女友達とコスメは永遠か?映画「コスメティック・ウォー わたしたちがBOSSよ!」

親友同士で立ち上げたコスメ会社が大成功!でもフタを開ければ倒産寸前!会社は買収され友情には亀裂が。窮地に立たされた2人は会社と友情を取り戻せるか?カネ、友情、プライド…”女あるある”満載のガールズコメディに贈りたい、POPでフェミニンな香水。

2020年10月15日更新

香水/フレグランス

fragrance-lover   FELICE ライター

  • fb
  • line

[1]この映画について

今年2020年に公開されたアメリカ映画「コスメティック・ウォー わたしたちがBOSSよ!」。原題は「Like A Boss」。

日本での劇場公開はありませんでしたが、2020年4月にiTunesで配信されたほか、U-NEXT、Amazon Prime Video、Rakuten TV、dTVなどで今も視聴できます。

劇場公開なし、超有名俳優が出ているわけでもなしなので、あまり知られていないかもしれませんが、主役の1人ミアを演じる「ティファニー・ハディッシュ」は、全米で大人気のアフリカ系アメリカ人コメディエンヌ。

2005年に映画デビューし、コメディ女優として不動の地位を築きました。

もう1人の主役メルを演じる「ローズ・バーン」はオーストラリア出身の女優で、2009年度の”最も美しい顔トップ100”ではなんと1位に。

数々の映画に出演し、過去日本でも放映された化粧品会社「Max Factor」のCMにも出演していたようです。

そしてヒール役クレアを務めた「サルマ・ハエック」は、アントニオ・バンデラスでお馴染みの映画「デスペラード」のヒロイン役を務めたメキシコ系女優で、2002年公開の「フリーダ」という映画ではアカデミー主演女優賞などの候補に挙がりました。

日本ではそこまでメジャーではないかもしれませんが、タイプの異なる3人の一流女優が繰り広げる、小気味良いコメディ映画です。

[2]主な登場人物

・ミア(ティファニー・ハディッシュ)

サバサバした強気な性格。飛び出す言葉はややお下品で下ネタも連発。メルと共に「M&M」というコスメ会社を立ち上げ、実際のメイクや商品企画などのクリエイティブ系を担当している。

・メル(ローズ・バーン)

ミアに比べると少しだけ控えめで聞き分けが良いが、勝気なところはミアと同等。「M&M」では経理や実務などを担当し、ミアがクリエイティブしやすい環境を整え支える、女房的なポジション。

・クレア(サルマ・ハエック)

化粧品会社の最大手「オビエド・ビューティー」の女社長。やり手で野心家、仕事はできるが成功のためには人を裏切り、手段を選ばないので業界内では評判が悪い。

[3]あらすじ


出典 star-ch.jp/channel/detail.php?movie_id=29103

中学時代からの親友、ミアとメルは昔からメイクが大好き。趣味が高じて「M&M」というコスメ会社を地元で立ち上げ、共同経営しています。

メディアにも取り上げられ、会社も軌道に乗って順風満帆!…かと思いきや、実は資金繰りがうまくいっておらず、このままではあと数カ月で倒産してしまうという瀕死の状態。

そんな時に、悪名高き女性実業家 “クレア”率いる「オビエド・ビューティー」という超大手企業から買収話を持ちかけられます。

私たちの会社は誰にも渡さない!と反対するミアと、倒産を避けるためにはクレアと手を組むしかないと主張するメル。意見が割れながらも話し合った末、買収に応じることに。

これで「M&M」を潰さずに済むぞー!と喜んだのも束の間、クレアは次々と2人に無理難題をふっかけてきます。

クレアに反抗的なミアと、どうにかクレアと良い関係を築き、丸く納めたいメル。2人の間にはどんどん亀裂が生じていきます。

目的は同じ、ただ「M&M」を守りたいだけなのに・・・。

最初から「M&M」を乗っ取るつもりだったクレアは、ミアとメルの関係が悪くなればなるほど自分にとって都合が良いのです。

こじれた友情と絆は取り戻せるのか?

そしてクレアから「M&M」を取り返すことはできるのか━?

