簡単アロマバスソルトの作り方&おすすめ精油ブレンドレシピ

1日の疲れを取り去り、心と体を温めリラックスするバスタイム。そんな普段のバスタイムをまるで極上スパのようにグレードアップさせる「アロマバスソルト」。自然の美しい香りや様々な効果効能を持つアロマオイルと天然塩をブレンドしたアロマバスソルトは、実はとても簡単に手作りできるのです。美肌やダイエット、デトックス効果も期待できる魅力満載アロマバスソルトについて、作り方からブレンドレシピまで、詳しくご紹介します!

混ぜるだけ簡単!アロマバスソルトの作り方&おすすめ精油ブレンドレシピ

2018年04月24日更新

アロマ

小林 香代子 (アロマセラピスト)

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記事の目次

[1]バスソルトとは?種類は?

日本では入浴剤が一般的で広く知られていますが、欧米では昔からマグネシウムやナトリウムなどのミネラルが豊富に含まれた「バスソルト」を、美容効果やリラックス効果を求め家庭で使われてきました。

バスソルトとはその名の通り「お風呂に入れる塩」なのですが、その種類は大きく分けて2つとされています。一つは天然塩を成分とするもので、「ヒマラヤ岩塩」や「デットシーソルト(死海の塩)」などの塩化ナトリウムを主成分にするものがあります。

もう一つは、「エプソムソルト」という精製された硫酸マグネシウムを主成分とするものです。ちなみに食塩は精製された塩化ナトリウム99%以上の塩で、発汗作用など美容や健康に有効成分となるミネラルをほとんど含んでいないので、バスソルトとしての使用は向いていません。

ヒマラヤ岩塩(天然塩を成分とするもの)

その名の通りヒマラヤ山脈から採掘された鉱物で、鉄分やマグネシウム、カリウム、カルシウムなどの豊富なミネラルを含み、デトックス作用や美肌効果などに優れ、高い美容・健康効果が期待できる「地球上で最高の塩」「塩の化石」ともいわれている岩塩です。

デットシーソルト(死海の塩)(天然塩を成分とするもの)

イスラエルとヨルダンの国境沿いにある死海の水は、海水の約20~30倍ものミネラルを含むといわれています。その成分には、肌の保湿効果や、バリア機能を回復させる効果、角質除去してくれるマイルドなピーリング作用などがあり、かのクレオパトラも愛用したと伝えられ「奇跡の水」とも呼ばれています。デットシーソルト(死海の塩)は美容効果ナンバーワンを誇るバスソルトで、特にお肌のトラブルを改善したい方におすすめです。

エプソムソルト(硫酸マグネシウムを成分とするもの)

エプソム塩とも呼ばれ「塩」の名がついていますが、実は塩ではなく、硫酸マグネシウムの純粋結晶です。硫酸マグネシウムは温泉の成分としても含まれており、高い温浴効果があり体が芯から温まります。無色無臭で天然バスソルトよりも水に溶けやすい特徴があり、欧米では昔から入浴剤として家庭での使用が普及されてきました。疲労回復やデトックス効果に有効です。

[2]バスソルトの効果効能

発汗作用によるデトックス効果

バスソルトを入れたお湯からミネラル成分を体に吸収することで、通常のお風呂で入浴した場合と比べると何倍もの発汗作用があり、老廃物を洗い流す高いデトックス効果が期待できます。

疲労回復&リラックス効果

バスソルトを入れたお湯に浸かるとミネラル成分が吸収され、血行促進し体も温まり、精神を安定させるリラックス効果が期待できます。凝り固まった筋肉や肩腰をほぐし疲れを軽減してくれます。

お肌の保湿&美肌効果

バスソルトの成分「塩」には毛穴に詰まった汚れを取り除く作用があり、溜まった老廃物を流すことにより、お肌の皮脂分泌のバランスが整います。その作用により、お肌が本来持つ「自ら潤す力」が発揮され、健康的で艶のあるお肌へ導きます。

