ベルガモット精油の効能とは?効果的な使い方やおすすめブレンドをご紹介

ベルガモット精油には、なんとなく気分が落ち込んだり、憂鬱になってしまった時に嗅ぐと元気になれる効果効能があります。今回はベルガモットアロマの効能や使い方、おすすめブレンドなどをご紹介します!

爽やかで華やかな香りでリフレッシュ!ベルガモットの効能と使い方

2018年04月16日更新

アロマ

服部 仁実 (アロマセラピスト)

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[1]ベルガモットとは

ベルガモットは数あるアロマの中でも人気が高い香りです。アロマテラピーにあまり馴染みのない方でもどこかで嗅いだことがあるのではないでしょうか。シトラス調のオーデコロンには必ずと言ってよいほどブレンドされる香りです。まずはベルガモットの基本的な情報をご紹介します。

ベルガモットの基本情報

・主産地:イタリア南部カラブリア州
・学名:Citrus bergamia(シトラス ベルガミア)
・科・属名:ミカン科・ミカン属

ベルガモットはイタリア原産のオレンジの仲間

ベルガモットは主にイタリア南部で生産されている柑橘系の果物です。はっきりとは分かっていませんがビターオレンジとマンダリンオレンジを掛け合わせて誕生したと言われています。名

前の由来は諸説ありますが、イタリアの北部にあるベルガモ、またはスペインのベルガという場所が原産地となったことから、ベルガモットと呼ばれるようになったと言われています。日本では高知県で栽培が始められています。

大きさはレモンと同じ程度の大きさで、皮はゆずの果実のように少しぼこぼこしています。実は苦み成分であるフラボノイド配糖体が多く苦いため、そのまま食べられることはあまりありません。苦みがある柑橘類として知られているグレープフルーツと比べても、1.5倍前後のフラボノイド配糖体が含まれています。

上品なベルガモットの香り

エッセンシャルオイルなどに使われているベルガモットの香り成分は、少し苦みのある華やかな香りです。柑橘系のみずみずしい香りと、フローラル系の香りが合わさったような上品な香りが特徴です。

紅茶やお酒の香り付けとしても

ベルガモットは華やかな香りから紅茶やお酒の香り付けとしても使用されます。特に有名なのは紅茶のアールグレイではないでしょうか。アールグレイのように香り付けしたお茶のことをフレーバーティと呼びますが、ベルガモットの華やかな香りで、数あるフレーバーティの中でも定番人気となっています。特にアイスティにすると爽やかな香りでぴったりですね。

非加熱でオイルを抽出するから繊細な香りが楽しめる

香り成分はベルガモット果実の皮を絞る、圧搾法抽出します。通常エッセンシャルオイルは香り成分を抽出するために熱を加える必要がありますが、ベルガモットなどの柑橘類はこの必要がないため、香り成分を損なうことなく抽出することができるのです。

ベルガモットティーは別のベルガモット!

ハーブティーでベルガモットティーという種類がありますが、実はこのベルガモットは別のベルガモットなのです。今回ご紹介しているベルガモットは柑橘系のベルガモットですが、ハーブティーに使われるベルガモットはシソ科の仲間で背丈が1メートルほどの多年草です。

二つを区別するために柑橘系のベルガモットはベルガモット・オレンジと呼ばれることもあります。一方、シソ科のベルガモットは赤い花を咲かせる事から『タイマツ(松明)バナ』という和名が付けられています。どうして同じ名前になってしまったのかというと、葉の香りが柑橘系のベルガモットに似ていたためと言われています。とても紛らわしいですよね。

[2]ベルガモットの効果効能

爽やかで華やかなベルガモットの香りですが、この香りには様々な効能があります。

  • 抗うつ効果や不安感の緩和
  • ストレスケア
  • 安眠効果
  • 消化器系の働きを活性化(神経性の胃腸問題に効果的)
  • 殺菌・消毒作用
  • 皮脂過多を整える

[3]ベルガモットの効果的な使い方

様々な効能があるベルガモットの香り。ベルガモットの香りが持つ効能を利用するためにはエッセンシャルオイルを利用する方法が一般的です。ここではエッセンシャルオイルの効果的な使い方をご紹介します。

そもそもエッセンシャルオイルやアロマオイルの違いとは?

植物の香りがついたアロマ用のオイルですが、実は成分によって呼び名や使用用途が異なります。同じ香りが付いたオイルでもエッセンシャルオイルやアロマオイル、ポプリオイルなど、様々な名前で販売されていて、どれを選べばいいか迷いますよね。まずはこのオイルがどう異なるのかをご紹介します。

エッセンシャルオイル(精油)

エッセンシャルオイル(精油とも呼ばれます)は100パーセント天然由来でできたオイルを指します。他の物質を混ぜている場合はエッセンシャルオイル・精油とは名乗る事ができません。植物から抽出した香り成分のみでできているので採れる量が少なく、価格も高い傾向にあります。

アロマオイル

アロマオイルは上記のエッセンシャルオイルや、合成香料を、アルコールやしキャリアオイル(植物油)、鉱物油で希釈した製品を指します。そのため定義が広く、天然の香料を希釈したオイルも、100パーセント化学物質を使ったオイルもアロマオイルに含まれます。希釈した製品であるため、低価格で販売できるという利点もあります。またアロマオイルはポプリオイル、フレグランスオイルと呼ばれることもあります。

