香水マニアmillyのニッチフレグランス連載③    ~BYREDO~

ニッチフレグランス連載Vol.3では、セレクトショップから展開し、人気に火がついた「BYREDO (バイレード)」をご紹介いたします。BYREDO(バイレード)のブランドヒストリーから、私が所持しているちょっと個性的な香り達について、また今後狙っている香水以外のアイテムについてを語ります。

2019年03月04日更新

香水/フレグランス

milly   FELICE ライター

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[1]BYREDO(バイレード)とは?

BYREDO(バイレード)は、2006年スウェーデンのストックホルムで誕生したラグジュアリーフレグランスブランドです。
創業者は、BenGorham(ベン・ゴーラム)。インド人の母とカナダ人の父のもとスウェーデンに生まれ、トロント、NY、そしてストックホルムなどで育ちました。
調香師のピエール・ウルフ、ジェローム・エピネットとの出会いを機に、香水の奥深さや香りと記憶との関係に強く魅せられ、香水の世界に…。

ゴーラムはファッションやアートとのつながりも強く、多くのファッションブランドやファッション誌、アートディレクターと協力するなど、ジャンルを超えたコラボも人気です。

>>公式ホームページはこちら

[2]4つの香り、4つの物語

BYREDO(バイレード)の中で国内で最も人気なのは、GIPSYWATER(ジプシーウォーター)でしょう。
BYREDO(バイレード)といえばコレ!といった印象が強い香りです。

また、BLANCHE(ブランシュ)という香りも人気ですが、それらはもう様々なメディアで語りつくされているので、今回はちょっとマニアックな視点から、私が所持する4つの香りをご紹介します。

M/MINK(エムエムインク)

アジアの墨にインスパイアされた香り。アートディレクター・デュオの「M/M Paris」とコラボしてつくられたフレグランスです。
欧米で使用するインクではなくアジアで使用される墨に注目してているところがニクいポイントです。
M/MINK(エムエムインク)は、私がBYREDO(バイレード)に関心を持つきっかけになった香りでもあります。

とあるセレクトショップのスタッフさんがつけていて、香水のブランド名を尋ねたのがはじまりです。
その方とすれ違った時にM/MINK(エムエムインク)の香りを感じ「何だか変わった香り!でもとっても素敵!」と衝撃を受けました。ブランド名を尋ねるほど気になったのは「素敵だな」と思ったのと同時に「何だか懐かしいな」と思った香りだったから…。

あとになって、墨からインスパイアされた香りということを知って納得しました。懐かしいなと感じたのは、子供時代の書道の時間を思い出すからなのでしょう。
一心不乱に墨をすったあと、筆に墨を染み込ませ、半紙に書をしたためるあの瞬間の香りに似ています。

オールブラックコーデに、ピアスとブーツだけシルバー…みたいなエッジの効いたファッションが似合いそうな香りです。勝手なイメージですが、クリエイティブなお仕事の方はこの香り、好きな方も多いのではないでしょうか。

お花の香りや石鹸の香りからイメージされた香りは、数多く存在しますが、墨をイメージした香りっていうのはかなりレアだと思います。
試したことがない方は、ぜひお手に取ってご覧ください。
きっとこんな香水もあるんだ…と新たな発見があることでしょう。

トップノート: アドキサル
ハートノート: インセンス
ベースノート: パチュリの葉、クローバーハニー、アンバー

BAUDELAIRE(ボードレール)

フランスの詩人、ボードレールの「悪の華」にインスパイアされた香り。
ベースノートに「パピルス」とあるのが気になって、手にとった香りです。

「墨」の次に「パピルス(つまり紙)」の香りを手に取るなんて…。既に私、この辺りから、香水マニアの片鱗を見せはじめてますね(笑)
結局、BYREDO(バイレード)を1番最初に手に入れたのはこのBAUDELAIRE(ボードレール)でした。(当時の私には、まだ墨の香りを使いこなせる自信がなかったのです。)

BAUDELAIRE(ボードレール)の香りは、わりと抑えられた甘さがかすかにずっと漂います。その甘すぎないバランスが絶妙です。
ミドルノートでは、根底にあるベリーの香りがレザーと混じりあって官能的な雰囲気を演出…。ワイルドでエキゾチック。そしてダークなムードをかもし出します。

ファッションでいうと、黒いライダースにスキニー。でもリップとネイルは赤!なんて感じが似合いそう♪
全体的にはマニッシュだけどドキッとさせるような大人の女らしさも備えてるってところがこの香りとリンクします。