血行促進&ダイエット効果

バスソルトを入れたお湯に浸かることで、血行促進され発汗作用が働き、体の代謝機能が上がります。代謝が上がると脂肪が燃焼しやすい体質になりダイエットやむくみの改善に効果的です。

腸内環境を整える

バスソルトに含まれる「マグネシウム」の働きにより、腸を活性化させ腸内の水分を調整します。腸内環境を整えることで、便秘の予防や改善に繋がり、美肌効果も期待できます。

冷え性の改善

バスソルトの高い温浴効果により、体を芯からポカポカと温め、塩分により体温低下を防ぎ慢性的な冷え性の改善にも有効です。生理痛や腰痛の緩和にも効果的です。

[3]アロマオイルをプラスしてさらなる贅沢リラックスタイム

美容や健康に大変効果のあるバスソルトに、天然のアロマオイルをプラスしてあげることで、まるで極上スパのように優雅でリラックスしたバスタイムを楽しむことができます。

様々な有効成分を持つアロマオイルがあるので、是非その日の気分によってブレンドを使い分けてみましょう。発汗作用がありデトックス効果の高い「バスソルト」と香りが脳を刺激して深いリラックス効果を得られる「アロマオイル」の相乗効果で、バラエティに富んだ奥深い天然の香りと効果効能を楽しむことができます。

[4]誰でも簡単に始められる!アロマバスソルトの作り方

アロマバスソルトの作り方をご紹介します!特別な技術や道具も必要なく、基本混ぜるだけで自分だけのオリジナルバスソルトが手作りできるので、どなたでも簡単に楽しむことができます。

<用意するもの&材料>
・アロマ精油
・天然塩もしくはエプソムソルト
・ガラス容器(保存用)
・スプーン(混ぜる用)

<作り方>
バスソルト大さじ1杯に対し、アロマオイルが1~5滴が基本の分量です。必要な量に応じてバスソルトとアロマオイルの量を調整しましょう。お子様用にバスソルトを作る場合はアロマオイルの量を半分もしくは1滴の低濃度になるようにしましょう。

1.天然塩もしくはエプソムソルト大さじ3をガラス容器に入れる
2.アロマオイルを数種類用意し、お好みに合わせて合計3~15滴になるよう、ガラス容器に入れておいた天然塩に垂らし、スプーンでよく混ぜる

<保存方法と期間>
◇アロマバスソルトは一度にまとめて作っておいても問題ありません。その場合は香りが飛んでしまわないよう、しっかりと密封できるガラス容器に入れて保存しましょう。
◇アロマバスソルトは塩や精油の劣化を防ぐためにも、直射日光の当たる場所は避け、冷暗所で保存してください。
◇アロマオイルの保存期間は通常1年以内とされています。柑橘系の精油の場合は半年以内とさらに短くなります。アロマバスソルトの場合も同じ保存期間を目安に使うようにしましょう。香りを嗅いでみて劣化の変化が見られるようであれば使用は避けましょう。

[4]様々な症状に対応!アロマバスソルトにおすすめの精油ブレンドレシピ

「今日はぐっすり眠りたい」「汗をかいて美肌効果を得たい」など、様々な目的に合わせてアロマバスソルトをブレンドすることができます。


ここでは使いやすい分量、「バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル10滴」でおすすめブレンドレシピをご紹介します!各精油の配分はお好みの香りになるよう合計10滴の範囲で調整してください。

リラックス&安眠効果

寝つきを良くしぐっすり眠れるレシピです。

<バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴>
ラベンダー 3滴
オレンジスイート 2滴
マジョラム 2滴
ベルガモット 2滴
イランイラン 1滴

緊張感・不安感を取り除き気持ちを落ち着けたい

神経系に対する鎮静強壮作用があり、気持ちを落ち着けバランスをとってくれる香りのレシピです。

<バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴>
ラベンダー 2滴
ローマンカモミール 2滴
スィートマジョラム 2滴
ゼラニウム 2滴
ネロリ 1滴
サンダルウッド 1滴

