グルマン系香水でとろけるような甘い香りに包まれて♡

バニラやチョコレートなど、お菓子のように食べたくなる香りが特徴のグルマン系香水。その甘さはまるで肌全体がスイーツになったかのよう♡気温が低いこの季節にぴったりなグルマン系の人気香水を、本場フランスからご紹介します♪

2020年11月17日更新

香水/フレグランス

大内 聖子   FELICE ライター

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[1]グルマン系香水ってこんな香り

グルマンは、フランス語で「gourmand(グルマン)」=食いしん坊、を意味します。

そしてグルマン系香水は、食べ物のなかでもデザートの甘さにインスパイアされた新しいジャンルの香りなんです♪

私が暮らすフランスは美食大国としても有名ですが、移住して驚いたのはスイーツのバリエーションの多さ!

ボディクリームやシャンプー、ルームキャンドルなどの日用品でも甘い香りをセレクトしているほどで、フランス人は「三度の飯よりスイーツが好き」と言っても過言ではないほど甘党なんですね。

グルマン系の香りは、フランス人が“いちばんキュートな香り”と感じているようです。

1990年代に広まったこのノートは、今や香りの本場フランスでも“秋冬にまといたくなる香り”として大人気!

バニラやチョコレート、キャラメルといった“思わず口に入れたくなるような甘い香り”は、空気が乾燥している寒い季節にその香りの良さが引き立ちます。

デザートのような甘い香りを身にまとえるのは女性の特権でもありますね♪

これからの季節、アウターの中からチラッと香らせたくなるフレンチ・グルマン系の香りを3つご紹介します♡

[2]グルマン系香水はやっぱりフレンチ・メイド!

Thierry Mugler(テュエリー・ミュグレー) 「ANGEL(エンジェル)」

トップノート:ベルガモット、メロン、ココナッツ、マンダリン・オレンジ、ジャスミン、カシス、バーバパパ(綿あめ)、パイナップル
ミドルノート:キャラウェイ、ナツメグ、蜂蜜、アプリコット、ブラックベリー、プラム、オーキッド(蘭)、ピーチ、ジャスミン、スズラン、ローズ、レッドベリー
ラストノート:トンカビーン、バニラ、パチョリ、サンダルウッド、アンバー、ムスク、チョコレート、キャラメル

フランス発のファッションブランド『Thierry Mugler(テュエリー・ミュグレー)』のアイコン的フレグランス「Angel(エンジェル)」は、世界史上初のグルマン系香水として、フランス人調香師オリヴィエ・クレスプによって創られました。

『Thierry Mugler(テュエリー・ミュグレー)』の創設者であるミュグレー氏が“自身が愛した香り”として、祖母が作ってくれたホットチョコレートフルーツケーキを挙げたのがこの「Angel(エンジェル)」の香りのヒントとなったそうです♪

“食べたくなる香りを自分の肌にのせる”というのは初の試みでしたが、なんと「Angel(エンジェル)」は世界的に大ヒット!

出典 instagram.com/p/B0F-syFofdE/

この星形のボトルのように、まさに彗星のごとく現れた「Angel(エンジェル)」は後に“グルマン革命”と呼ばれ、伝説の香りとなりました。

「Angel(エンジェル)」はチョコとキャラメル、バニラを中心とした深みのある香りです。

ジャスミンやローズといった本来ならば主役になりそうな香料が、「Angel(エンジェル)」では名脇役となっています。

その代わり、香り全体に深みを与えているのがラストノートのパチュリです。フランス菓子のような華やかさと甘さがありながら、とても温かくて思慮深い香り♡

「Angel(エンジェル)」は元祖グルマン系香水なので、とにかく甘い香りが大好きという方におすすめな逸品です!

私がこの香りを知ったのは、フランス人の義母がまとっていたのがきっかけでした。

ただただ甘いだけではなく、癒し効果のあるそのアロマティックな香りに惹かれて聞いてみると、「『Thierry Mugler(テュエリー・ミュグレー)』の「Angel(エンジェル)」が大好き」とのこと!