トップノート:ブラックペッパー、キャラウェイ、ジュニパーベリー
ミドルノート:ヒヤシンス、インセンス、レザー
ベースノート:ブラックアンバー、パピルス、パチョリ

MOJAVE GHOST (モハーヴェゴースト)

創業者のベンゴーラムが幼い頃に祖父と訪れたモハーヴェ砂漠に生息するゴーストフラワーをインスピレーションにして作った香り。

うっすらほの暗いフローラルのヴェールをまといながらゆらめくウッディー。もし、香りが目にみえるとしたら、それは儚くて美しい霧がかったパープルなんじゃないかな、と思います。

つけたては、ほんのり甘いフローラル。途中でシダーウッドが感じられたり、でもまた甘いフローラルに戻ったり。ふわふわと優しくたゆたうような感じが素敵です。
思いっきりフローラル!な感じが苦手な方にオススメ。BYREDO(バイレード)の中では主張が強くなく、優しい部類に入るでしょう。

淡いフラワープリントのワンピースに、薄紫色のカーディガン。そんなフェミニンなムードのファッションがしっくりきそうです。

トップノート:アンブレット、ネスベリー
ハートノート:スミレ、サンダルウッド、モクレン
ベースノート:シャンティリームスク、クリスプアンバー、シダーウッド

MISTER MARVELOUS(ミスターマーヴェラス)

MISTER MARVELOUS(ミスターマヴェラス)は伝説的ヘアアーティスト、クリスチャン・ホーテンボスをテーマとし、彼の芸術性豊かなライフスタイルを表現したフレグランスです。

マンダリンの葉、ネロリの花、ラベンダー、バンブーなどの清々しく透明感のある香りに、ブラックアンバー、ホワイトシダーといったウッド系のスモーキーさが重なった魅力的な香り。
かなりシャキッとシャープな感じの香りなので、一番オススメの季節は夏ですが、年間を通して使える香りです。
個人的には「ハンサムウーマンな香り」だと思っています。

シャープな白シャツに黒のクロップドパンツといったようなマニッシュなスタイルにハマりそう!
そんなファッションとこの香りが組み合わさったらそれこそ「マーヴェラス!」ではないでしょうか。

トップノート:マンダリンの葉、ネロリフラワー
ミドルノート:グリーン、ラベンダー、バンブー
ベースノート:ブラックアンバー、ホワイトシダーウッド

[3]香水以外にも狙い目なアイテム

出典 byredo.eu/mojave-ghost-hair-perfume-75-ml

BYREDO(バイレード)には香水以外にも、キャンドルや、ハンドクリームや、ボディローション等、グッズが充実しています。そんな中でも、店頭でちょっと試して「おおっ!」と思ったのが、ヘアパフューム♡

MOJAVE GHOST(モハーヴェゴースト)のヘアパフュームを試しましたが、ちょうどその日、同じ香水もつけていた日だったので、香水とヘアパフュームが重なってとても良い香りで満たされました♪
試してから4~5時間は香っていたので、持続力もばっちりです。

フローラルすぎたり、逆に柑橘系すぎたり、ちょっとチープな香りだったり、ヘアパフュームってなかなか納得する香りのものがないので、このヘアパフュームは買いだな、と思いました。

これは近いうちに入手して、香水と合わせて使いたいなぁと思います。
髪から良い香りがするってすっごく素敵ですよね♡

[4]BYREDO(バイレード)の魅力

BYREDO(バイレード)の魅力は、香りに対するアプローチが独創性に溢れていること。
時折、思いもよらないテーマで香水がつくられることもあります。
去年は「エレベーター内の音楽環境をイメージした香水」というのも発売されていました。

このように香りに予想がつかない分、次の新作って何の香りがメインなんだろう?何がテーマなんだろう?と楽しみが続きます。また、それぞれの香りに、思い出やイマジネーションが詰まっていることも魅力のひとつです。
単なる「香水」の香りのみならず、その背景のストーリーまでをも含めて私たちは香りを楽しんでいるのだと思います。

更に、ミニマムなボトルデザインと、パッケージ。お部屋にディスプレイすると、オシャレ度がUPします♡
魅力的なポイントがいくつもあって、まだまだBYREDOから目が離せません!

今年も新しい香りが出たら、早速チェックしてこようと思います♪

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