［1］春におすすめ“フローラル”“フルーティ”の香水ってどんな香り？

フレグランスの販売員である私が今年の春に絶対おすすめする香りは、“フローラル”や“フルーティ”の華やかな香りです。

男性が選ぶ「美人っぽい香水」ランキングには必ずと言っていいほどランクインしており、“モテ香水”と言っても過言ではありません。

そもそも“フローラル”の香りとはどんな香りなのか…その名の通りお花の香りで、ローズ、マグノリア、アイリスなど、種類がとてもたくさんあります。

なかでもジャスミン、イランイラン、ジャスミン、チュベローズ、スズラン、ネロリなどの白いお花で構成された香りをホワイトフローラルと呼びます。

2019年は甘い官能的な香りがするチュベローズの花をハイブランドがフューチャーし、人気の香りになりました。

そして“フルーティ”の香りとは、果物の果実の香りの事です。

イチヂク（香料ではフィグと表記されている事が多いです）やピーチ、アップルの香りはよく使われる香りで、フルーツの香りは年齢や性別問わず身近なので人気です。

おもしろいのは、日常でよく嗅ぐ甘くて爽やかなフルーツの香りの多くは、香料としては採取できず、香水で使われるのは天然成分ではなく合成香料だということ。

合成香料と聞くと抵抗があるかもしれませんが、合成香料は本物よりも本物らしくクリアな香りで、長時間香るという嬉しい特徴があります。

［2］“フローラル”“フルーティ”おすすめの香水4選

ヌン／LABORATORIO OLFATTIVO（ラボラトリオ・オルファティーボ）

30ml　7,000円（税別）※数量限定生産
100ml　17,000円（税別）

イタリアのブランド『LABORATORIO OLFATTIVO(ラボラトリオ・オルファティーボ)』からのおすすめはこちら「ヌン」の香り。

白い花々と洋梨が中心に香る優しいホワイトフローラルの香りです。

白い蓮の花（ホワイトロータス）とジャスミンなどの花々の香りは清潔感を、洋梨が少しだけ甘さを加えて女性らしさを、最後にムスクが気品良く香り立ちます。

蓮の花の花言葉は「清らかな心」。無垢とはこの事と言わんばかりの、おしとやかな純粋さを纏える香水です。

NOTE：
トップ｜ベルガモット、レモン、洋梨、ネロリ
ボディ｜ホワイトロータス、ソケイ（ジャスミン）、イランイラン
ベース｜ブロンドウッズ、アンバー、ムスク

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フロラネ／NISHANE（ニシャネ）

100ml　21,000円（税別）

トルコのブランド『NISHANE(ニシャネ)』から、2020年1月に日本で発売されたばかりの新作の香水が「フロラネ」です。

『NISHANE(ニシャネ)』の香水は賦香率（香料の割合）が高いのも特徴で、春の訪れを感じるような、華やかなフローラルの香りも肌の上で長く香ってくれます。

最初はカシスが甘くジューシーに香り、徐々にバイオレット、ミュゲ(スズラン)、ジャスミンが花開きます。最後はヒノキの香りが甘さやフローラルの香りをキリッとまとめてくれるので、大人なフローラルの香水です。

NOTE：
トップ｜グレープフルーツ、カシス
ボディ｜バイオレット、ミュゲ、ジャスミン、アンバー
ベース｜ヒノキ、ムスク、バニラ

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ザ タイム（現在）／THE HOUSE OF OUD（ザ・ハウスオブウード）

75ml　27,500 円（税別）

イタリアのブランド『THE HOUSE OF OUD（ザ・ハウスオブウード）』は、まず特徴的なボトルに目を奪われます。

実はこのボトル上下逆になっており、上の丸い部分に香水が入っていて下のゴールド部分が蓋になっています。

上の丸い部分は手作業で一つ一つ塗装しているので、2つとして同じデザインはありません。オンリーワンの香水瓶として使い終わってもお洒落なインテリアになりますね。

気になる香りですが、「無糖の紅茶みたい」と表現する人も多いほど、ふんわり香るお茶っぽい香りで、春に纏いたい香りとして既に店頭でも大人気の香水です。

それもそのはず、カモミール、ブルーティー、ブラックティーの香料が使われているので、しっかりお茶感を出しています。鼻あたりの良いベルガモットの香り立ちから始まり透き通ったお茶の香りを楽しみ、最後はアンバーが甘く香ります。

この香水、元々お茶をイメージして作られた香水ではなく、実は“現在”と言う時間軸をイメージした香りです。

これからの未来へ向けての明るさを、爽やかなお茶の香りで表現し、最後のアンバーの甘さは過去のドッシリした重さを表しているような構成です。透き通ったフローラルの香りを纏いたいなら、迷わずこちらがおすすめです。

NOTE：
トップ｜ベルガモット、 よもぎ、ブルーカモミール
ボディ｜ブルーティー、バーベナ
ベース｜シダーウッド、ムスク、アンバー、ブラックティー

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レ フルール デュ デシェ ― アイ アム トラッシュ（ゴミの花）／ETAT LIBRE D’ORANGE(エタリーブルド・オランジェ)

30ml　8,500円 (税別)
50ml　12,500円（税別）
100ml　18,500円（税別）

フランスのブランド『ETAT LIBRE D’ORANGE（エタリーブルド・オランジェ）』はストーリーから香りを作り出しているブランドです。

ネーミングもユニークな物が多く、特にこの香りは「ゴミの花」というネーミングで“ゴミ”と付くのでみなさんビックリされます。

「NOSE SHOP（ノーズショップ）」では去年1年間で男女問わず大人気の香りでした。

なぜ“ゴミ”なのかと言うと、リンゴの皮やオレンジの皮などゴミとして捨てられてしまう部分を香料として使用し「無駄なものは何もない」ことを表現した香水だからです。

アップサイクルの要素が詰め込まれた香水ですが、誰もがこの香りの完成度と美しさに驚くはずです。

アップル、オレンジ、タンジェリン、ストロベリー、レモングラスこれらがジューシーで甘いフルーティな香りを放ちます。

春服のカラフルな色に負けない、華やかな香りを纏いたかったら間違いなくこの香水がおすすめです。自分自身も周りの人々も至福を味わえます。

NOTE：
ビターオレンジのアップサイクル、グリーンタンジェリンのアップサイクル、グアテマラ産レモングラス、アップルエッセンスのアップサイクル、ローズアブソリュートのアップサイクル、イソイースーパーのアップサイクル、サンダロア、シダーウッドアトラスのアップサイクル、アキガラウッド、ガリゲットストロベリー・・・

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［3］春のおしゃれを華やかな香りでランクアップ

“フローラル”“フルーティ”の香りには人を惹きつける華やかさがあります。

コートを脱いでカラフルな春の服を着る時は、お洋服に負けない華やかな香りを纏っておしゃれをランクアップさせることもできます。

また、春は新生活をスタートさせる人も多い時期、香りが話のきっかけになるかもしれません。

お気に入りの「フローラル」「フルーティ」の香りを探してみてくださいね。