はんこと香りの新しい関係⁈ 朱肉ブランド発信のフレグランス『ÉDIT(h)』

日本の印章(はんこ)文化と香りとの出会いから誕生したフレグランスブランド『EDIT(h)(エディット)』。はんこと香水に一体どんな関係性があるのでしょう?!香り好きな人たちの間では徐々に話題になりつつあるブランドですが、今回はまだ知らない方のために実体験のレポも交えて紹介していきます!

EDIT(h)

2021年02月09日更新

香水/フレグランス

ぱやこ   FELICE ライター

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[1]老舗の朱肉ブランドが立ち上げた『EDIT(h)(エディット)』

EDIT(h)
出典 real-style.jp/

『EDIT(h)(エディット)』は、フレグランスと日本の印章(はんこ)文化との融合から生まれた日本発のフレグランスブランドです。

1905年創業の「日光印」という老舗の朱肉ブランドの6代目が、同社のものづくりの伝統と、自身が培ってきた音楽ディレクターという経験値を活かし、歴史や文化を併せ持った新しい試みであるフレグランスブランド『EDIT(h)(エディット)』を立ち上げました。

「日光印」が得意としている伝統的な練朱肉。そこで使用されている香料素材などを再構築してできあがったのが『EDIT(h)(エディット)』の製品です。

出典 nikkojirushi.com/

はんこはアイデンティティを表す日本の文化として海外でも人気が高いですが、香水も人の肌質によって香り立ちが異なることから、ある意味その人独自の「サイン」と言えます。

『EDIT(h)(エディット)』のフレグランスは、本来印影に2つと同じものがないように、香りも一つ一つがその人のためだけのものであるべき、という哲学で作られています。

たとえば、オードパルファンのキャップは職人が一つ一つ手仕上げで加工されているんです。

調香は日本人調香師と同ブランドのディレクターによるもの。

また、全てのフレグランスには、長年「日光印」の練朱肉に使われてきたアジア由来の香料が含まれ、製品は桐箱に収められるなど、シンプルながらも質の高いジャパニーズフレグランスブランドのスタイルを確立させています。

[2]気分やシチュエーションで使い分けたい4つのアイテム

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出典 edithtokyo.com/

『EDIT(h)(エディット)』のフレグランスは、オードパルファン、ソリッドパフューム、アロマキャンドル、ルームディフューザーという、4種類のアイテムで楽しめます。

気分やシチュエーションなど、お好みで使い分けていくのがおすすめです。

オードパルファン

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出典 edithtokyo.com/
50ml 13,800円(税別)

オードパルファンというと香り立ちが華やかなイメージですが、『EDIT(h)(エディット)』の製品は、西洋のものに比べるとかなり優しく香る印象です。

しかし、ただ優しいだけではなく、時間経過による香りの変化なども見られ、嗅ぐだけでノスタルジックな情景をイメージさせる作りにもなっています。

そうした点で見ても西洋のフレグランスには全くひけを取らない本格派フレグランスです。

ガラスのボトルは、職人が3人一組になって創り出すセミハンドメイドモールディング製。

亜鉛でできた独特なキャップに施されたヘアライン模様も、一つ一つ職人の手によって仕上げられています。

手にとりやすい50mlサイズで、デザインもまるではんこのような形が特徴的。

アジア由来の香料を取り入れたオードパルファンは、日本人の感性に合うような香りの穏やかさに加えて奥ゆかしさ品の良さも感じられ、日常生活の中にもうまく溶け込みます。

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ソリッドパフューム

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出典 edithtokyo.com/
6g 4,800円(税別)

ソリッドパフューム(練り香水)は、アルコールが含まれていない分、より穏やかに密やかに、狭い範囲内で香り立ちます。

体温で温められて優しく香るので、通常の香水だと強く感じてしまう、肌が弱くてアルコールが使えないけれど香りを楽しみたいという方に特におすすめです。

『EDIT(h)(エディット)』のソリッドパフュームは、オードパルファンで生みだされた調香をベースにした香料を贅沢に含んでおり、こちらの亜鉛製キャップも、表面のヘアライン模様は職人の手作業によるものとなっています。

ケースはどことなく朱肉を彷彿させるフォルム。

オードパルファンよりお手軽に買えて持ち運びにも便利なので、お試しやプレゼントなどにも◎。

香りが気に入ったら、気分やシチュエーションに合わせて、オードパルファンとソリッドパフュームを使い分けるという上級テクも楽しんでみては?