興奮を鎮める、イライラを抑える

就寝前までコンピュータの画面を見ていたり、ゲームをしたり、勉強仕事をしていると脳や神経は興奮状態となりなかなか寝付けず睡眠の質が低下します。イライラ感を緩和し興奮を鎮めてくれる作用のある精油でゆったりとした気持ちに導いてあげましょう。

<バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴>
ラベンダー 2滴
ペパーミント 1滴
サイプレス 2滴
ゼラニウム 2滴
フランキンセンス 2滴
イランイラン 1滴

悲しみや喪失感・気分が落ち込む時に

甘く深い優しさのある花や木の香りを中心としたブレンドで、悲しみや挫折感を乗り越え心に元気を与えてくれるのにぴったりなレシピです。

<バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴>
ローズオットー 2滴
クラリセージ 2滴
イランイラン 1滴
フランキンセンス 1滴
マンダリン 2滴
サンダルウッド 2滴

自信喪失・やる気を出したい

自信を取り戻し、幸福感をもたらす効果の期待できるジャスミンの甘い香りや、不安で心配な気持ちをリラックスさせ、爽快感溢れる香りで心を元気にしてくれるグレープフルーツなど、明るく前向きな気持ちに導いてくれるのに効果的なレシピです。

<バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴>
グレープフルーツ 2滴
ベルガモット 1滴
オレンジスイート 2滴
ローズマリー 2滴
イランイラン 1滴
ジャスミン 2滴

集中力をアップさせたい

疲れた頭をスッキリとリフレッシュさせ、眠気やだるさを解消する効果が期待できる香りのレシピ。集中力や記憶力を向上させたい時におすすめです。

<バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴>
レモン 2滴
ローズマリー 1滴
ペパーミント 2滴
ユーカリ 2滴
メリッサ 2滴
バジル 1滴

風邪の症状・風邪予防

なんとなくだるい時や風邪っぽいな?という時などに。抗炎症、抗菌、抗ウイルス作用に優れた効果が期待できる、呼吸器系の不調を緩和してくれる精油のおすすめブレンドレシピです。

<バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴>
ユーカリ 2滴
ティーツリー 2滴
タイム 1滴
ローマンカモミール 2滴
マジョラム 1滴
サンダルウッド 2滴

冷えや生理痛など、女性特有のホルモンバランスの変化による不調

鎮痛・鎮静効果が期待できるローマンカモミールやクラリセージ、リラックス効果を得られるラベンダーやネロリなど、女性特有の不調を優しく改善に導く精油のブレンドレシピです。

<バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴>
ラベンダー 2滴
ゼラニウム 2滴
ローマンカモミール 1滴
ゼラニウム 2滴
クラリセージ 1滴
ネロリ 2滴

筋肉痛・腰痛・足のむくみなど、血行促進したい時

激しいスポーツで筋肉が炎症を起こしたり、血行が悪くなり乳酸がたまることによりコリや痛みが生じることがあります。そんな症状には鎮痛効果があり抗炎症作用のあるアロマ精油がおすすめです。

<バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴>
ラベンダー 2滴
ジュニパーベリー 2滴
ペパーミント 1滴
マジョラムスイート 2滴
オレンジスイート 2滴
レモン 1滴

お肌のトラブルの改善

ホルモンバランスの乱れやストレス、乾燥、と様々な要因により肌の皮脂バランスが崩れてしまうことがあります。抗炎症作用が期待できるラベンダーや、細胞成長を促し崩れた皮脂バランスを調整してくれる作用のあるローズなど、トラブル肌に対応したアロマオイルブレンドレシピです。

バスソルト大さじ3杯に対しアロマオイル合計10滴
ラベンダー 2滴
ゼラニウム 1滴
ローズウッド 2滴
サイプレス 1滴
サンダルウッド 2滴
フランキンセンス 2滴

[5]プレゼントにも最適!色々なアレンジでアロマバスソルトをグレードアップ

驚くほど簡単に作れて、美容効果やリラックス効果もあるアロマバスソルト。ちょっとしたアレンジを加えてやることで、さらにグレードアップした美容・健康効果が得られるものが作れます。ガラス容器に入ったバスソルトにドライハーブや天然素材のもので色付けをすれば、見た目もぐっと可愛くおしゃれに!プレゼントにしてもとても喜ばれるものになりそうですね。

