バラ好きさん必見!『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』の全て

花の王とも呼ばれ、世界中で愛されているローズ。古くからローズがテーマの香水は数えきれないほど作られてきました。パリ発の『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』は、数ある香水ブランドのなかでも大変珍しい“ローズの香り専門”のフレグランスメゾンです。その可憐なブティックの世界観や、エレガントな香りの数々をご紹介します。

Les Parfum de Rosine レ・パルファン・ド・ロジーヌ

2020年03月19日更新

香水/フレグランス

大内 聖子   FELICE ライター

  • fb
  • line

[1]『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』ってどんなブランド?

『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』は、1991年マリー・エレーヌ・ロジョンによってパリで創立された、“ローズの香り専門”の香水ブランドです。

彼女の曽祖父は、ナポレオン3世御用達の化粧品・香水を手がけたルイ・パナフュー。そのためマリー・エレーヌは、幼い頃から高級な香りや美しい香水ビンに触れ、心惹かれていたそうです。

やがて彼女は同じ道を歩む決心をし、ジバンシィ、ピエール・バルマンなどで経験を積んだのち独立。1991年パリの中心地パレ・ロワヤル※に香水ブティックを開きました。

※パレ・ロワイヤル…パリの1区にある歴史的建造物。現在は文化省や国務院、フランス憲法評議会や高級レストラン、商業ブティックなどが並ぶ建物となっています。セルジュ・ルタンスの本店もパレ・ロワイヤルにあります。


出典 instagram.com/p/BP5PNmdB9Me/

『Les Parfum de Rosine(レ・パルファン・ド・ロジーヌ)』は、パリの郊外に壮大なバラ園を所有しており、創業者自らが300品種以上ものローズの手入れをしているほどこだわりを持って作られています。

私が『Les Parfum de Rosine(レ・パルファン・ド・ロジーヌ)』を知ったきっかけは、パリの中心地、パレ・ロワイヤルを何気なく散策していたときのこと。

歴史的な建物の出口付近にひっそりと佇む、不思議な雰囲気に包まれたブティックに一瞬で目を奪われてしまいました!

10坪にも満たないこじんまりとしたお店。人の気配もなく入店を躊躇してしまった私は、その日はいったん引き返し早速インスタグラムでチェック。


出典:出典 instagram.com/p/BkdAPGPHnUQ/

フェミニンで圧倒的にアーティスティックな画像の数々に一瞬で恋に落ち、またしてもフレンチ香水ブランドとの運命的な出会いを果たしました。

一週間後には実際に『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』の店内に足を踏み入れ、“ローズの香り専門”の香水ブランドの世界観に感激することになります!!

[2]ローズのバリエーションが豊富な「ザ・クラシック」ライン

モノトーンでまとめられたシックな壁紙、ドレープカーテンが施された店内は、“ローズを愛でながら想い人を待ち焦がれる良家のお嬢様” の小部屋のような雰囲気です♪

日本では味わえないこの空間、女性なら誰もが魅了されることでしょう。

古代はあのクレオパトラをも虜にした百花の王、ローズ

この香料を用いたフレグランスは世界に数あれど、『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』ほどのラインナップは見たことがありません。

“ローズの香り専門”の香水ブランドだけあって、なんと22個のフレグランスが存在します!

なかでも定番の人気ラインが、「ザ・クラシック」と呼ばれる9種類のセレクト。淡い色合いのボトルにカラフルなタッセルが本当に魅力的です♡


 

日本人に一番人気の香り「UN ZEST DE ROSE(アン ゼスト ド ローズ)」


出典 instagram.com/p/BQfXpnfFMLa/
香調:シトラス・ローズ

2002年発売。シトラスの香りがアクセントになっていて、ローズとアルゼンチン産のマテ茶などがフレッシュで爽やかな印象に。

“ Zest(ゼスト)”とは、趣のある・風味ある香りの意味。

トップノート…レモン、ベルガモット、オレンジピール、ドライフルーツ
ミドルノート…ローズ、グリーンティー、ジャスミン
ラストノート…マテ茶、アンバーグリス、ムスク

シトラス・ローズの香調といってもティーの香りが効いているので、ツンとする柑橘系ではありません。どこかエアリーで芳ばしいような、心地よい青さや爽やかさを楽しめます。

また、ジャスミンを中心とする癖のないフローラルノートも適度に香り、ラストも軽め。

全体を通して、しっかりとローズを感じられるのに派手すぎない、柔らかいトーンに仕上がっています。

『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』で15年勤務しているというPerrine(ペリーヌ)さん曰く、「日本のお客様は共通してライトな香りを購入されます。アラブ系のお客様は濃厚でスパイシーな香り、フランス人はセンシュアルなフレグランスが好きですね!」

今までパリにある数々の香水ブティックに足を運んできましたが、“日本人はライトでフレッシュな香りを好む国民”との認識が既にフランスのフレグランス界では有名なようです!

