最新版!2020年上半期フランスで最も売れた香水TOP5

香水の国といえばフランス♪“香りは文化”と言われるほど、フランス人とフレグランスは切っても切れない関係。香水の消費量も群を抜いているフランス国内で、2020年上半期、最も売れた香水のTOP5が発表されました。気になる結果を一挙ご紹介します!

2020年08月18日更新

香水/フレグランス

大内 聖子   FELICE ライター

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[1]香水を着けないフランス女性はいない!

私が暮らすフランスでは「香水を着けないフランス女性はいない」と断言できるほど、みんな大の香り好き。

著名なフレグランスメゾンも数多く存在し、調香師やパフュームディレクターなど、人気香水の創り手にはフランス人がとても多いんです。

それもそのはず、フランスでは家族でオーデコロンを共有して使うなど、年齢的にも早い段階で“香りのある生活習慣”が身についています。

ノーメイクで出かけても香水だけは欠かさない、というパリジェンヌも多いんですよ♪

香水ブティックやデパートの香水売り場も充実していて、売る側も買う側も、香水愛に満ちた熱い会話が飛び交っています!

フランス国内においては、なんと1.6秒に1本のペースで香水が売れているのだとか。

そんな香水文化が根付いたフランスで最も売れたフレグランスとは?

今回は、2020年6月に発表された上半期フランスで最も売れた香水TOP5をご紹介します!!

[2]2020年上半期、フランスの香水売り上げTOP5

第5位
GOOD GIRL(グッド・ガール)/Carolina Herrera(キャロライナ・ヘレラ)

GOOD GIRL

■トップノート:レモン、ベルガモット、コーヒー、アーモンド
■ミドルノート:ジャスミン、チュベローズ、ローズ、オレンジブロッサム、イリス(ニオイアヤメ)
■ラストノート:トンカビーンズ、バニラ、カカオ、プラリネ、サンダルウッド、シナモン、アンバー、パチュリ、シダー、カシミアウッド、ムスク

『Carolina Herrera(キャロライナ・ヘレラ)』は、ニューヨーク発のラグジュアリーファッションブランド。

『Carolina Herrera(キャロライナ・ヘレラ)』の香水は、エレガントでセクシーなものが多いのですが、ニューヨークならではの自由なおおらかさも感じられるのが特徴です。

何といっても「GOOD GIRL(グッド・ガール)」の魅力は、そのボトルデザイン

ピンヒールの形をしたボトルデザインは他にありません。シックな色合いにゴールドのピンヒールが素敵で、香水のネーミング「GOOD GIRL(グッド・ガール)」と対照的なイメージです。

香りの印象は“小悪魔セクシー”♡

確かに、ピンヒールを履くと少しオンナ度が上がったように感じるものですよね。

全体的に甘くコケティッシュで、オフ向きの香りです。悪い女性を気取ってみたい、若い女性のための香りと言えるでしょう。

フランス人は「GOOD GIRL(グッド・ガール)」のような甘くてセクシーな香りが大好きなんです♪


 

第4位
Nº5 EAU PREMIERE(ヌメロ・サンク・オー・プルミエール)/CHANEL(シャネル)

Nº5(ヌメロ・サンク)

■トップノート:ネロリ、レモン、ベルガモット、アルデハイド
■ミドルノート:ジャスミン、ローズ、イランイラン、イリス(ニオイアヤメ)、ミュゲ(すずらん)
■ラストノート:サンダルウッド、シダーウッド、バニラ、ベチバー、アンバー、ムスク、シベット

香水の女王、『CHANEL(シャネル)』「Nº5(ヌメロ・サンク)」

1921年、ココ・シャネルの「女性の香りのする、女性のための香りを作りたい」という願いをもとに、初代シャネル専属調香師、エルネスト・ボーが調香した名香です。

100年もの時を経て、これほどまでに語り継がれた香水は『CHANEL(シャネル)』の「Nº5(ヌメロ・サンク)」以外にないのではないでしょうか。

実は40代~60代のフランス人女性でさえ「私にNº5(ヌメロ・サンク)はまだ早い」と言わせるほどなんです。

その香りは独特で、一度試したら忘れられなくなるほどのインパクトがあります。日本のみなさんの中では嫌煙する方も少なくないのでは?と思います。

ただ逆に捉えると、この難しい『CHANEL(シャネル)』の「Nº5(ヌメロ・サンク)」の香りを魅力的に纏うことができたとすれば、それこそが“真のレディ”と言えるでしょう!

この香りは、パリで見かける70代、80代の素敵なマダムに抜群に合います。

“全てを超えし者”という表現がピッタリくる『CHANEL(シャネル)』の「Nº5(ヌメロ・サンク)」は、娘から母へ、孫から祖母へのギフトとしても人気が高いそうです。

来年2021年は、「Nº5(ヌメロ・サンク)」の誕生から100周年を迎えるアニバーサリーイヤー♪

パリの『CHANEL(シャネル)』ブティックでどんなイベントが行われるか今から楽しみです!


