Flower of Summer!~夏に花咲くときめく香り~

みなさんは夏の花と聞くとどんな花を想像しますか?今回は素敵な香りを放つ夏の花をご紹介したいと思います。もしお花屋さんで見かけたら、お部屋に飾って夏を感じてみてくださいね♡

2020年07月02日更新

香水/フレグランス

Keiko  FELICE ライター

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[1]爽やかで涼しげな香りの花

ラベンダー

ラベンダー

ラベンダーはリラックスの代名詞というイメージが強く、アロマテラピーでも最も人気のある香りの一つです。

日本でも、最近では入浴剤や洗剤といった日用品にも多く使われているので、誰もが一度は嗅いだことがある香りですよね。

ラベンダーと人間の歴史は古く、古代ローマ時代にさかのぼると言われています。

フランス・プロヴァンス地方のラベンダー畑がとても有名ですが、日本でも北海道の富良野町などで栽培されており、7月になると丘一面がラベンダー色に染まり、観光客を喜ばせてくれます。

ラベンダーの香りは、リラックス作用、浄化作用、鎮静作用があるといわれ、風に乗ったラベンダーの香りは深呼吸をしたくなるような気分にさせてくれます。

・花言葉

献身的な愛、沈黙

・開花時期

7~8月

・咲く場所

日当たりと風通しの良い場所に群生します。高温多湿の土地での栽培は難しいとされており、涼しく比較的乾燥した土地を好みます。

・見た目の特徴

濃い紫色の花を稲穂のような形に付けています。

・香りの特徴

爽やかでハーブ調の香りを風にのせて遠くまで放ちます。

・ラベンダーを使った香水

フゼア・ロワイヤル(ウビガン)
イングリッシュラベンダー(ヤードリー)など

※ラベンダーはほとんどの香水に含まれているといっても過言ではないほど、色々な香水の原料になっています。その中でも上のふたつはラベンダーの香りをメインにしているため、現在でも愛されています。

 

ベルガモット(モナルダ)

べ

花よりも葉っぱや茎から強い芳香を放つベルガモット。アールグレイティでお馴染みの柑橘のベルガモットによく似た香りです。

ベルガモットの花はミツバチの大好物で、開花時期にはミツバチがたくさん蜜を集めに来ます。その様子から“ビーバーム”という愛称もあります。

また、たくさんのミツバチが寄り集まることからか、風水では仕事運向上の花ともされています。太陽が昇る東と南西にベルガモットを植えると、情報通になり、仕事が途切れず安定した収入を得られるといわれています。

・花言葉

やすらぎ、火のような恋

・開花時期

6~9月

・咲く場所

日当たりがよく程よい気候を好みます。北米原産のため涼しいくらいがちょうどいいと言われています。

・見た目の特徴

赤やピンクの花を咲かせ、あざみやヒガンバナに似た細長い花びらを持ちます。

・香りの特徴

紅茶のアールグレイに使用される柑橘のベルガモットによく似た香りです。

・ベルガモット(柑橘)を使った香水

4711オーデコロン(ミューレンス)
コレットの香り(トッカ)
など

※モナルダの花からは精油があまり取れないことから、今回は香りがよく似ている柑橘のベルガモットを使用した香水を紹介しています。

[ミューレンス] 4711 90 ml EDC SP

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[2]華やかで南国を感じる花

アラビアンジャスミン

アラビアンジャスミン
出典 horti.jp/9788

ラベンダー同様、ジャスミンも古くから人々を魅了してきた花です。その歴史は、古代エジプト時代まで遡り、あのクレオパトラも香油や花びらを愛用していたといわれているほどです。