[4]見どころと感想

まず、“親友と共にコスメ会社を立ち上げる”というシチュエーション自体に夢がありますよね。しかも“好き”が高じてそこに至るのですから、こんなに嬉しいことはありません。

次々登場するオシャレなコスメやファッションは女心をくすぐられますし、下ネタに悪口に喧嘩、絵に描いたような“女あるある”を盛り込みながらテンポよく進むストーリーは、飽きることがありません。

また、アイシャドウやリップの原料を調合するシーンでは制作の裏側を覗けてワクワクしますし、新商品のアイデア出しを迫られるシーンでは、私だったらこうするああする、とあれこれ頭の中で商品企画を楽しんでいる自分がいました。

多くの女性にとってコスメとは、永遠に心をときめかせてくれるものなんでしょうね。

人種差別や結婚&出産などデリケートな話題もサラッと織り込まれていて、アメリカに生きる女性たちのリアルな姿を垣間見ているような気にもなりました。

もっと主役の人物像やコスメについて深く掘り下げれば、より作品に深みが出るのになぁ…と少し残念な感想も持ちましたが、83分に収めようとするとこれが限界かもしれません。

いずれにせよ難しいことは一切考えずに楽しめる内容なので、ちょっと下世話なガールズコメディが観たい、気分転換したい、スカッとしたい時にはうってつけの映画です。

結末はなんとなーく想像がついてしまう感も否めませんが、そこに至るまでに思わず拍手したくなるような痛快な展開があり、心地よい余韻を残して幕を閉じます。

[5]この映画からイメージされた香水

ミアとミルが立ち上げた「M&M」は、どちらかと言うと若い子向けのブランドではあるけれど、ド派手でキラッキラ、超カラフル!というようなテンションの高いものではありません。

パッケージや店内装飾などは、豊富な色使いながらもビタミンカラーで上品に統一され、大人の女性にも十分受け入れられるブランドになっています。

映像全体のトーンも、やや抑え気味のスタイリッシュな色彩でうまくまとめられているので、会話や描写がぶっ飛んでいても、トータルでこの映画にオシャレな印象を残します。

…そんな映画にピッタリの、ティーンからミドルエイジまで幅広く使えるキュートかつエレガントな香水がありました♡

『ステラ・マッカートニー』「POP(ポップ)」です。

POP EAU DE PARFUM(ポップ・オーデパルファム) / STELLA MCCARTNEY(ステラ・マッカートニー)

ステラ・マッカートニー

■トップノート:トマトリーフ、ヴァイオレットリーフ、マンダリン
■ミドルノート:チュベローズ、プルメリア、ヴァイオレット
■ラストノート:サンダルウッド、シダー、ムスク

2016年に発売された「POP」

マドンナの娘 ローラ・レオンの他、女優でコミック作家のアマンドラ・ステンバーグ、ミュージシャンのグライムス、モデルのケニヤ・キンスキー・ジョーンズといった多様な4人が広告に起用されたことでも話題になりました。

POP
出典 fashionsnap.com/

私もその広告を見た時からどんな香りなのかとても気になっていて、“POP”というイメージから、弾けるような若々しさや、キャンディのようなベタッとした甘さを想像していましたが、実際は予想より遥かにオーソドックスで大人っぽい香りだったので、ちょっと拍子抜けしたのを覚えています。

フローラル、ウッディ、ヴァイオレットの良いとこ取りをしたようなフローラル・ムスキーは、ふんわりエアリーで、若い人にも大人の女性にもどちらにも馴染むオールラウンダー。

凛とした気高さは、どう転んでも下品にならない素地の良さを感じさせます。

またパッケージは、森林管理協議会の承認を受けた素材を使用し、環境への影響を最小限に抑えていたり、“生物模倣技術”なるもので、資源消費型の手法に頼らずにチュベローズの花からオイルを抽出したり、フレグランス2,500本を製造するごとに絶滅の危機に瀕するサンダルウッドの木を守ることに貢献しているのだそうです。

菜食主義者で動物愛護活動にも熱心なステラ・マッカートニーの、愛とこだわりが香水作りにもよく表れていますよね。

信念と筋の通った制作のあり方だと思います。


 

[6]一人一人の“POP”へ

「POP(ポップ)」について、ステラ・マッカートニーは以下のようにコメントしています。

「POPはある種のスピリット。自由に生きることや常識やレッテルから解き放たれて自分だけの人生を始めることを意味します。パワフルで若い彼女たちは一つになることで大きな力を生み出しています。」

ミアとメル、いや、全ての女性に捧げたい言葉ですよね。

私たち一人ひとりの中にある“POP”を感じながら、自由に、開放的に生きていこう━。

映画と香水からそんなメッセージを受け取ったような気がします。

映画「コスメティック・ウォー わたしたちがBOSSよ!」と、香水「POP(ポップ)」、モヤモヤした気分を一掃したい時にはぜひ、お試しくださいね♡

この商品の詳細を見る

 


  • 関連するキーワード