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アロマキャンドル

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出典 edithtokyo.com/
180g 5,800円(税別)、130g 4,500円(税別)

クラシックな朱肉に用いられる櫨蝋(はぜろう)オイルソイ(大豆)ワックスをブレンドしたオリジナルのアロマキャンドルは、全てが手作り。

融点の違う2種類のワックスを適量混ぜ合わせることで最適な火加減と芳香を実現し、通常のソイワックスキャンドルに比べて30%ほど長く燃焼時間を楽しめるよう設計されています。

天然素材の櫨蝋(はぜろう)は和ろうそくの原料でもあり、そうした点からも日本の文化が取り入れられたオリジナルキャンドルと言えるでしょう。

サイズは130g(燃焼時間約30時間)と180g(燃焼時間約40時間)の2種類あり、130gのキャンドルではオードパルファンにはない香りも用意されています。

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リードディフューザー

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出典 edithtokyo.com/
100ml 6,900円(税別)

リードディフューザーは、お部屋に置いてほのかにその香りを楽しむためのアイテムです。

エディットのリードディフューザーにはエタノール不使用の特殊なエコ溶剤が使われていて、リードも溶剤に合わせた吸引力をもつファイバースティック製

香りはもちろん、香水を調香する際に生み出された香料を使用しています。

リードは白と黒が各5本(合計10本)付属されていて、使用する本数で香りの強弱を調整したり、空間に合わせて2色を好みで使い分けたりなど、自由にカスタマイズが可能です。

リードを5本セットした状態で、数か月から半年くらい香りが持続します。

また、外箱の桐箱に入れたまま飾れば和室にも合うすっきりした印象に。もちろん、桐箱から取り出してガラスボトルを見せて飾ることもできます。

お部屋やインテリアに合わせて、リードの色とパッケージを変えることもできて、おしゃれながら穏やかに日々香りを楽しむことができる優れものです。

キャンドル同様、オードパルファンにはない香りも用意されています。

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[3]日本の伝統文化と融合した上質な香りの数々


出典 facebook.com/edithfragrances/photos/

『EDIT(h)(エディット)』の香りは、アイテムごとに展開が異なります。

ここでは、それぞれの香りの詳細と併せて、どのアイテムでその香りが楽しめるかも一緒にご紹介していきます。

ジャルダントウキョウ

トップは、子供の頃に遊んだ草原を連想させるような、青々としたフレッシュな香りが元気に飛び出します。

その後、ミドル以降に優しく香る花々が咲き始め、緑とのコントラストを作り上げてきます。

ラストは肌なじみのよい、清潔感のあるハーバルムスクがひっそりと終わりを告げ、どこか切なさを感じさせる香りになっています。

緑に包まれた幻の東京庭園を表現した、美しくも神秘的なグリーンノートの香りは、蒸し暑い季節でも涼やかに使えそうです。

※全てのアイテムに展開があります。

トップノート:プチグレン、ベルガモット、ライム
ミドルノート:ミュゲ、ローズ、ガルバナム、フレッシュグリーン
ラストノート:ハーバルムスク

 

ローズモヒート

ただの薔薇の香りではない、どこか小粋で洗練された遊び心のあるこの「ローズモヒート」は、日常のどんなシーンにも似合うさりげなさを併せ持っています。

その上、ドレスアップした時にはより印象付けられるような奥深さもあり、まるでひと筋縄ではいかない小悪魔レディのようなフレグランス

トップはシャンパンの泡のような爽快感もあり、それが徐々に大ぶりの妖艶な花の香りと混じり合っていきます。

ラストはアンバーの香りがセンシュアルな印象に。

※全てのアイテムに展開があります。

トップノート:ライム、ペパーミント、ラム、スカッシュ
ミドルノート:マグノリア、ローズ、リリー
ラストノート:アンバー、シダーウッド

 

アールグレイ

トップで香るのは、まさにそのまんま「アールグレイティー」を思わせる爽やかな香り

柑橘系のさっぱりしたフレッシュなノートが落ち着くと、徐々に紅茶の持つ芳醇な甘さや穏やかなトーンの香りが広がり、心をほっと和ませてくれます。

シンプルでライト、でも少しニュアンスのある親しみやすい香りは、シーンや年代を選ばず、日常でも周りをあまり気にすることなく自然体で使えそう。

※全てのアイテムに展開があります。

トップノート:ベルガモット、オレンジ、レモン
ミドルノート:アッサムティ
ラストノート:オークモス、セダー、ムスク

 

