ジェンダーレスがトレンド♡フランスで人気のユニセックス・フレグランス

人の心を掴んで離さないユニセックス・フレグランスは、フランスの香水業界において一大トレンドとなっています。嫌味のない香りが多く、様々なシーンで活躍するのが魅力的ですよね。今回は、パリで見つけた大人気のフレグランスブランドから、特に洗練された香り5つをご紹介します!!

2020年05月22日更新

香水/フレグランス

大内 聖子   FELICE ライター

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[1]意外と使いやすいユニセックス・フレグランス

ユニセックス・フレグランスとは、男性・女性分け隔てなくどちらも香りをつけて楽しむことのできる香水のことです。

香水をまとうのは女性が多いイメージが強く、女性向けの商品ばかりと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は現在ではユニセックスが主流で、男性・女性どちらも使用できる香水が多いのです。

ユニセックス・フレグランスは傾向として爽やかな香りや優しい香りなど、幅広い層に好まれる香りが特徴で、そこまで香りがキツくないので、日常的に使用している人も多いようです!

[2]どんな人におすすめ?

ユニセックス・フレグランスは、男性・女性どちらにも好まれる香りのため、強い香りが苦手な方や、初めて香水を購入する方にもおすすめです。

例えば甘すぎたり、エッジの効いた独特な香りだと、場所や状況によっては周りを不快にさせてしまうこともあるので、日常的にどこにでも香水をつけたい方にもぴったり。おすすめなんです♪

ただはっきりと女性らしい香り、男性らしい香りをまといたいと求めている方には向いていません。

ボトルデザインもシンプルなものが多く、中性的な香りが特徴です。

[3]フランスのトレンド、人気のユニセックス・フレグランス5選

ETAT LIBRE D’ORANGE(エタ・リーブル・ドオランジュ)

ETAT LIBRE D’ORANGE

パリ・マレ地区の本店。

現在、フランスのニッチ香水界において“革命児”と揶揄される『ETAT LIBRE D’ORANGE(エタ・リーブル・ドオランジュ)』

日本語に訳すと、“オレンジ自由国”の名を持つこの香水ブランドは、反骨精神たっぷりでエッジの効いたフレグランスばかり。

ETAT LIBRE D’ORANGE

実はこのロゴデザイン、「フランス革命」のシンボルなんです。その名も「cocarde(コカルド)」と呼ばれ、フランス革命中に造られた円形章のことを指します。

軍人や政治家が、「フランス革命に同意しましたよ」という証で、これを帽子に付けていたそうです。革命中にこれを付けないと投獄された、という逸話があるほど。

フランス人なら誰もが知るデザインなんですね。

ETAT LIBRE D’ORANGE

『ETAT LIBRE D’ORANGE(エタ・リーブル・ドオランジュ)』のブランドヒストリーと、各香水のネーミングには強いメッセージ性があります。

香水業界の“革命児”らしく、パンキッシュなフレグランスばかり!もちろん香りもユニセックスタイプがほとんどです。

・NOEL AU BALCON(ノエル・オー・バルコン)

NOEL AU BALCON(ノエル・オー・バルコン)

ノート…ハチミツ、タンジェリン、バニラ、スリランカ産シナモン、ニゲラ、レッドペッパー、アプリコット、パチョリ、ムスク

「NOEL AU BALCON(ノエル・オー・バルコン)」は、ジンジャーシロップのようなスパイシーさを含んだバニラの香り

バニラの存在感はほどほどに、スパイシーとライトな甘さが特徴です。

「NOEL AU BALCON(ノエル・オー・バルコン)」は“クリスマスのバルコニー”の意味で、伝統的な西洋のクリスマスディナーのイメージ。温かな家庭のワンシーンのようです。

男性・女性関係なく、スイートで心地よい香りに包まれたい人におすすめ♪

 

BYREDO(バイレード)

・ELEVENTH HOUR(イレブンス・アワー)

ELEVENTH HOUR(イレブンス・アワー)

トップノート…ベルガモット、ペッパー
ミドルノート…キャロットシード(人参の種)、ラム酒、野生のイチジク
ラストノート…トンカビーン、カシミアウッド

英語で“最後の瞬間”の意味を持つ「ELEVENTH HOUR(イレブンス・アワー)」は、スウェーデン出身の探検家、Ella Maillar (エラ・マイヤール) が訪れたネパールの山岳地の風景がインスピレーション。

トップノートでは控えめなスパイシー・シトラスが漂います。ラム酒とイチジクのほんのりとした甘さが心地よく、うっとりとしてしまいます。

ラストノートで深呼吸したくなるほど透き通った香りに。

壮大なコンセプトとは裏腹に、肌馴染みが最高!

