て。

Merci Paris(メルシー・パリ)

ファッションはパリでもヴィンテージが流行です。実は「断捨離」という概念が存在しないフランスでは、物を捨てない傾向にあります。

日本ではできるだけ物を増やさないシンプルな暮らしがよく提案されていますが、フランス人は物をほとんど捨てません。

といっても生活していると物は増えていくので、こうして洋服をヴィンテージとして再利用したり、雑貨を蚤の市で売り出したりします。

こちらで暮らしていると、リサイクルのキャンペーンやプロモーションをよく見かけます。

Merci Paris(メルシー・パリ)

訪れた日は偶然にもリサイクルのイベントが行われていて、ガラスを再利用して造られたグラスや花器、エコバッグなどが販売されていました。

日本が「断捨離シンプル」としたら、フランスでは「リユース・シンプル」志向が強まっていると感じます。エコ大国ならではのライフスタイルが垣間見えました。

ネットで何でも買える時代だからこそ、実店舗はこうあるべき!という、お手本とも言えるようなセレクトショップです。

ショップ側のメッセージや大切にしたい世界観など、一歩足を踏み入れた瞬間にヒシヒシと伝わってくる独特の雰囲気があり、訪れる人に常にインスパイアを与えてくれる、まさに「提案型」のセレクトショップと言えるでしょう!

Merci Paris(メルシー・パリ)

ベッド周りのリネンアイテムも100%コットン素材で、ずっと使いたくなるような優しい肌触りです。

枕やクッションはハンドメイドで、素材の良さだけでなく見た目のデザインも女性の心をくすぐります。

Merci Paris(メルシー・パリ)

見どころが盛りだくさんなのは言うまでもないのですが、扱う商品一つ一つに意味があり、ただ「可愛い!」を追うショップではありません。

物の大切さとありがたさを教えてくれるような、しっかりとした理念を持ったショップですなんですよ。

[3]シンプルな暮らしに合う香り

さて『Merci Paris(メルシー・パリ)』が提案する香りとはどんなものがあるのでしょうか?

取り扱う数こそ少ないものの、昨今のフランスらしい香りのアイテムが並んでいました!

Lola James Harper(ローラ・ジェイムズ・ハーパー)のルームフレグランス

Lola James Harper(ローラ・ジェイムズ・ハーパー)

『Lola James Harper(ローラ・ジェイムズ・ハーパー)』は、Rami&Celine(ラミ&セリーヌ)のフランス人カップルが1998年に立ち上げた、ライフスタイルプロジェクトチームです。

写真家の夫Rami(ラミ)と、シンガーの妻Celine(セリーヌ)は、芸術活動の一環で世界中を旅するなかで、各地でインスパイアされた香りを作り始めました。

主に車で移動するロードトリップをしていたため、立ち寄った場所に関連した香りが多いのが特徴です。

「ムービーシアター・ランカスター(ランカスターの映画館:イギリス)」、「ギターショップ・デンマーク(デンマークのギターショップ)」など、香りからその情景が目に浮かぶようなユニークなネーミングです。

なかでも私が注目した香りは、「レイニー・デイズ・イン・レイク・ディストリクト(ディストリクト湖の雨の日々)」です。

ディスクトリクト湖は、イギリスにある湖の名前です。イギリスは年間を通して日照時間がとても短く、特にこの湖の辺りは降水量が多い地域なのだとか。

そこに数日間滞在した、創設者の妻でシンガーであるCeline(セリーヌ)は、「自分と向き合えて、曲を作るのに適した場所」と記しています。

香調はミルラ、ラブダナム、イランイランです。

「雨」と聞くとマリン系のみずみずしい香りをイメージしがちですが、こちらの香りはずっしりと重く、ほんのり甘いスモーキーさが特徴です。

緯度の高い国は、1年の半分以上が曇天にさらされます。霧がかったイギリスの湖の、静けさと荘厳さが思い浮かびました。

雨の日は何となくセンチメンタルな気分になるもので、音楽を聴いたり読書をしたりと、外出時とは違った過ごし方がありますよね。

そんなセンチメンタルな部分を表した、珍しくもアーティスティックなルームフレグランスです。

長雨が続いてしまって家にいなければいけない…そんなおこもりの時に最適な香りです。また、家でヨガをされる方にもぴったりだと思います!

『Lola James Harper(ローラ・ジェイムズ・ハーパー)』は旅と芸術を一体化したプロジェクトチームなので、彼らの作る香りはどこかエキセントリックです。

他と被りたくないルームフレグランスをお探しの方にぜひおすすめしたい香りです。

Lola James Harper(ローラ・ジェイムズ・ハーパー)

出典 instagram.com/lolajamesharper/

写真家である創設者Rami(ラミ)のおしゃれな世界観が詰まったインスタグラムも必見です!

