アロマケアに必須!失敗しない精油(エッセンシャルオイル)選びのポイントと楽しみ方

アロマディフーザーやアロマランプ、スティック型の携帯アロマ等最近アロマでセルフケアをする方がどんどん増えています。そのため、精油(エッセンシャルオイル)選びってたくさん種類もブランドもありすぎて迷ってしまいますよね!そんな時のために失敗しない精油(エッセンシャルオイル)の選び方や楽しみ方をご紹介します。

アロマケアに必須!失敗しない精油(エッセンシャルオイル)選びのポイントと楽しみ方

2017年08月28日更新

アロマ

小林 香代子 (アロマセラピスト)

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[1]アロマで使用される精油(エッセンシャルオイル)とは一体どんなもの?

アロマとは

アロマとは「芳香」のことを言いますが、現在日本ではアロマのイメージは「癒やし」と捉える方も多いのではないでしょうか。よく聞くアロマテラピーという言葉はアロマ(芳香)、テラピー(療法)という2つの言葉でできており、「芳香療法」つまり香りを使用して心身の不調を整えることを言います。

アロマで癒されるというイメージは単に香りでリラックスすることだと思いがちですが、100%天然の植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使用したアロマテラピーは香りのリラックス効果だけでなく、精油(エッセンシャルオイル)の薬理効果によって精神と身体の不調を癒やす薬理効果があります。

精油(エッセンシャルオイル)を使用して心身のケアをするヨーロッパ発祥の自然療法、それがアロマテラピーです。

精油(エッセンシャルオイル)とは

精油(エッセンシャルオイル)とは、植物の花や葉、果皮や根、種子や樹脂、樹皮などから抽出した液体のことを言い、これはその植物の生命力の核となる部分を取り出したもので量はごくわずかしかとれません。

その植物の生命力が体内に入ることによって、人の精神と身体のケアをすることができます。オイルと呼ばれていますが実際にはほぼ液体であり、オイルに溶け、水には溶けず、空気中では揮発していく特性があります。

この特性を活かして様々な方法で楽しまれている精油(エッセンシャルオイル)ですが、正しいアロマテラピーをするためには精油(エッセンシャルオイル)選びに気をつけなければなりません。

現在精油(エッセンシャルオイル)は様々な所で販売されており、すぐに買うことができますが値段や量もバラバラで迷ってしまいますよね!そして間違えやすいのがアロマオイルと記載されているものです。

100%植物原料の精油(エッセンシャルオイル)のみでブレンドされているものなら良いのですが、現在日本ではアロマ製品は「雑貨」として扱われており、中身の配合に規定がないため化学香料が使用されていたりするものも同様に「アロマオイル」として販売されています。

心身のケアをするのなら100%植物原料の精油(エッセンシャルオイル)でできたものを使用してください。次に精油(エッセンシャルオイル)の選び方をご紹介するので是非参考にしてみてくださいね!

[2]アロマの精油(エッセンシャルオイル)おすすめの選び方

失敗しない精油(エッセンシャルオイル)の選び方!通販や安い精油って大丈夫なの?!

■選び方のポイント

    • 純度が高いものかどうか

前述しましたが精油(エッセンシャルオイル)とは100%植物から抽出されたもののことをいいます。ほんの少しの割合でもそれ以外のものが入っているものは精油(エッセンシャルオイル)とは呼べません。

「エッセンシャルオイル」との記載があるものは大丈夫ですが、「アロマオイル」との表記の時は配合成分をよく見て間違えないようにしましょう。

    • 原料の情報がしっかり記載されているか

精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報には学名、原産国、抽出部位、抽出方法があります。

現在この情報は記載義務はないのですが、しっかりとした品質管理を行っているメーカーは基本的にこの記載があるので、これがある製品は安心して使用することができます。

また精油(エッセンシャルオイル)は同じ名前のものでも育てられた土地や気候によって成分構成が変わり、違う効果になるものもあるので、こちらの記載があることでその違いがわかるため間違わずに購入することができます。