全体的にシャープで“澄みきった”印象で、洗練された香りが多い『BYREDO(バイレード)』のなかでも、特に垢ぬけた香りです。

「ELEVENTH HOUR(イレブンス・アワー)」を身にまとっていたら、「なんの香水をつけているの?」と話題にあがりそうな香りです。

 

Maison Francis Kurkdjian(メゾン・フランシス・クルジャン)

・BACCARAT ROUGE 540(バカラ・ルージュ 540)

BACCARAT ROUGE 540(バカラ・ルージュ 540)

トップノート…ブラッドオレンジ、ジャスミン、サフラン
ミドルノート…アンバーウッド
ラストノート…シダー(杉)、モミの木

2015年、『バカラ』(パリの老舗クリスタル・ブランド)創業250周年を記念して創られた香り。

発売当初はバカラ製の香水ボトルに入れられ、世界限定250個で発売されました。そのお値段なんと50万円!!

現在は通常ボトルでの販売のみですが、その上質な香りは発売以降人気を博しています。

調香師兼オーナーのクルジャン氏が『バカラ』の工場に足を運び、クリスタルが精製される過程からインスピレーションを得て紡ぎだされた香りだそうです。

ブラッドオレンジのはじけるような爽やかさの次に、重厚なジャスミンが加わり現れます。

ラストノートで高級な樹木の香りに変わるため、非常に落ち着いた印象に。といっても重すぎず、暗すぎず、現代的で都会的なフレグランスです。

バカラグラスに注がれたブランデーのような煌めきとラグジュアリー感があります。

40代以降の大人の男女に良く似合う、正統派クラシカルな香り。

 

FREDELIC MALLE(フレデリック・マル)

・EN PASSANT(アン・パッサン)

EN PASSANT(アン・パッサン)

トップノート…ライラック、キュウリ
ベースノート…ホワイトムスク、シダー

調香師:オリビア・ジャコベッティ

パリの風景をイメージして造られた香り。「EN PASSANT(アン・パッサン)」は日本語に訳すと“通りすがりに”という意味になります。

ライラック

春から初夏にかけて、白いライラックがフランス中で咲き乱れます。家庭の庭でも、パリの公園でも、どこでも見かける白いライラック。

フランス人にとってその柔らかい香りは“初夏の優しい香り”を連想させるものなのです!

ウォータリーで淡いフローラル感があり、とても上品な香り

「清潔感を出したいけれど、色気は抑えたくない」というワガママも叶えてくれる、男女問わず受けの良い香りです。


 

・ROSE&CUIR(ローズ&キュイール)

ROSE&CUIR(ローズ&キュイール)

トップノート…ゼラニウム、ブラックカラント、ゼラニウムバーボン
ミドルノート…ホワイトムスク、シダー(杉)
ラストノート…レザーアコード

調香師:ジャン・クロード・エレナ(かつてのエルメス専属調香師)

バラの香りを徹底的に再解釈した新しい香り。「CUIR(キュイール)」は“革”という意味です。
“バラ”と“革”という相反する2つの素材が出会ったように、コントラストに満ちた香りに仕上がっています。

トップノートではイノセントで洗練されたバラの香りがふわっと漂います。といっても、ローズそのものの香料は使わず、ロージーながら爽やかさもあるティムットペッパー(お菓子作りによく使用されるスパイス)の天然香料を使用しているそうです。

特徴はラストノートのウッディ・レザーの香りが8~10時間程度も持続すること。シダーの神秘的な木の香りがゆったりと広がります。

神聖な雰囲気を求める方や、自分らしさを極めたい方、ジェンダーレス男子やジェンダーレス女子にもおすすめ。

美意識の高い、“本当にユニセックス”な作品です!

 

[4]香りもジェンダーフリーな時代へ

中性的な香りが特徴のユニセックス・フレグランス。実は男女とも違和感なくつけられる、万能なフレグランスなのです。

コンセプトもキャッチーなものが多く、時代の流れを組んでいます。

香りだけでなく、そのスタイリッシュなボトルデザインはインテリアのアクセントにもなるでしょう♪

初夏にも良く似合う、ユニセックス・フレグランスを身にまとってお出かけしてみてくださいね。

 


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