レミニス

ウッディやバルサム(樹脂)、レザーなどが複雑に絡み合ったこの香りは、まるで遠い記憶を呼び起こすかのような不思議な魅力を持っています。

深く沈んだ海の底、誰もいない夜の森、まだ見ぬ遠い大地・・・そんな光景に一人佇んでいるような錯覚に陥る、ミステリアスで魂を揺さぶるようなフレグランスです。

思い出を大事にしたい時、深く自分を見つめたい時、人生の変化点にいる時などにふと手に取りたくなる…そんなお守りのようなこの「レミニス」は、万人受けはしないかもしれないけれど、分かる人には分かる、味のある香りが特徴です。

※オードパルファン、ソリッドパフュームのみでの展開です。

トップノート:レモン、ベルガモット、フランキンセンス、エレミ
ミドルノート:クローブ、サイプレス
ラストノート:ベンゾイン、サンダルウッド、レザー

 

ユズキ

パワフルな天然のゆずの香りとシダーやサンダルウッドなどの樹木の香りがうまく融合した、やや苦みと力強さのあるフレグランス。

ミドルにはゼラニウムやラベンダーなど、メンズフレグランスに多く含まれる香料が入っていて、男性に好まれそうな香りです。

みずみずしくしっかりした作り、だけど凝りすぎていない。トップのほろ苦いシトラスノートからラストのウッディノートに至る過程が程よい色気と知性を感じさせ、特にビジネスシーンで魅力的な使いこなしができそうです。

※オードパルファン、ソリッドパフュームのみでの展開です。

トップノート:ユズ、ガルバナム
ミドルノート:ゼラニウム、ラベンダー、ミュゲ
ラストノート:サンダルウッド、シダーウッド、パチュリ

 

マーシュランド

「マーシュランド」は、この世のどこかに隠された夢の湿原を表した香り。柑橘ハーブ樹木レザーといった様々な香料から成り、夢の湿原に咲く草花の香りを彷彿させる、幻想的な香りが空間に広がります。

※アロマキャンドル、リードディフューザーのみでの展開です。

使用香料:レモン、ベルガモット、ラベンダー、サンダルウッド、レザー、パチュリ 他

 

レスパス ユズキ

オードパルファンやソリッドパフュームで展開されている「ユズキ」を空間フレグランスバージョンにアレンジした香りです。

ゆずウッディフローラルがみずみずしく香り、日本の奥ゆかしさをも表現したような品のある香りが優しく広がります。

※アロマキャンドル、リードディフューザーのみでの展開です。

使用香料:ユズ、ガルバナム、ゼラニウム、ラベンダー、ミュゲ、サンダルウッド、シダーウッド、パチュリ 他

 

[4]『EDIT(h)(エディット)』のアイテムはどこで買える?


出典 facebook.com/edithfragrances/photos/

『EDIT(h)(エディット)』のアイテムは、まだ国内でもあまり多くのショップでは取り扱いがなく、出会えるチャンスも限られています。

また、実店舗の直営店なども今のところはありません。

現在、公式サイトの情報によれば、日本国内では東京に8店舗、名古屋・大阪・京都の各地にそれぞれ2店舗、仙台・金沢・徳島・熊本にそれぞれ1店舗、『EDIT(h)(エディット)』のアイテムを取り扱うショップがあるとのこと。

国外では、イタリア、フランス、ハンガリー、アメリカ、中国にも展開があるようです。

ショップがない地域の方、なかなか行くことができない方には公式オンラインストアが便利。

取扱い店舗の詳細は、公式サイトのStoreページ(http://edithtokyo.com/stores/)をご覧くださいね。

>>『EDIT(h)(エディット)』公式オンラインストアはこちら

[5]「GINZA SIX」のイベントで体験した初めての『EDIT(h)(エディット)』


出典 prtimes.jp

私が初めて『EDIT(h)(エディット)』の製品と出会ったのは、11月に行われていた「GINZA SIX」でのニッチフレグランスイベントでした。

実は、その前に開催されていた三越伊勢丹の香水の祭典「サロン・ド・パルファン」でも出店があることは知っていたのですが、当日は人が多くて近寄れず、まだ試せていなかったのです。