[3]至高ローズとバレエのマリアージュ。誰もが舞台の主役に!


出典 les-parfums-de-rosine.com/

『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』のユニークな香りの展開のひとつに、“ローズとバレリーナ”をかけ合わせた「The Ballerina Collection(ザ バレリーナ コレクション)」があります。

各香水の名前はシンプルで、「Ballerina No1(バレリーナ ヌメロアン)」から「Ballerina No5(バレリーナ ヌメロサンク)」の全5種類。

バレリーナをテーマにした香水とはなんとも珍しく、興味がそそられる香りですよね♪

『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』が近年最も力を入れているという、「The Ballerina Collection(ザ バレリーナ コレクション)」から人気の香り3つをご紹介します!

「Ballerina No3(バレリーナ ヌメロトロワ)」


香調:ウッディ・フローラル

2017年発売。「白鳥の湖」を踊る黒鳥・オディールのようにミステリアスで人を魅了するちょっぴりセクシーな香り

トップノート…フューシャフラワー、ローズのつぼみ、ブラックペッパー、ピンクペッパー
ミドルノート…ブラックローズ、バイオレットリーフ
ラストノート…サンダルウッド、ウード、カシュメラン※、キャラメライズバニラ、シダーウッド、パチョリ、アンバー

※ムスキー、フローラル、ウッディを感じさせる合成香料。

知的で賢く、挑発的に表舞台へ挑むような強い女性の香りを表現しています。第一印象は生命力に溢れた魅力で人を惹きつけるも、最後は「悪女」の顔を持つオディールの二面性。

コケティッシュな色気を放つ、センシュアルな香りです!

「Ballerina No4(バレリーナ・ヌメロキャトル)」


香調:ウッディ・フローラル

2018年発売。「白鳥の湖」の主人公である白鳥のオデットから着想を得た香り。
真っ白なボトルとチュチュは、優雅でピュアな魅力を持つオデットをイメージしています。

トップノート…ベルガモット、ピンクペッパーコーン、カルダモン
ミドルノート…ブルガリアンローズアブソリュート、ジャスミンアブソリュート、チュベローズ、ピーチ、インセンス
ラストノート…サンダルウッド、トルーバルサム、モス、アンブロクサン

ミドルに香るホワイトフラワーのオンパレードが「Ballerina No4(バレリーナ・ヌメロキャトル)」の素晴らしいところ。

南仏グラースで栽培されたブルガリアンローズやジャスミンのアブソリュート(水蒸気による蒸留法以外で抽出されたもの)を香料として使用しています。

ピュアで優しくて、癖もなく、ソフト。ラストのサンダルウッドも濃すぎず、ミドルのローズも派手すぎず、本当に「白鳥の湖」の舞台を見ているような、心地よい高揚感と優雅さに浸れます!

誰しもが好印象を抱くような、イノセントな香りです。

「Ballerina No5(バレリーナ ヌメロサンク)」


香調:オリエンタル・フローラル

2019年発売。ゴージャスなゴールドのボトルとチュチュは舞台で圧倒的な存在感を放つバレリーナをイメージしています。

トップノート…ローズエッセンシャル、マンダリンオレンジ、オレンジフラワーアブソリュート、インド産イチヂク
ミドルノート…ターキッシュローズエッセンス、スミレの砂糖漬け、ライチ、アーモンドの花、ヘリオトロープ
ラストノート…ターキッシュローズアブソリュート、ベンゾイン、トンカビーンアブソリュート、パチョリエッセンス、シダー、ガイアックウッド

『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』の最新作は、 観客を惹きつけてやまない華麗なバレエダンサーをイメージした「Ballerina No5(バレリーナ ヌメロサンク)」

この上なく煌びやかでクラシカルな、パーフェクト・ローズの香りです。

トップノートからラストノートまで一貫して躍動感のあるローズがヒロインで、まるでパリのオペラ座で踊るプリンシパル(最高位ダンサー) のような存在感です。

大輪の花束を抱えているような、リアルで贅沢な香りが印象的なので、フォーマルなシーンはもちろん、特別な日のロマンチックなデートにもばっちり。

香水の完成度を上げるための“雰囲気フローラル”ではなく、まるで生きているような血の通ったダイナミックな香り。ラストに残るオリエンタルノートが甘美な余韻を残します。

チュチュ(バレリーナが着る衣装)が飾られたブティックのディスプレイ♪

[4]流行に左右されないフレグランス・メゾン

「ローズ」とひと口に言っても、その表情は様々ですよね。色の種類も豊富で、さらにローズ自体の香りには他の花にはない多面性があるそうです。

『Les Parfum de Rosine(レ パルファン ド ロジーヌ)』はどの香りも、ローズのエレガント性を最大限に引き出しています。バラ好きさんにとって運命の香りが見つかるはずです!

そして一度身にまとえば、誰もが「女度の上がる」フレグランスとなるでしょう♪


  • 関連するキーワード