『Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)』の最新作は日本を舞台にした“抹茶”の香り!

『Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)』のフレグランスライン「レプリカ」から日本をイメージした新たな香り「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」が仲間入り!日本の“茶道”、“禅”の精神から着想を得たというその香りの正体に迫ってみました。

2021年06月01日更新

香水/フレグランス

大内 聖子   FELICE ライター

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[1]最新作は日本を舞台にした香り!

メゾンマルジェラ

『Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)』は1988年にベルギー出身のデザイナー、Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)が創設したファッションブランドです。

香水ラインである「レプリカ」は2010年に初めて発表され、「Lazy Sunday Morning(レイジー・サンデー・モーニング)」の大ヒットを受けてそのブランドネームが世界に広く伝わりました。

ここ最近では大手ファッションブランドが打ち出すフレグランスのなかでも特に洗練された香りが多くて、勢いのある印象です。

さてそんな「レプリカ」コレクションに“日本”をイメージした新たな香り、「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」が仲間入りしました!

2021年5月21日に新発売となったそのオードトワレは、シリーズで初めて日本の文化から着想を得ています。

私は現在フランスで暮らしていますが、日本人が思う日本のイメージと、フランス人が思う日本のイメージは当たり前ですがちょっと違います。

今回ご紹介する香り「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」も、どちらかというと西欧から見た日本のイメージに基づいて創られたもの。

では具体的にどんなイメージを持っているのか、その辺を明確にすることで「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」をより深く理解することができると思うので、ここで少しご紹介させてください。

[2]海外から見た日本のイメージ、日本と言えば。

フランスではかなり日本の文化が浸透してきているように思います。日本語学習者でなくても、日本について何かと詳しい人が増えたのも確か。

以前は日本=アジアの一国、中国のお隣という認識でしかなかった日本が、今では「Japon(ジャポン)」として特別視されるようになりました。

それにはアニメや映画を始めとする映像文化が大きな役割を果たしていますし、(たとえばジブリ作品は本当に多くの人が知っていて、是枝監督はパルムドール賞で人気が沸騰した)、和食ももはやブームどころかすっかりフランス人の生活に定着したと感じます。

そんなフランス人が抱く「Japon(ジャポン)」のイメージにはこういうものがあります。

・清潔
・高級
・伝統とハイテクの融合
・安全
・島国ならではの独特性がある
・交通やネットワークが綺麗に整備されている
・禅文化
・お茶のカルチャー
・豊かな食文化

そしてこのなかでも特に耳にするのが、“禅文化”へのリスペクトです。

“禅”は海外でも“ZEN”と呼ばれていて、もはや世界基準の言葉です。

これはマインドフルネスほとけの心を意味する考え方のことで、フランスでは家庭用品(ルームディフューザーや枯山水風の観葉植物など)に“ZEN”と表記されているのをよく見かけるようになりました。


出典 instagram.com/p/CNVJf5-oB_g/

また日本庭園(枯山水)については、ほとんどのフランス人が好きですね。

一部フランス人からはこんな意見が出ました。「日本庭園はそんなにたくさんの物が配置されているわけではないのに構図が完璧で、シンプルのなかに複雑性がある。そこが好き」と。

こうした“ZEN”をはじめ、金木犀(キンモクセイ)の香りや柚子お茶(特に抹茶)などがこちらフランスで流行っているのです。

今回ご紹介する「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」は、調香師のモーリス・ルーセル氏が2008年、来日時に出席した茶会で振る舞われた抹茶にインスパイアされた香り。

そして抹茶を口にした彼は、その香りに心が落ち着き、集中力を高める効果があることを実感したのだとか。

著名な調香師も魅了する、日本の抹茶の香りとは?

『Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)』の感性を通した“日本らしい”香りは、なんと今までになく洗練されたものでした。

[3]甘さ控えめ、深くコクのあるお茶の香り

マッチャメディテーション

トップノート:ベルガモット、マンダリン、緑茶アコード
ミドルノート:抹茶アコード、オレンジブロッサムアブソリュート、ジャスミン
ラストノート:ベンゾイン、ムースアコード、ホワイトチョコレート

「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」は、シトラス・フローラル調のオードトワレです。

「レプリカ」コレクションは、大切な瞬間、個人的な物語、または思い出を蘇らせる普遍的な香り作りをテーマとしています。

ラベルに記載されているとおり、「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」が意味するのは“抹茶と瞑想”。そしてこの香りの舞台となったのは2008年の東京です!


出典 instagram.com/p/COswXX5M3fM/

トップノートはベルガモットマンダリンを従えたグリーンティーの香りでスタートします。

意外にもお茶の香りに主張があるので最初はビックリしました。強すぎるというわけではなく、心地良い苦みです。

個人的にはこのトップノートはなかなかユニークですごく気に入りました。

その後はふくよかなジャスミンや、トップよりさらに渋い抹茶の香りがしっかりと出てきます。

そして中盤以降はホワイトチョコレートがメインに。

オープニングのスッキリとした香りは、1時間後にはコクのあるまったりとした香りに変化します。

出典 fashion-press.net/news/72255

全体的にかなり個性的で、似ている香水が思いつかないほどユニークな構成。

昨今のフレグランスが比較的似たり寄ったりなフローラルノートが多いなか、私は“これほど攻めた香りがあってもいいんじゃないかな”、と思いました。

とはいっても「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」キツ過ぎたり難解な香りというわけではありません。

基本的には終始上品です。

例えば、紅茶のフレグランスの“爽やかさ”とは毛色が全く違うもので、「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」には苦みとコクがあります。

フランス人が思う“ZEN”のイメージのとおり、「シンプルの中に複雑性がある」といった感じです。

ニュートラルなユニセックスタイプの香りで、心地良いのにハイブランドらしい“香水感”を醸し出しているのもさすが『Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)』といったところでしょうか。

本当に個性的な香りなので、ありきたりではありますが、香りで人と被りたくないという方にはとてもおすすめです。

季節としては春、夏、秋だと思います。

「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」はダークなところが全くなくて、昼の光と似合うんですよね。

日差しが高くて明るい午後、平和な休日のイメージです。

熱い抹茶を注いだ後の蒸気、そんなふんわり・ゆっくりとした香り立ちが楽しめるので、オンタイムよりもオフの日にまといたくなるオードトワレです。

[4]早くもSNSで話題沸騰の香水に!


出典 fashion-press.net/news/72255

「Macha Meditation(マッチャ・メディテーション)」は、「レプリカ」コレクション史上初の、日本をイメージして創られた香り。

日本をイメージしたフレグランスの多くは柑橘系などさっぱりとしたものでしたが、今回のオードトワレは深みも苦みも感じられる、とっても個性的な香りです。

ライトグリーンの液体もすごく綺麗で涼しげで、インテリアの一部としても重宝しそうですね♪

個性的な“ティー香水”をお探しの方、「レプリカ」ファンの方はぜひチェックしてみてくださいね!

 

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