イベント当日、『EDIT(h)(エディット)』のコーナーに行くと、一人の男性スタッフがそれぞれの香りを紹介してくれて、ブランドの成り立ちや朱肉と香水との関係などを詳しく話してくれました。

調香の勉強をしていた身としては、朱肉に使われている香料がなんなのか、どんな方が調香しているのかなどを興味津々で尋ねたのですが、そこはさすがに企業秘密。

ただ、お香に使われる香料が多いこと、調香師は日本人の方ということだけ教わりました。

「サロン・ド・パルファン」で人気が高かったのは、「ローズモヒート」「アールグレイ」だったそうで、まずはその2点からムエットで試していたのですが、並ぶボトルの中に、見るからに私好みそうな茶色い液体のものがあって、それが気になって気になって(笑)。

その茶色い液体の正体が「レミニス」でした。

ムエットで嗅ぐと、ヒノキのようなこざっぱりしたドライなウッディが前面に出ていました。そのことを伝えたら「みなさんそうおっしゃいますが、不思議なことにヒノキは使ってないんですよ」と。

その後、しばらくするとスパイスや樹脂の特徴的な香り、お香のような穏やかで甘い香りなど、さまざまな香りが顔を出し、くるくると円を描く中に吸い込まれていくような、不思議な感覚をおぼえました。

なにか古い歴史的建造物を訪ねたような感覚。だけど、それは木造の建物をイメージするような、静けさもある感じ。ものすごく印象的で、心に残る香りでした。

もう一つ、私が気に入ったのは「ジャルダントーキョー」です。

こちらはトップが目覚めるような葉っぱのグリーンなのに、後半スズランのような小花を連想させる清潔感のあるみずみずしい香りに変化していって、季節が初夏だったら断然これがいちばん気に入っていたなと思いました。

この日はすでに別の香りをつけてしまっていて肌では試せなかったのですが、後日、六本木ヒルズ内の「エストネーション」で見つけて、実際に手首につけてみました。

「ジャルダントーキョー」は、肌上での香りの移り変わりがいちばんはっきり出て、既存の香水にもあまりない香調で、とても素敵でした。

このほか、「GINZA SIX」のイベント時にはアロマキャンドルも見させていただきました。

朱肉に粘り気を出すために、和ろうそくで使われる櫨(はぜ)の実が含まれているという話は最初に聞いていたので、「このキャンドルにも櫨蝋(はぜろう)は使われているんですか?」と聞いたら、櫨蝋(はぜろう)とソイワックスをいい塩梅にブレンドしてできあがっているとのことでした。

私も趣味で時々キャンドル作りをしますが、この日はたまたまキャンドル仲間の友人と行っていたので、融点のことや和ろうそくの炎の立ち方などの話にも広がって、とても興味深い時間を過ごさせてもらいました!

そしてなんと、そんなふうに話が盛り上がった方こそが「日光印」の六代目ご主人、『EDIT(h)(エディット)』のクリエイティブディレクターの方だったのです!

どうりでいろいろと詳しいはずでした(笑)。

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ムエットにはそれぞれの香水の名前の入ったスタンプを押してくれたのですが、それも同社のオリジナルスタンプらしく、「押した直後でもにじまないんですよ」と解説して、実際に触れてみせてくれました。

そんな細かいところにまでこだわっているとは、さすが朱肉ブランドが作っているだけのことはありますね!

[6]質の高いこだわりのジャパニーズフレグランスを要チェック!

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出典 facebook.com/edithfragrances/photos/

4つのフレグランスを試香した感想としては、どれも香り立ちが繊細で優しくて、でも香りの構成は単純すぎず、思っていた以上に本格派のフレグランスだったということ。

コロナ禍の今、こうした穏やかな香りはいろいろな人の心に訴えかけるのではないかと思います。

イベントでエディットを試した頃、私は『ディプティック』のアドベントカレンダーや『ゲラン』の香水など大物を買った直後だったために購入を即決できなかったのですが、まだ広く知られていないながらも香水好きも納得の本格的なフレグランスで、ぜひみなさまに知ってもらいたいと思い、今回この記事を書かせてもらいました!

日本の文化を担う朱肉ブランドから生まれた、日本人の心に響くフレグランス『EDIT(h)(エディット)』

私も、今年迎え入れるフレグランス候補No.1としてチェックしつつ、必ずや近いうちにGETしたいと思います♪

 

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