エッセンシャルオイルとアロマオイルの使い分け

香りを楽しむだけならアロマオイルでも問題ありません。アロマオイルは手頃な価格の物が多いので、気軽に香りを楽しむことができます。しかし、香りによる効果を得るにはエッセンシャルオイルを利用した方が良いでしょう。

お風呂に垂らしてアロマバスに

夜、疲れているのになかなか寝付けない時はありませんか。寝る前のPCや携帯電話でのネットサーフィンや仕事などは、脳が活性化してしまうため体が疲れていても眠れないのです。そんな時はアロマバスがおすすめです。

ベルガモットのオイル3滴と希釈用のキャリアオイル(アーモンドやホホバオイルなど)小さじ1杯を混ぜた物をお風呂に混ぜて入浴してみてください。ベルガモットは緊張緩和による安眠効果があるので、緊張がほぐれてぐっすりと眠れるはずです。お湯の温度をぬるめにして半身浴にするとよりリラックスできますよ。

疲れた時にリフレッシュ!アロマスプレー

ストレスや緊張感を解消する効果のあるベルガモットは、仕事中や勉強中の気分転換にぴったり。エッセンシャルオイルがあれば簡単にアロマスプレーを手作りできます。小さいボトルに入れれば持ち歩きにも便利ですね。

▼用意するもの(60mlの場合)
・スプレーボトル
・エッセンシャルオイル(精油)24滴(肌につける時は6滴~12滴、皮膚刺激が強いので敏感肌の人は注意すること)
・無水エタノール 20ml
・精製水 40ml

▼アロマスプレーの作り方
エッセンシャルオイルと無水エタノールをスプレーボトルに入れてよく混ぜ合わせた後に、精製水で希釈します。たったこれだけで完成です。オイルが分離しやすいので、毎回よく振って混ぜてから使ってください。また、雑菌の繁殖を防ぐためにも一ヶ月以内には使い切るようにしましょう。4%希釈はオイルの濃度が高いので使う場合は肌には付けないように気をつけましょう。

▼他のハーブとブレンドしてもOK
ベルガモット以外のエッセンシャルオイルをブレンドすれば、お好みの香りでアロマスプレーを作る事ができます。同じレモンやスイートオレンジなどの柑橘類はもちろんのこと、ラベンダーやジャスミンなどのフローラル系、メリッサやクラリセージなどのハーブ系の香りとも相性がいいです。

気軽にリフレッシュしたい時は紅茶も効果的

エッセンシャルオイルが無いけどリフレッシュしたい!そんな時はアールグレイティーで一息入れましょう!ベルガモットオイルで香り付けしてあるため、アールグレイの香りを嗅ぐだけでリフレッシュ効果があります。また、ベルガモットの殺菌効果により、口内炎やのどの痛みにも効果的です。アールグレイティーならどこでも購入しやすいので、気軽に試すことができますね。

ニキビ肌やオイリー肌にも

ベルガモットには皮脂抑制効果があります。エッセンシャルオイルをクリームや乳液などに混ぜて使えば、過剰な皮脂を抑えるためオイリー肌の方におすすめです。また殺菌効果もあるためニキビ肌の方にも効果があります。使用する際は必ず0.5%以下(30mlにエッセンシャルオイル3滴以下)に希釈して、よく混ぜてから使用しましょう。

[4]ベルガモットの使用上の注意・禁忌事項

役立つ効能が多いベルガモットですが、使用する際は以下の注意事項を守って使用しましょう。

刺激が強いためパッチテストを行う

ベルガモットなどの柑橘系やスパイス系のエッセンシャルオイルは刺激が強いため、肌に直接つける場合は、刺激がないかを調べる『パッチテスト』を事前に行いましょう。

▼パッチテストの方法
・用意するもの
・ベルガモットのエッセンシャルオイル1滴
・キャリアオイル10ml
・コットン
・医療用テープ

エッセンシャルオイルを希釈するキャリアオイルのみをまず、腕の内側(二の腕などの皮膚の薄い部分)に塗布し、様子を確認します。(直後と1~2日後)するエッセンシャルオイル1滴をキャリアオイル10mlで希釈(0.5%)します。希釈したオイルをコットンに染み込ませて、腕の内側に貼ります。そのまま24~48時間放置して異常がないかを確認します。

もしかゆみや赤みなど異常が出た場合はすぐに使用を中止して石鹸でよく洗い流してください。またテストする際は、はじめは低い濃度で試し、様子を見ながら徐々に濃度を上げるようにしましょう。

光毒性があるため直射日光は避ける

ニキビ肌に有効なベルガモットオイルですが、『光毒性』という特性があるため注意が必要です。これはベルガモットに含まれる『ベルガプテン』という成分のためで、肌に塗ったまま紫外線に浴びると、炎症・シミ・かぶれなどが起きてしまう可能性があります。

肌へ使用する際は夜間の利用にするか、日中に使用する場合は直射日光が当たらないように注意しましょう。また、最近では「ベルガプテンフリー」のベルガモットも販売されているので、スキンケアに使用するときなどはそちらを使用するようにしましょう。

[5]ベルガモットの香りで毎日をハッピーに

アールグレイで馴染みの深いベルガモットですが、香りに様々な効能があることはお分かりになっていただけたでしょうか。日々ストレスや緊張を感じる場面が多い現代ですが、そんな時はベルガモットの香りを嗅いでリフレッシュしてみてくださいね。

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