香りのワンダーランド♡「プランタン・パリ」で過ごした一日

お買い物天国のパリ♪パリに来たら外せないデパートのひとつに、「プランタン」があります!フランスモードを牽引する「プランタン」の香水売り場は国内一の規模。香り好きのみなさんはもちろん、そうでない人も絶対楽しめる「プランタン・パリ」のフレグランス情報をお届けします。

プランタンパリ

2020年09月15日更新

香水/フレグランス

大内 聖子   FELICE ライター

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[1]とにかく広い!プランタン・ボーテ館

プランタンパリ
出典 madamefigaro.jp/paris/news/170911-printemps.html

パリのショッピングスポットの代名詞とも言える老舗百貨店、「プランタン・パリ」。1865年の創業以来、常に進化し続けてきました。

2017年には大規模な改装を経てリニューアルオープンし、コスメ・フレグランスのみを取り扱う「プランタン・ボーテ館」が登場!

総売り場面積は3フロア・3000平方メートルで、香水売り場だけで1000平方メートルもの広さを誇ります。

パフュームリーと呼ばれるその香水フロアは、『ゲラン』のような老舗ブランドから新進気鋭のニッチ・フレグランスブランドまで幅広いセレクションでひしめき合っています。

私は今まで何度も足を運びましたが、いつもフレッシュな情報を入手することができ、香り・コスメ好きにとっては聖地のような場所でもあります♪

今回は、そんな「プランタン・パリ」香水売り場の旬な香りをご紹介したいと思います!

[2]見やすくてたまらないブランドスペース

「プランタン・パリ」香水売り場の特徴は、ファッションやコスメブランドと同じく、各ブランドがショップインショップ形式で軒を並べているという、世界でも唯一のユニークなコンセプト!

同じフロアなのですが、そのショップごとに全く違う雰囲気、デザインになっていて、それぞれが個性を出しています。

フレグランスアドバイザーは各ブランドに常駐していますが、隣り合うブランド同士で兼任しているようです。

自社のブランドだけでなく、他のフレグランスブランドの商品知識まで網羅しているので、香りについての深い知識が身についているようですね。

有名ブランドの路面店に行きたいけど入りずらい・セレクトコーナーよりはもっとちゃんとした雰囲気を味わいたい…など、香水を選ぶにあたっての“場所”も大きなポイントですよね。

気負わず、ゆっくりとフレグランスを堪能できるのは、香水を求めている人にとって本当にありがたい場所だと思います。

[3]香りの小部屋「LA SCENT ROOM(ラ・セント・ルーム)」

「プランタン・パリ」がセレクトした新進クリエイターによるニッチ・フレグランスブランドコーナーもあります。

「LA SCENT ROOM(ラ・セント・ルーム)」(=香りの小部屋)と呼ばれるブースには、まだ名の知られていないフレグランスブランドや、『メゾンマルタンマルジェラ』を始めとするモードブランドまで幅広いセレクションが集まっています。

デヴィッド・リンチの映画の世界観のような赤い入口にワクワクが止まりません。

これからの時代を担う新ブランドばかりを集めた、サークル状の売り場も設けられています。

「まだ知られていない香水を発見したい!」という方は、ここで素晴らしい香りと出会えるかもしれませんね♪

[4]プランタン・パリで人気の香りを聞いてみた

目移りするほどたくさんの香水が集結している「プランタン・パリ」の香水売り場。

ここで気になったブランドを3つピックアップし、それぞれ人気の香水を聞いてみました。

Good Girl Gone Bad(グッド・ガール・ゴーン・バッド)
/Kilian(キリアン)

■トップノート:ジャスミン、金木犀、ローズドメ(5月に咲くバラ)
■ミドルノート:チュベローズ、ナルキッソス(水仙)、ミルク
■ラストノート:アンバー、ホワイトシダー