 

 

第3位
COCO MADEMOISELLE EAU DE PARFUM VAPORISATEUR(ココ・マドモアゼル・オードゥ・パルファム/ヴァポリザター)/CHANEL(シャネル)

COCO MADEMOISELLE(ココ・マドモアゼル)

■トップノート:オレンジ、マンダリン・オレンジ、オレンジ・ブロッサム、ベルガモット
■ミドルノート:ミモザ、ジャスミン、ターキッシュ・ローズ、イランイラン
■ラストノート:トンカビーン、パチョリ、オポポナックス、バニラ、ベチバー、ホワイト・ムスク

第4位と同じく、『CHANEL(シャネル)』のベストセラーとなった「COCO MADEMOISELLE(ココ・マドモアゼル)」

本来、「MADEMOISELLE(マドモアゼル)」は、フランス語で若い未婚の女性に対する敬称です。と言っても「COCO MADEMOISELLE(ココ・マドモアゼル)」が、若い女性向けに作られたシャネルのフレグランスではありません。

このフレグランスは年齢に関係なく、恋と仕事に生きる全ての女性を応援するフレグランスなんです♪

トップ、ミドル、ラストの変化がはっきりしていて、それぞれオレンジ、ローズ、ムスクを品よく感じられます。

決して強すぎることはなく、華やかさ健全なセクシーさを兼ね備えているところがさすが『CHANEL(シャネル)』!理想のフェミニン像を描き出す、美しい香りです。

実は「COCO MADEMOISELLE(ココ・マドモアゼル)」は、フランス美女のイメージにピッタリ。

長い髪と艶めくリップ、ボディラインが強調されたファッションで魅力をたっぷり振りまいている…そんな誰もが憧れるお姉さんのような美女香水、と言えるでしょう。

見た目の女性らしさを重要視するフランス人にとって、「COCO MADEMOISELLE(ココ・マドモアゼル)」の香りは相性が良いのです♡


 

第2位
BLACK OPIUM(ブラック・オピウム)/イヴ・サン・ローラン

BLACK OPIUM(ブラック・オピウム)

■トップノート:ペアー(梨)、ピンクペッパー、オレンジブロッサム
■ミドルノート:ジャスミン、コーヒー、アーモンド
■ラストノート:バニラ、パチュリ、カシミアウッド、シダーウッド

世界的に大ヒットした『イヴ・サン・ローラン』「BLACK OPIUM(ブラック・オピウム)」が第2位でした。

私も持っているお気に入りの香りですが、この香水の一番の特徴は、“フランス男性が女性に纏ってほしい香り”として人気が高いところです。

トップノートのフルーツの甘さ、ミドルノートのカフェモカのような甘さ、ラストのバニラの甘さは、どれをとってもフランス男性の大好物!!

ですが、甘いのに媚びているわけではない『イヴ・サン・ローラン』のエスプリがばっちり効いています。

服装や季節、体温との相性によって、バニラやコーヒーが強く出たり、ジャスミンが強く出たり…といった変化が感じられやすい香り。

デートやリラックスタイムのシーンにピッタリで、どちらかというと“自分だけで堪能する香り”というよりは、男性と一緒に楽しみたくなる色気のあるフレグランスです♡

アムールの国、フランスに似合う香水と言えるでしょう!


 

 

第1位
J’ADORE(ジャドール)/DIOR(ディオール)

■トップノート:プラム、マンダリンオレンジ、ベルガモット
■ミドルノート:チャンパカ・フラワー、つたの葉、ジャスミン・サンバック、ターキッシュローズ、ヴァイオレット(スミレ)、オーキッド(蘭)、ブラックカラント
■ラストノート:ムスク、ウッディノート

2020年上半期、フランス国内で最も売れた香水は『DIOR(ディオール)』「J’ADORE(ジャドール)」でした!!

「J’ADORE(ジャドール)」とは、フランス語で「大好き」という意味です。曲線の美しいボトルデザインは、マサイ族の首飾りにインスパイアされたのだとか。

フランス調香界の女帝、カリス・ベッカーによって生み出された香りは、2013年には世界で最も売れた香水にランクインしています。

温かみのある、フルーティー・フローラル香水の傑作。女性のための香りを女性が作った「J’ADORE(ジャドール)」は、アロマティックで美しく優しい香りが魅力的です。

全体を通してほんのり甘めではありますが、グリーン感やフルーツの瑞々しさが絶妙なバランスで混ざっており、とてもフレッシュ。

ラストノートでは石鹸の香りに近づき、とても親しみやすく誰もが「大好き」と感じるでしょう。

程よく深みがありつつ、嫌味もなく、清潔感にあふれていて、洗練されている…嫌われようがないこのパーフェクトな香水が1位とは、納得のいく結果でした♪

「J’ADORE(ジャドール)」はリピート率が非常に高いのも特徴です。

どの世代にも、どの人種にも受け入れられるこのフレグランスは、きっとフランスだけでなく、世界中でこれからも愛され続けるでしょう!


 

 

[3]フランスで人気の香水に共通していること

2020年上半期にフランス国内で最も売れた香水TOP5をご紹介しましたが、5つの香水の中にある共通点がありました!

・ユニセックスタイプがない
・甘い香りがとにかく人気
・香りの構成に必ずジャスミンが入っている
・ファッションブランドのフレグランスである
・値段が100ユーロ(およそ12000円)前後

それぞれの香水に、上記の特徴が共通して当てはまりました。このことから、フランス人の好みの傾向がイメージできます♪

「男女平等」を掲げてから久しいフランスですが、香りは非常にフェミニンなもの異性を意識したものを好むようです。

また、消費量がとにかく多いことから、値段的にも高価すぎない香水がランクインしていました。

日本人とはまた違った香りの好みというのも興味深いですね♪ 特にフランスで人気の香水は、日本だと湿気の少ない秋冬に似合うと思います。

香りの名産地・フランスならではの人気の香り情報が、みなさんの話題に上がれば嬉しいです♡

 


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