>>『Lola James Harper』公式インスタグラムはこちら

BON PARFUMEUR PARIS(ボン・パフューマー・パリ)

BON PARFUMEUR PARIS(ボン・パフューマー・パリ)

実は『Merci Paris(メルシー・パリ)』で取り扱いのある香水『BON PARFUMEUR PARIS(ボン・パフューマー・パリ)』の一つだけです。

100%フランス製の香水ブランドなのですが、ひと目見た感想は「フランスらしからぬシンプルさ!」でした。

ボトルデザインもさることながら、各香水の名前は「101」、「102」…と数字だけというものです。

もしデパートの香水売り場で、他の煌びやかな香水と混じって並んでいたらきっと見逃してしまいそうなほどインパクトがありません。

ただ、その香りには強い自己主張がありました。

BON PARFUMEUR PARIS(ボン・パフューマー・パリ)

女性用で一番人気の「101」

トップノート…ベルガモット、カルダモン、ラベンダー
ミドルノート…ダマスクローズ、リリー、ホワイトシダー
ラストノート…アンバー、パチュリ、クリスタル、ムスク

誰もが憧れる綺麗なお姉さん。社交的で協調性の高い、地域の人気者の女性。垢ぬけていて周りの空気をよく読み誰とでもすぐ打ち解ける、柔和な人。

シンプルなボトルからは想像もつかないほどその香りは印象的で、まるで「女神」のような清々しい香りがしました。

キャリアウーマンのような強さではなく、少し母性を感じさせる甘さと温かさがあります。

現代の女性は仕事に子育てに女磨きに、忙しい生活を強いられていると思います。普段の生活に忙殺されたときにこの香りを嗅いだら、忘れかけている「“女性”性」をふっと思い出させてくれるんじゃないかな、と感じました。

「BON PARFUMEUR PARIS(ボン・パフューマー・パリ)」の調香師、Alexandra Monet(アレクサンドラ・モネ)が101の香りについてこう表現しています。

Cocktail glamour. (カクテルの魅力。)

High heels on the red carpet. (レッドカーペットでのハイヒール。)

Champagne and Tagada kisses. (シャンパンとキス。)

A night walk along the Seine. (夜のセーヌ川のほとりで散歩。)

Walking or on a bike. (徒歩かバイクで。)

Fairy tale in the present moment. (今この瞬間のおとぎ話。)

 

非日常でロマンチックなひと時を味わえる、まさに女性が女性らしくいられるような香水です。

フランス女性はもちろんのこと、世界中の女性がたくましく生きる時代です。『BON PARFUMEUR PARIS(ボン・パフューマー・パリ)』の香りにはオン・オフをはっきりと切り替えられるような、爽快なコンセプトがありました。

見た目はシンプル、中身はしっかり。

BON PARFUMEUR PARIS(ボン・パフューマー・パリ)

メンズの香りも男前で重厚です。

ライフスタイル提案型セレクトショップ、『Merci Paris(メルシー・パリ)』らしい最先端のラインナップでした。

[4]モノがあふれる時代だからこそ

最近のフランス製の香水の特徴は二つに分かれています。

一つは新しいミレニアム世代に向けて発表されるユニセックス系のもの。二つ目は古き良き時代の香りを思わせる、原点回帰の香水です。

『Merci Paris(メルシー・パリ)』がセレクトしている『BON PARFUMEUR PARIS(ボン・パフューマー・パリ)』は、どちらかというと後者の原点回帰の香りがしました。

シンプルなボトルデザインや数字のみのネーミングは1920年代のシャネルの香水を彷彿とさせます。

見た目からは想像もつかないほどの濃厚な香り強いメッセージ性には驚かされました。このギャップはインターネット上では決して知りえないと思います。

簡単に物が手に入ってしまう現代で、実際に手に取って自分の目で、鼻で感じ取る感性の大切さもあるのではないでしょうか。

もちろん、日本未発売の商品が手に入るなど、インターネットの素晴らしさもあると思います。

『Merci Paris(メルシー・パリ)』で扱う商品の多くは、エコ大国フランスの主流となっている、「リユース・シンプル」を最大限に表現したものです。

そして作り手の思い感性が直に伝わるのが実店舗の良さだと思います。

Merci Paris(メルシー・パリ)

哲学書や料理本などが並ぶブックカフェも併設しています。

ちなみに『Merci Paris(メルシー・パリ)』の収益の多くはマダガスカルの女性と子供を支援するために使われています。

クリエイティブなインスピレーションを刺激するだけでなく、その人道的な哲学も他のショップと一線を画しています。

人にも環境にも優しい、温かな人間味のあるセレクトショップと言えるでしょう。

[5]香りのあるライフスタイルはやっぱり素敵

Merci Paris(メルシー・パリ)

ファッション、デザイン、雑貨、香りetc…とあらゆるライフスタイルをカバーする高感度セレクトショップの『Merci Paris(メルシー・パリ)』

パリジェンヌが好む、最先端のアイテムがぎっしり詰まっています。パリ旅行の際は、必見のショップです♪

人にとって、一番のベースは「家」にあると思います。安らげる場所であったり、活力が生まれる場所であったり、絆を育む場所でもあります。

香りは長く記憶に残る存在なので、これからも大切な人と大好きな香りと共に暮らしていきたいものです。

>>公式ホームページはこちら

【Merci Paris(メルシー・パリ)】
111 Boulevard Beaumarchais, 75003 Paris


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