重曹(ベーキングソーダー)をトッピング

料理や掃除まで、暮らしの中で幅広い用途で使われている重曹(ベーキングソーダー)ですが、入浴剤として使用しても美肌効果が期待できる大変優れたアイテムです。

重曹の弱アルカリ性の性質は、殺菌作用や抗炎症作用があり、ニキビなどの脂性肌やくすみ肌の改善に大変効果的です。背中のニキビ、小鼻の黒ずみ、毛穴に詰まった汚れをスッキリと取り去ってくれる効果が期待でき、肘・膝・かかとまで角質を柔らかくしスベスベにしてくれます。

重曹は食用のものを使っていただいて大丈夫です。使い方は簡単で、アロマバスソルトを作る際、天然塩をガラス容器に入れた後に塩と同じ分量(例:天然塩大さじ3、重曹大さじ3)を入れてよく混ぜます。その後、お好みの精油をブレンドしましょう。

ドライハーブをトッピング


見た目もさらに可愛くなり、ゴージャスな香りもプラスされておすすめなのがドライハーブのトッピングです。基本、お好みのドライハーブやハーブ茶葉など、どんなものでも使えますが、代表的なものでローズ・ラベンダー・カレンデュラ・カモミール・ミント・ローズマリーなどが可愛くておすすめです。アロマバスソルトとして使う際は、ティーバッグなどに入れて使用すると、ハーブの散らかりもなく後の浴槽の掃除が簡単になります。ドライハーブはオーガニックのものなど農薬や化学肥料の使われていない安全なものを選びましょう。

色付けをしてみよう


アロマバスソルトは元々色のついている柑橘系の精油を使うことやハーブを抽出することで、色付けすることができます。オレンジ、レモン、グレープフルーツなどの精油はイエローからオレンジ系の色付けができます。ハーブを抽出して色付けする場合は以下の手順でやってみましょう。ブルーマロウ(濃い紫色)、ハイビスカス(濃いピンク色)、レッドローズ(ピンク色)など自然が作る美しい色を楽しんでみてくださいね。

ハーブを抽出して色付けする方法

<材料(約10回分)>
天然塩 250g
重曹 250g
アロマオイル お好みのブレンドで合計30~40滴
ブルーマロウ 適量
耐熱ボウル

<作り方>
1.耐熱ボウルに塩と重曹を入れ、電子レンジで水分を飛ばします。
2.ブルーマロウのハーブティーを濃いめに煮出し、1に注ぎよく混ぜ合わせ色味を調整します。ボウルに入れた塩が浸るぐらいの量のハーブティーを注ぎましょう。
3.2をよく混ぜ合わせてから、電子レンジ(500W)で1分間温めて取り出し混ぜる。水分がなくなり塩がパラパラになるまでこれを数回繰り返す。
4.粗熱がとれ冷めたところで、アロマオイルを入れ、均一になるよう全体をよくかき混ぜれば出来上がりです。

[6]アロマバスソルト使用時の注意点

◇アロマバスソルトを作る際、アロマオイルは直接肌につけないようにしましょう。
◇グレープフルーツ・レモン・ベルガモット・アンジェリカなどの一部柑橘系精油には光毒性(ひかりどくせい)があり、太陽の紫外線に当たると肌にダメージを受ける恐れがあるので、これらの精油をアロマバスソルトに混ぜる場合は、入浴は夜の就寝前のみとしましょう。
◇誤食誤飲を避けるために、アロマバスソルトは小さなお子さんやペットの手の届かない安全な場所に保管してください。

[7]自宅で極上リラックスタイム!簡単手作りアロマバスソルトで体を癒してあげよう

いかがでしたでしょうか?基本混ぜるだけ!のお手軽アロマバスソルト。こんなに簡単に手作りできるのですね。おしゃれで可愛く心も体も自然の優しさに癒されてみてはいかがでしょうか。お好みのブレンドで作っておいて、是非1日のバスタイムを「極上の癒し時間」にしてくださいね。

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