現在では、ローズと並び香料業界で最高級香料として位置づけられるジャスミン。その香りは、華やかなのに繊細で、ミステリアスな女性を彷彿とさせます。

見た目は可憐で可愛らしく、最近では庭先に植えている家も見かけるようになりました。オリエンタル調の香水ではかかせない唯一無二の花です。

ジャスミンには多くの種類があり、ジャスミンティーにはアラビアンジャスミン、香料にはジャスミンサンバックなど、用途に応じて使用する花が変わるのも面白いです。

・花言葉

愛らしさ、優美

・開花時期

7~9月

・咲く場所

乾燥していて比較的高温の気候を好み開花します。現在では、モロッコやエジプト、インドなどの国で盛んに栽培されています。高温多湿ですが、日本でも庭先に植えている家が増えてきました。

・見た目の特徴

5枚の純白の花びらを持つ可愛らしい花です。

・香りの特徴

エキゾチックで華やかな香りを放ちます。繊細で他に類を見ない香りは、古くから人々を虜にしてきました。ジャスミンティーの香りは花の香りがそのまま感じられます。

・ジャスミンを使った香水

No.5(シャネル)
Amalia(フエギア1833)
など

シャネル(CHANEL) No.5 ロー EDT SP 50ml[並行輸入品]

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イランイラン

イランイラン

香りは特徴的で、好き嫌いがはっきりわかれるのがイランイラン。タガログ語で「花の中の花」の意味を持っています。

フィリピンやマダガスカル島で盛んに栽培されており、アロマテラピーや香水の原料として精油の生成が行われています。

イランイランの香りは官能的で、熱帯らしい濃厚な香りを放つのが特徴です。この香りが好きな人にとってはとてもリラックスできる香りで、不安を取り除いてくれるとも言われています。

南国のリゾートを思い浮かべながら嗅いでみると、開放的な気持ちになれることでしょう。

・花言葉

乙女の香り、誘惑

・開花時期

7~8月

・咲く場所

東南アジアなど高温多湿の地域を好みます。

・見た目の特徴

黄色く細長い花びらを柳のように垂らして開花します。

・香りの特徴

華やかで妖艶な香りを放ちます。夜明け前から朝にかけてが最も強く香ります。

・イランイランを使った香水

デューン(ディオール)
ソレイユ(フラゴナール)
など

 

[3]甘く濃厚な香りの花

チュベローズ


出典 noseshop.jp/magazine/column/tuberose/

相手を虜にするといわれるほど、甘く濃厚な香りを放ちます。ジャスミンにコンデンスミルクを混ぜたような濃厚さで、インドでは結婚式で飾る定番の花だそうです。

香水になってもその甘さは変わらず、女性らしさを存分に演出してくれます。昼間から香りを放っていますが、夏の夜に似合う香りです。

また、香水業界でもチュベローズの香りは、ジャスミンやミュゲ(スズラン)のような純粋無垢なイメージではなく、やはり夜が似合う小悪魔的なイメージを持たれているそうです。

ニナリッチのリッチリッチという香水のイメージポスターは、まさにそのイメージを体現しています。

調香師たちは香りの特徴をキャラクターとしてとらえて香水作りをしています。香りを表現するときに「洗練された女性」とか「やんちゃな男の子」と置き換えてみると親しみがわきますよね!

・花言葉

危険な快楽

・開花時期

6~8月

・咲く場所

水はけと日当たりが良い場所であれば丈夫に育ちます。

・見た目の特徴

乳白色で楕円形の花びらが6枚。手のひらでつぼみを作ったような形の花です。

・香りの特徴

昼間から華やかな香りを放ちます。夕方になるにつれ、より濃厚で甘く変化するのが特徴です。

・チュベローズを使った香水

フルール・ダルジャン・オードパルファム・アブソリュ(ミュウミュウ)
リッチリッチ(ニナリッチ)
マダムロシャス(ロシャス)
など

 