世界的なコニャック・メゾン、「ヘネシー」の御曹司であるキリアン・ヘネシーが立ち上げたフレグランスブランド。

「Good Girl Gone Bad(グッド・ガール・ゴーン・バッド)」は、数ある『 Kilian(キリアン)』の香水の中でもベストセラーとなっている逸品です。

フランス国内だけでなく、世界各国で共通して人気ナンバーワンの香りとのこと。

その香りは予想以上にソフトで上品!フルーティー・フローラルの香り立ちは驚くほど自然で、香害になるような広がり方をしません。

「香水なんてキツくて苦手」という人にこそ試してほしい、優しくて美しい香りです。

 

Passage d’enfer(パッサージュ・ダンフェ)
/L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン・パフューム)

Passage d’enfer

■トップノート:ローズ、ジンジャー
■ミドルノート:百合、お香、アロエウッド
■ラストノート:シダーウッド、サンダルウッド、ベンゾイン、ムスク

おそらく、ニッチ・フレグランスファンのみなさんのほとんどが『L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン・パフューム)』を通過するのではないでしょうか。

個性的な香り、奇をてらったネーミング、珍しい香料などなど好奇心をそそるセレクトで、“ツウ”なイメージを持つブランドです。

「Passage d’enfer(パッサージュ・ダンフェ)」は、日本語に訳すと「地獄通り」となります。

ギョッとするような名前ですが、かつて『L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン・パフューム)』のオフィスがあったパリ6区の「地獄通り」に由来しているそうです。

それにしても、この「Passage d’enfer(パッサージュ・ダンフェ)」がなぜ人気ナンバーワンなのか、香りを試すまで理解できませんでした。

ですが、そのネーミングとは真逆のとても高貴な香りに驚きました。

ユリやお香、ウッディノートがなんとなく“教会”を連想させるものだったのです。フランスの教会を訪れると、独特な香りが漂ってくるのですが、まさにその香りです。

「Passage d’enfer(パッサージュ・ダンフェ)」はオードトワレなので、強く香りません。しかもハッキリと香りの変化が感じ取れるわけでもなく、神聖なウッディノートだけが印象に残ります。

個人的な感想ですが、「Passage d’enfer(パッサージュ・ダンフェ)」はやはり“教会”と結びつきました。

皮肉好きなフランス人のことですから、「地獄通り」と名付けておいて真逆の雰囲気を持つ香りを作り出したのかもしれませんね。

「Passage d’enfer(パッサージュ・ダンフェ)」はまさしく香り上級者のためのフレグランスだと思いました!

 

THE FAVOURITE(ザ・フェイバリット)
/PENHALIGON’S(ペンハリガン)

■トップノート:フリージア、バイオレット、マンダリンオレンジ
■ミドルノート:ミモザ、アイリス、ジャスミン
■ラストノート:サンダルウッド、ムスク、アンブロキシド

イギリス王室御用達ブランドとして有名な『PENHALIGON’S(ペンハリガン)』

「THE FAVOURITE(ザ・フェイバリット)」は、18世紀初頭、イギリスのアン女王の親友サラ・チャーチル(ダイアナ元妃の祖先)をモチーフにした、2020年新発売のフレグランスです。

“女王陛下のお気に入り”という意味合いが込められているようですね。

ベルベット調のピンクのリボンをあしらったボトルがとってもキュート!

外見は可愛らしいですが、中身はしっかり貴婦人です。華々しく快活な香りで、気品たっぷり。

20代~40代の幅広い年齢層に受け入れられる、イギリスらしいエレガントなフレグランスです。

香水は中身が一番、ということに変わりはありませんが、ボトルデザインの重要性に改めて気づかされた「THE FAVOURITE(ザ・フェイバリット)」でした!

 

[5]楽しいのひと言

「プランタン・パリ」で過ごした時間があまりにも楽しくて、気づけば鼻がおかしくなるほど滞在していました。

今年はコロナの影響で旅行が難しいかもしれませんが、いつかパリで香水選びをする際にはぜひ訪れてほしい場所です♪

その時は今回の記事を思い出していただければ嬉しいです!

 


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