癒しの定番!アロマキャンドルの作り方から正しい使い方まで大公開

心身ともに癒されたい時にぴったりなのが「アロマキャンドル」です。揺れる炎と香るアロマがリラックスさせてくれます。様々なブランドから素敵なアロマキャンドルが発売されていますが、自分で手作りをして世界に一つだけのアロマキャンドルを手に入れてみてはどうですか?香りも色も形も自分好みにできるのに、意外と簡単に作ることができますよ。今回は手作りレシピから、正しい使い方までご紹介したいと思います。

2018年07月26日更新

アロマ

小林 香代子 (アロマセラピスト)

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[1]アロマキャンドルの効能とは?

ゆらゆらと炎が揺らめいて、癒しの香りを漂わせてくれるアロマキャンドルには、意外と知られていない効能があります。その効能を知ったら、ますますアロマキャンドルの魅力に惹かれますよ。

なんと言っても香りが素敵

アロマキャンドルは植物の香りが優しく香る精油(エッセンシャルオイル)で香りづけがされているので、火をつけるとその香りが穏やかに広がります。

アロマの香りは心を落ち着かせてくれて、リラックスさせてくれます。どの香りを選ぶかで効能が変わってくるのも魅力の一つです。

ゆらぎの力でリラックス

小鳥のさえずりや波の音、風の動きや木の年輪などに安らぎを覚える人は多いのではないでしょうか。

これらのような、不安定と安定が混ざり合った不規則性なものを、「1/f(えふぶんのいち)のゆらぎ」と呼びます。火のゆらめきも1/fのゆらぎの一つで、風が吹くとゆらゆらと形を変える炎の不規則性に、人は心地良さを感じます。


そのため、アロマキャンドルを心を無にして眺めているだけでも癒しの効果が発揮されているのです。

マイナスイオンが発生する

アロマキャンドルからマイナスイオンが発生するなんて驚きますよね。マイナスイオンと言えば、滝や森林浴を思い浮かべる方が多いと思います。

でも実はキャンドルに火を灯した際に微量に水分が発生していて、そこからマイナスイオンが発生しているのです。

火をつける行為から水分の発生は少し想像しにくいため、逆に酸素が薄くなるように感じてしまいますが、燃焼中のアロマキャンドルから出るマイナスイオンは20000個/㎤と言われています。

森林浴などでは3500~5000個/㎤程度と言われていますので、アロマキャンドルの方が約4倍ものマイナスイオンを感じることができるのです。家にいながら森林浴以上のマイナスイオンを浴びることができるのは嬉しいですよね。

ニオイを消してくれる

アロマキャンドルにはニオイを取ってくれる効果もあります。ニオイのある場所で火を灯しておくと空気中に飛散しているニオイの粒子を燃焼してくれて、次第にニオイがなくなっていきます。

そしてアロマキャンドルから香る素敵な香りへと変わっていきます。汗のニオイや食事のニオイなどが気になる時には、アロマキャンドルを灯してみてください。お部屋に芳香剤を置かれている方も多いと思いますが、アロマキャンドルの消臭力も素晴らしいものがありますよ。

集中力のアップ

先ほどお伝えした1/fのゆらぎや副交感神経を刺激してくれる柔らかい光にはリラックス効果が抜群です。そして感受性が豊かになっていき、本来自分が持っている能力を引き出してくれる力もあります。

さらに、副交感神経と交感神経のバランスを調整してくれて、適度な緊張状態を作り上げることができます。そのため集中力のアップが期待できます。ラベンダーの香りを選べば集中力に特化したアロマキャンドルとなりますよ。

[2]簡単!アロマキャンドルの作り方

アロマキャンドルは精油(エッセンシャルオイル)さえ持っていれば、身の回りにあるもので簡単に作ることができます。

不足しているものがあったとしても、100円均一で揃えられる程度の物ばかりです。作り方もお子様と一緒に作れる程簡単な工程しかないので、ぜひチャレンジしてみてください。

道具の準備

■容器

アロマキャンドルを入れる容器になります。かわいいビンやマグカップなど耐熱性のものを選びましょう。耐熱のシリコンカップなら、使い終わった後の処理も楽なのでおすすめです。

■湯煎用の鍋

ロウソクを湯煎するためにお湯を沸かす時に使用します。家にあるもので大丈夫です。

■片手鍋

この中にロウソクを入れ、湯煎をします。溶かすロウソクの量に合わせて大きさを選ぶようにしてください。

■カッター

ロウソクを細かく切る時に使用します。

■割り箸

ロウソクの芯を固定する時に使用します。割らずに使用しますので注意してください。

■輪ゴム

ロウソクの芯を固定する時、割り箸だけでは不安定だった場合に使用します。安定しているなら必要ありません。

材料の準備

■精油(エッセンシャルオイル)

