香水マニア“milly”が選ぶ2020年ベスト香水

激動の2020年。コロナ禍で思うように外出できなかったり行動が制限されたり…フラストレーションが溜まりやすかった一年。そんな中、私にとって香りはかなりそのフラストレーションを解消し気分を上げてくれる存在でした。今年購入した香りは特に思い入れのあるものばかり…今回はそれらについて綴っていきたいと思います。

2020年12月25日更新

香水/フレグランス

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[1]ベチバー&ウイスキー/THOM BROWN(トム・ブラウン)

今年いちばん私が衝撃を受けたのはこちら。私の中での2020年No.1であり、香水ウイスキーをこよなく愛する私にとって今やなくてはならない香りです。

BARへ行きたくても行けぬ悶々とした日々の中、こちらを纏って週末ホームバーで過ごすひとときは何よりも癒しの時間でありました。この香りにどんなに勇気づけられたことか…。

トップノートはマッカラン或いはスキャパ、もしくはアベラワーのような華やかなウイスキー香そのもの。そしてその根底にはアーシーでウッディ、やや苦味のある独特な香りが潜んでいて、少し経つとラムっぽさも感じます。

私が無性にこの香りに惹かれたのは、華やかなだけでなく、どことなく翳り(かげり)を感じるところ、ミステリアスなムードを漂わせている点です。

その翳りはまるで光を際立たせる影のような存在、そしてそれこそがベースのベチバーだと思います。

そんな翳りのあるベチバーが、やがてゆるやかにウイスキーを浸食してゆき、ウイスキーの樽のような風合いを醸し出します。

なんというか限りなくウッディというかアーシーなムードに近いのですがほの甘い、そんなラストなのです。

大人っぽい夜に浸りたい時にマストなフレグランス。

>>『THOM BROWNE(トム・ブラウン)』公式サイトはこちら
 

[2]RoseMojito(ローズモヒート)/EDIT(h)(エディット)

「サロン ド パルファン」でこの香りに出会ったとき、新鮮な驚きを感じたことを今も昨日のことのように覚えています。

シュワシュワと弾けるような爽快なミントに溶け合うフレッシュなローズ、特に最初のワンプッシュには魅了されました。

今まで出会ったどのミントにもない不思議で心地よいバランス、いつのまにか私の心はすっかりこの香りに囚われていました。

公式ページにも

「ジェンダーレスに纏えるローズ系フレグランス。日常の自分を超えた妖艶さを与えるその香りは、着飾った夜のパーティーで周囲をハッとさせるとっておきのスパイスとなります。」

とありますが、まさにこの通り。きっと本当にこれを纏ってパーティーへ出かけたら一目置かれるんじゃないかなと思える香りです。

この香りからは清涼感煌めき何かが始まる予感…乾杯の前の高揚感なども感じ取れます。

それに、日常でもちょっと気分をリフレッシュしたいときにぴったりな香りだと思えました。

心に新たな風を吹かせたい、そんな人におすすめな香りです。

>>『EDIT(h)(エディット)』公式サイトはこちら
 

[3]Angel’s Share(エンジェルズシェア)/Kilian(キリアン)

まず惹かれたのはそのビジュアル、バカラのロックグラスをイメージしたとされるボトルデザイン、コニャックそのもののような色味…そして香りを試してみてノックダウンされたのでした。

香りは最高級のコニャックを彷彿とさせる甘さと華やかさ。

目を瞑ると一瞬barにいるかのような気分になれます(笑)。芳醇でまろやかなコニャックの味まで思い出せそうな…そんなお酒感強めの香りです。

肌に馴染んでくるとオークウッドの香りが次第に広がります。それにちょっぴりヘーゼルナッツが加わる感じ。私はこの馴染んできた香りも大好きです♡

洋酒と甘めな香りがお好きな方には、間違いなくヒットする香りだと思います。

コニャックをイメージした香りということでコニャックと共に感じてみたい。

そう思った私は南青山のBARで「Angel’sShare」の香りとコニャックの最高峰「Richard Hennessy」を味わいました。

手首から「Angel’sShare」の甘い香りが華やかに広がり…口の中では「Richard Hennessy」の芳醇な味わいが広がり…それはそれは官能的でとろけてしまいそうでした。

香水はお酒そのものにはなれないけれど、香りを感じることによってBARやパーティーでの楽しい時間が蘇る…そんな気がします。

>>『Kilian(キリアン)』公式サイトはこちら

 

[4]LOUBIROUGE(ルビルージュ)/Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)

今年一気に7種類もの新作が登場した『Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)』の中でも、私が一番好きな香りだったのがこちら、「ルビルージュ」です。

シュッとワンプッシュした瞬間広がるスパイシーなアイリスバニラ。華やかなトップに思わず気分が高揚します…そう、それはまるでパーティーに向かう前の心躍るあの感じに似ています。

やがてゆっくりと肌に馴染みしばらくすると、なんとも言えない官能的な甘さで包まれ幸せな気分に…とても美しくて女性らしい香りだと思います。

ルブタンのアイコン的存在、レッドソールのハイヒールがボトルキャップになっているのも素敵!今年買ったボトルの中で一番際立つビジュアルです。

一見軽やかに思える香りですが、ラストの甘いバニラは割と綺麗に長く香ります。ファーについた残り香まで美しい。ファーを肩にかける度思わずうっとり。

この秋冬、使う機会が増えそうだなという気がします。

>>『Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)』公式サイトはこちら

[5]O.W C’est toujours agréable d’être attendu/D’ORSAY(ドルセー)

2020年12月20日に南青山にオープンした『D’ORSAY(ドルセー)』

そのプレオープン12月19日にご招待いただき購入した香り。どの香りにもタイトルとイニシャルがついているのがユニークです。

私が購入したこちらは「O.W C’est toujours agréable d’être attendu(O.W 私を待ってる人がいる)」です。

ベルガモットも好きですし、私の肌ではトップノートのビターオレンジがとても美しく綺麗に香ったので、なんだか離れがたくなってこちらにしました。

繊細な香りゆえか、ムエットだけでは少し良さがわかりにくいかもしれません。肌にのせて確かめるのが一番良いかと思われます。

ちなみに私は陽だまりみたいな…柔らかくて暖かみのある香りになりました。

癒される香り、そしてしばらく経つとビターオレンジよりもウッディーっぽさやムスクっぽさが勝り、複雑な表情をみせてくれます。

時折何度も腕を確かめたくなるような不思議な魅力を感じました。

>>『D’ORSAY(ドルセー)』公式サイトはこちら

[6]例年にも増して香りと向き合った1年

2020年は私にとって、例年にも増して香りと向き合った1年だと思います。

自粛期間中は香水のみならず、キャンドルもたくさん活用しておりましたし…香りが持つプラスの要素をより色濃く感じられたような、そんな日々でした。

好きなものを身に着けて好きな香りを感じて少しでも気分をあげていないと、先行き不透明なコロナ禍のムードに引っ張られてしまいそうで不安でした。

来年はどんな年になるのか?期待と不安が入り混じりますが…いつの日も好きな香りがあればお守りのように落ち着ける…そんな気がします。

香りは私にとって“プラスの力”そして、いつも傍にあって安らげるもの、それといつも自分をブラッシュアップしてくれるものでもあります。

2021年もきっとまた新しい香りに巡り合えるはず。

まだ見ぬ出会いに胸をときめかせながら、2021を迎えたいと思います。

 

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