クチナシ

クチナシ

クチナシの香りは、ジンチョウゲ、キンモクセイと並んで三大香木として親しまれています。初夏の風に乗って甘い香りが運ばれることから、喜びを運ぶ花とも言われています。

欧米ではダンスパーティーへ誘う女性へクチナシの花を送る文化があり、そこから花言葉が生まれたそうです。

ジャスミンの華やかさとジンチョウゲの甘さをブレンドしたような素晴らしい香りが特徴です。クチナシを部屋に飾れば、不安な気持ちを取り除いてくれることでしょう。

香料としては、「ガーデニア」という別名もありますが、精油の生成量が非常に少ないため大変貴重な香料として位置づけられています。

多くは合成香料でクチナシの香りを作っているという現状もあります。

・花言葉

私はとても幸せです、優雅

・開花時期

6~8月

・咲く場所

東アジアが原産ですが、現在では世界中で広く栽培されています。

・見た目の特徴

純白の花びらを多く持つ花です。バラのような形をしています。

・香りの特徴

濃厚な甘さとジャスミン調の爽やかさを併せ持つ三大香木のひとつです。

・クチナシを表現した香り

ガーデニア(シャネル)
リリーガーデニア(サンタールエボーテ)
など

 

[4]夜に花咲くミステリアスな花

ヨルガオ

夜8時頃から夜明け前まで甘い香りを放ちながら開花させます。夏の夜を彩るミステリアスな花です。

夜に咲く花にしては香りが柔らかく、日本の夏にぴったりです。

夏は風鈴を飾る方も多いと思いますが、風鈴の音色と風に乗って微かに香るヨルガオの相性は抜群!思わず浴衣を着ておうち時間を過ごしたくなります。

真っ白な花は夜の闇に映え、ムーンフラワーの異名も持っています。

残念ながら香料の生成は難しく、合成香料にて表現されることが多い花です。

・花言葉

夜の思い出、妖艶

・開花時期

7~10月

・咲く場所

観葉植物として日本全国の過程で育てられています。

・見た目の特徴

純白の朝顔のようなお花を咲かせます。

・香りの特徴

やわらかく優しい甘さをもつお花です。夜の風に馴染むとより優しく感じられます。

・ヨルガオを使った香り

ニナ(ニナリッチ)
ピローミスト・ムーンフラワーの香り(デュランス)
など

ニナリッチ ニナ30ml

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ヤコウボク

ヤコウボウ

ナイトジャスミンの異名を持つヤコウボク。インドの庭園を彩り、じっとりと湿り気のある夜によく似合う香りを放ちます。

かなり強く香るため、直接鼻を近づけると頭が痛くなるほどともいわれています。

おうちで楽しむためには、花を数個だけ持ち帰り、カクテルグラスや豆皿などに生け、窓辺に飾るのがおすすめです。

窓を開けておけば、部屋中に香りが広がり、一気にインドに行ったかのような気分にさせてくれます。

・花言葉

高貴なこころ

・開花時期

7~9月

・咲く場所

暖かい地域を好みインドなどで盛んに栽培されています。

・見た目の特徴

細長いラッパのような形で、花びらは星型に開きます。白く可愛らしい見た目をしています。

・香りの特徴

昼間は花が閉じており香りがしないのですが、夜8時頃から香りが漂ってきます。甘く濃厚な強い香りを夜の闇に放ちます。

・ヤコウボクを使った香水

ぬちがふぅ 石垣島 オードパルファム(資生堂)
インディアンナイトジャスミン・オードトワレ(ザ・ボディショップ)
など


 

[5]季節を感じる香りで夏を迎えよう

今年の夏は、外出を控え、おうち時間を過ごしている方も多いと思います。そんなとき、季節を感じる自然の花々の香りは、身も心も癒してくれることでしょう。

お部屋の窓から香りが漂ってきたり、散歩で通った公園や道でいい香りのお花を探してみたりして、夏の始まりを楽しみましょう。

ご紹介した花々は香水にもなっているので、夏香水として使ってみてもいいかもしれません。

せっかくの夏なので、元気の出る香りと出会えますように!

 


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