そしてその他にロットナンバーというものがあります。これは各メーカーが高品質な精油(エッセンシャルオイル)を販売するために品質管理を行うときにつける番号で、このロットナンバーから原産国や生産された日付等、精油(エッセンシャルオイル)の情報を調べることができます。

逆に言えばこれが記載されている精油(エッセンシャルオイル)の品質は信頼できるという証でもあります。

    • 保存状態の善し悪し

精油(エッセンシャルオイル)はとても繊細なもので、保管のされ方によってすぐに劣化してしまいます。特に光、熱、空気(酸素)への接触は最低限にして保存する必要があります。販売されているものがしっかりとした遮光ビンに入っているか、ビンのフタはドロッパーできちんと栓が閉められているかは必ず確認してください。

    • 自分が必要としている効果を得られる精油(エッセンシャルオイル)かどうか

アロマでのケアをする時の基本ですが、選んだ精油(エッセンシャルオイル)が不調部位に薬理効果がある精油(エッセンシャルオイル)かどうかしっかり把握して選ぶようにしましょう。

精油(エッセンシャルオイル)は1つの精油に対して複数の効果があるのでそういったことを知っておくと、より幅広いケアができるようになります。

    • 好みの香りかどうか

香りでリラックス効果を得るためにとても重要なポイントです。精油(エッセンシャルオイル)の薬理効果ばかり気にしてブレンドしたらなんだかちっとも好きな香りにならなかった・・・というのでは楽しめませんよね?

精油(エッセンシャルオイル)は心のケアもできるものなので、嗅いで幸せな気持ちになれたりリラックスできる香りであることが重要です。

    • 値段について

精油(エッセンシャルオイル)の値段については、現在極端に安いものからとても高価なものまで幅広く販売されています。

初めて精油(エッセンシャルオイル)を購入する時は、まずは安いもので様子を見ながら・・・とネットや100円均一等で安価なものからスタートしがちですが、きちんとした薬理効果を得たいのならこれは絶対にやめてください。

精油(エッセンシャルオイル)は100%植物から抽出され、その植物の核となるわずかな部分のみを使って作られるものです。部位によってはとても高価になるものも多く、高いものはともかく基本的には極端に安く販売できるようなものではありません。

初心者の方は1度アロマ専門店で一般的な精油価格の相場を知っておくとその値段を基準に検討できておすすめです。相場から大きく外れたものでないものを選ぶようにしてください。

[3]精油(エッセンシャルオイル)の使い方・アロマを楽しむおすすめの作り方!

アロマケアのやり方

精油(エッセンシャルオイル)を購入したら早速自宅でセルフケアを始めてみましょう!アロマケアは様々な楽しみ方があるので、色々試して好みのやり方を見つけてみましょう。また特定の身体の部位をケアしたいのなら、足浴やマッサージ等その部分に直接塗布できるようなものがおすすめです。

ただ、精油(エッセンシャルオイル)は少量でとても効果が強いものなので、ケア方法に応じたやり方で必ず希釈して使用し、直接肌につけないよう注意してください。

■芳香浴
精油(エッセンシャルオイル)を空気中に散布、または揮発させそれを吸い込むやり方です。

  • アロマディフーザー

精油(エッセンシャルオイル)を1〜5滴程落とし電源を入れると電動のファンが起こした風によって香りが拡がっていきます。熱を使用しないため精油の成分が変わらず長時間香りを楽しむことができます。

  • アロマポット

ポットのお皿に水を張り、そこに精油(エッセンシャルオイル)を1〜5滴程落として下から全体をろうそくで温め、精油(エッセンシャルオイル)が蒸気とともに拡がっていきます。精油(エッセンシャルオイル)の効果だけでなくろうそくの優しい光やゆれる炎で癒やし効果が高いです。