また彼女は香水を身にまとう時は手首ではなく、朝のシャワーの後ウエストにワンプッシュするそうです。

「Angel(エンジェル)」のように繊細で濃厚なグルマン系香水は、ウエストや太もも、膝裏などにつけるとベスト!

ふんわり香らせることで、グルマン系香水の長所をより引き立たせることができるでしょう♪


 

SERGE LUTENS(セルジュ・ルタンス)「Un bois vanille(アン・ボワ・バニーユ)」

ノート:バニラ、ココナッツ、リコリス、サンダルウッド、ビーワックス、アーモンド、ムスク、ベンゾイン、グアヤクウッド、トンカビーンズ

“大人バニラ”な香りといえば、『SERGE LUTENS(セルジュ・ルタンス)』「Un bois vanille(アン・ボワ・バニーユ)」!

素晴らしくクリアで純度の高いバニラの香りは、さすが『SERGE LUTENS(セルジュ・ルタンス)』といったところでしょうか。

どこか刹那的でストイック、世俗と離れたところにいる哲学者のような『SERGE LUTENS(セルジュ・ルタンス)』が創る香りは、どれも大変奥深いものです。

「Un bois vanille(アン・ボワ・バニーユ)」は濃厚で甘いですが、透明感がありキリリとした印象。

最初に香る焦げた漢方薬のような香りにまず「?」となりますが、それは後のバニラをシャープにするためのもの。

少し時間が経つと、まるでルノワールの絵画のような、優しくてリッチな世界観が広がります。肌馴染みも最高で、ふくよかでまったりとしたバニラが長く香ります。

グルマン系香水ファンのなかでも30代以降の大人にこそ着けてほしい、知性に満ちたオードパルファムです。

「Un bois vanille(アン・ボワ・バニーユ)」はもちろん男性が身にまとってもOK!

肌を露出しない、禁欲的な冬の装いにこそ合わせたくなる香り。

「Un bois vanille(アン・ボワ・バニーユ)」をまとって外に出かければ、その印象派絵画のような香りがたくさんの人の記憶に残ることでしょう♪


 

Lolita Lempicka(ロリータ・レンピカ)「Lolita Lempicka(ロリータ・レンピカ)」

出典 instagram.com/p/B_0BrHAFeL9/

トップノート:ヴァイオレット、セイヨウキヅタ(アイビー)、スターアニス
ミドルノート:アイリス、アマリリス、リコリス、ニオイイリスの根茎、チェリー
ラストノート:トンカビーン、バニラ、ベチバー、ホワイトムスク、プラリネ

香水界のアカデミー賞「FIFI賞」を2年連続で受賞した優秀フレグランス「Lolita Lempicka(ロリータ・レンピカ)」は、根強いファンをもつ、甘く幻想的な香りです。

青リンゴをモチーフにした可愛らしいボトルも魅力的で、イメージは白雪姫そのもの♡

グルマン香水の傑作「Lolita Lempicka(ロリータ・レンピカ)」は確かに甘いのですが、元気いっぱい!な甘さではなく、ハーバルで少し苦味のあるミステリアスな甘さが特徴です。

古くから伝わるレシピで作られた、手作りのお菓子のようなノスタルジックな香りで、おとぎ話に迷い込んだかのよう♪


出典 instagram.com/p/CCWOo7xo3zH/

よくある甘いだけのグルマン香水とはひと味もふた味も違う、ミステリアスでストーリー性をもったその香りは癖になってしまうほど。

そしてこの香りは女性にこそ着けてほしいオードパルファムです。

童話の世界のヒロインのように、少女の幼さ×成熟のアンバランスな官能性を含んでいるので、20代から30代にかけての女性にぴったりハマるのではないでしょうか♡

ふわふわのファーコートと一緒にまといたくなる、素敵な香りです。


 

[3]甘い香りを武器に♡

寒い季節と相性の良いグルマン系香水。普段と違うジャンルの香りにトライできるシーズンでもあります。

お菓子のように甘い香り、というイメージが強いグルマン系香水ですが、実はブランドごとにキャラクターが異なり、とっても奥が深くて楽しいんですよ♪

イベント事が盛りだくさんのこの季節に、注目度抜群のグルマン系香水を味方につけてお出かけしてみませんか?

 


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