  • アロマライト

ライトのお皿に精油(エッセンシャルオイル)を1〜5滴程落とし、ライトの熱であたため揮発した精油(エッセンシャルオイル)が拡がっていきます。アロマポットがろうそくなのに比べて火を使用しないので安全で気軽に利用することができます。

  • ルームスプレー

詰め替え用のスプレーボトルに無水エタノールと精製水と精油(エッセンシャルオイル)を混ぜ、部屋に散布することで香りが拡がります。心身のケアの他に部屋の殺菌等のケアもできます。(30ml作る場合:無水エタノール6ml、精製水24ml、精油10〜15滴程)

  • 枕・ハンカチ

枕やハンカチ等に直接精油(エッセンシャルオイル)を1〜2滴程落とすやり方です。ハンカチは携帯できて日中持ち運びできるのでとても便利です。直接肌につかないように落とす部分に注意しましょう。

  • マグカップ

60℃〜70℃のお湯を張り、その上に精油(エッセンシャルオイル)を1〜2滴程落とし、蒸気とともに香りが拡がります。オフィスの席等でも気軽に使用でき、リフレッシュできます。蒸気がでなくなったらお湯を足すことで長時間利用することができます。

■アロママッサージ
精油(エッセンシャルオイル)と希釈するベースになるキャリアオイルを混ぜてアロマオイルを作り、それを使用して気になる部位をマッサージするやり方です。アロマオイルを直接肌にのせることで皮膚と鼻から精油(エッセンシャルオイル)を取り込むことができます。

足のむくみや肩こり、腰痛、関節痛等、身体の疲れ、凝りに向いています。

≪アロマオイルの作り方≫
精油(エッセンシャルオイル)の濃度は全体のオイルの量の1%程度が目安です。精油(エッセンシャルオイル)の瓶にはドロッパーがついていて1滴が大体0.05mlになるようになっています。それなので10mlのキャリアオイルに対して2滴を目安にブレンドします。

※アロママッサージの注意点
アロママッサージは基本的に3歳未満のお子さんには行わないでください。また、妊娠中の方はお医者さまの許可のもと行うようにしてください。

■アロマバス

    • 全身浴

湯船に5滴程度精油(エッセンシャルオイル)を落としてそこに入浴するやり方です。蒸気とともに香りがお風呂全体に拡がり、鼻、皮膚からの精油(エッセンシャルオイル)の吸収や湯船による血行促進効果で疲労回復、リラックス効果が高いです。

精油(エッセンシャルオイル)は水に溶けにくいため、直接落とすより少量のキャリアオイルに溶かしてから入れたり、バスソルトに溶かしてから利用すると良いです。

ただご家族と一緒に利用し小さいお子さんがいる場合は同じ濃度だと効果が効きすぎてしまうので注意が必要です。
1歳未満のお子さんの場合は使用しないこと、3歳未満のお子さんには1滴、それ以上のお子さんには大人の半分程度の濃度を目安に行ってください。

アロマバスは全身浴以外にも足浴、手浴、座浴等でも楽しむことができます。

[4]精油(エッセンシャルオイル)の様々な使われ方

アロマケアはどんなところで行われているの?

もともと精油(エッセンシャルオイル)のアロマケアはヨーロッパで盛んであり、日本にも医療の治療法として入ってきました。その後メディカルアロマという病院での補完・代替医療として行われるものと、アロマサロン、エステサロン、マッサージ店、美容室等で行われる美容ケアの2つに分かれて行われています。

日本では美容ケアとしてのアロマが一般的ですが、もともとは医療として、そして現在も病院での利用があるほど精油(エッセンシャルオイル)は効果が高いものなのです。

アロマのセルフケアはどんどん身近なものに

そして現在では精油(エッセンシャルオイル)はとても気軽に手に入るものになり、セルフケアを行う方がどんどん増えています。精油(エッセンシャルオイル)は病気ではないけれど未病と呼ばれる病気の前段階のケアにとても便利です。

身体だけでなく精神の疲労にも効果があるので、仕事でのストレス、満員電車でのイライラ等ちょっとした時の気分の切り替えにもピッタリです。

[5]こんな体調の時アロマケアが役に立つ!症状別おすすめアロマご紹介

様々な効能を持つ精油(エッセンシャルオイル)は組み合わせ次第で色々な香りを楽しめるので、同じ症状でもブレンドを変えてみることでご自身に合った香りを見つけることができますよ!

症状エッセンシャルオイル
むくみ・血行不良・代謝不良・セルライト、冷え性
ジュニパー、グレープフルーツ、スイートオレンジ、サンダルウッド、レモングラス、ジンジャー、ローズマリー、パイン、スイートマージョラム
肩こり・腰痛・頭痛・リウマチ・頭痛・関節炎
ローマンカモミール、サイプレス、ユーカリグロブルス、ジンジャー、ジュニパー、ラベンダー、ローズマリー、スイートオレンジ
消化不良・吐き気・二日酔い・胃腸炎・消化不良・乗り物酔い
バジル、ベルガモット、ジャーマンカモミール、グレープフルーツ、ジンジャー、ローズマリー、ペパーミント
便秘・膨腸・下痢・過敏性腸症候群
ベルガモット、グレープフルーツ、ジンジャー、マンダリン、スイートマージョラム、ネロリ、スイートオレンジ、ペパーミント
低血圧・動脈硬化
ローズマリー
高血圧・動機の緩和・鼻血
ラベンダー、レモン、スイートマージョラム、イランイラン、クラリセージ
生理不順・更年期・ホルモンバランスクラリセージ、イランイラン、ローズ、ゼラニウム、フェンネル、ジャーマンカモミール、グレープフルーツ、マンダリン、ローズマリー、サイプレス、ペパーミント、ローズ、スイートフェンネル
風邪・インフルエンザ、免疫力の強化、感染症の予防、殺菌
ベルガモット、グレープフルーツ、ローズマリー、ユーカリグロブルス
貧血
ローマンカモミール
花粉症ユーカリラディアタ ティーツリー
ジャーマンカモミール、ペパーミント
デオドラント(体臭予防)
サイプレス、グレープフルーツ、ジュニパー、レモン、マンダリン、ローズマリー、レモングラス
ヘアケア・育毛・ふけ
レモン、ベチパー
水虫・ヘルペス・白癬
パチュリ、ゼラニウム、ラベンダー、スイートマージョラム、ユーカリラディアタ、ユーカリグロブルス、ペパーミント、ティーツリー
火傷・炎症・しもやけ・虫刺され
ゼラニウム、ラベンダー、パチュリ、ペパーミント、レモングラス
ストレス・不眠・緊張・イライラ・ヒステリー・集中力の低下
プチグレン、ベルガモット、ローマンカモミール、サイプレス、フランキンセンス、ゼラニウム、サンダルウッド、イランイラン、ラベンダー、スイートオレンジ、バジル
シワ・たるみ・シミ・乾燥・老化フランキンセンス、ゼラニウム、ジャスミン、ラベンダー、マンダリン、ネロリ、ローズ
吹き出物・毛穴の開き・脂性肌ベルガモット、ゼラニウム、ユーカリグロブルス、レモン、グレープフルーツ、ジュニパー、サイプレス、スイートマージョラム、スイートオレンジ
敏感肌・アトピー性皮膚炎・湿疹・アレルギー
ローマンカモミール、ジャーマンカモミール、ゼラニウム、ラベンダー、ネロリ、ローズ

[6]精油(エッセンシャルオイル)を活用してアロマケアを楽しもう

現在身近になってきたアロマケア、自分でまだやったことがない方も是非1歩踏み出してセルフケアを試してみてください。お家で楽しんで行うことで日々の生活にも少しずつ変化がでてくるかもしれません!品質の良い精油(エッセンシャルオイル)と正しいやり方で是非アロマケアを楽しんでくださいね!


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