自分の好きな精油(エッセンシャルオイル)を選んでください。ブレンドすることもできますので、好みの香りや欲しい効能で選ぶとよいですね。

■ロウソク

普通のロウソクで問題ありません。プリンカップ一つの大きさで作るなら、3号ロウソク6本程度です。作りたいサイズに合わせて量を決めてください。

■ボタン

ロウソクの芯を固定する台座の部分となります。ただし、ボタンの素材によっては熱に弱いものもありますので、完成したキャンドルは 台座の手前まで使ったら終了しましょう。

基本の作り方レシピ

では、まずは基本的なアロマキャンドルの作り方をご紹介します。これさえマスターしておけば、応用編のアロマキャンドルを作る時も使えます。

    1. ロウソクをカットして溶かしやすい大きさにする

カッターを使用してロウソクを適当な大きさにカットします。細かくカットするとロウを溶かす時間が短縮できます。また、ロウソクの芯は後で使いますので切ってしまわないように注意してください。もしここできれいに芯が取り出せなくても、湯煎にかけた時に取り出せますので心配ありません。カットし終わったら片手鍋に入れておきましょう。

    1. 鍋に水を入れて火にかけ、湯煎をする

鍋に水を入れて沸騰させます。お湯が沸いたら先ほどの片手鍋を鍋に入れロウソクを溶かしていきます。湯煎ですと10分ほどで溶けきります。この時まだ芯があるようでしたら溶けた時に取り除き、冷ましておいてください。

    1. 芯を固定させ型を作る

ロウソクの芯をボタンの穴に通し、自立できるようにします。ボタンに通しにくい場合は先端を少し切ると通しやすくなりますよ。通し終わったらアロマキャンドルの容器に入れます、それだけではまっすぐ立たせることが難しいので、割りばしに挟み固定します。しっかり芯を固定したい場合は、割り箸の両端を輪ゴムで留める良いでしょう。

    1. 溶けたロウに精油(エッセンシャルオイル)を混ぜる


ロウソクが溶けきったら好きな精油(エッセンシャルオイル)を入れていきます。10~15滴程で香りが付き始めますので、お好みの香りの強さにしてください。温度が高い時に入れてしまうと精油(エッセンシャルオイル)が揮発してしまうので、少し冷め始めてから入れましょう。また、柑橘系は特に高温に弱く香りが飛びやすいので注意してください。

    1. 溶かしたロウをアロマキャンドルの型に流し込む

精油(エッセンシャルオイル)を混ぜたら、ロウを容器に流し込んでいきましょう。ここで香りが弱いと感じたら精油(エッセンシャルオイル)を足してもいいです。透明だったロウが、白くなったら固まってきた証拠です。容器も熱くなっているので、完全に冷めるのを待って完成です。

アレンジしてもっとかわいく!

基本の作り方をマスターしたら、アレンジにもチャレンジしてみましょう。さらに自分好みのアロマキャンドルが作れますよ。

■グラデーションキャンドル

こちらはもっともメジャーなアレンジ方法です。鮮やかな見た目になるので、インテリアとしてもとても素敵です。

【用意するもの】

●容器
●ロウソク
●精油(エッセンシャルオイル)
●クレヨン(2色以上)


【作り方】

  1. ロウソクを湯煎で溶かして、好きな精油(エッセンシャルオイル)を混ぜます。
  2. 好みの容器にロウソクの芯を固定しておきます。
  3. 色づけしたい色のクレヨンを細かく切り、湯煎したロウと混ぜ合わせていきましょう。
  4. 混ぜ合わさったら、色のついたロウを容器に入れます。そして完全に冷ましていきます。1色でいい場合はこれで完成です。
  5. また別の色を溶かし精油(エッセンシャルオイル)を入れたロウを作ります。これを先ほどの完全に固まったロウの上に流し込んでいきます。この工程を好きなグラデーションができるまで繰り返して冷ませば、色鮮やかなグラデーションキャンドルの完成です。

アロマキャンドルにおすすめの精油

<ストレスを解消したい時>

■ラベンダー

精神を浄化し、疲労困憊から回復させてくれます。

■カモミールローマン
不安な気持ちや気苦労を軽くしてくれます。

■サンダルウッド
過去との結びつきを断ち、神経の緊張を和らげます。

<落ち込んでいて気分をあげたい時>

■ラベンダー
精神を浄化し、疲労困憊から回復させてくれます。

■ライム
心を活気づけ、明るくしてくれます。

■リツェアクベバ
心を刺激し、生気を生気をよみがえらせます。

<気分転換をしたい時>

■グレープフルーツ
幸せ感のある香りでリフレッシュさせてくれます。

■オレンジスイート
柑橘の心地よい香りでリフレッシュさせてくれます。

<ロマンチックな気分になりたい時>

■イランイラン
緊張をほぐし、心を解放してくれます。

■ジャスミン
心に自信をつけてくれ、情緒豊かにしてくれます。

■ローズ

自分自身をより肯定的にみれるようになり、より魅力を引き出してくれます。

<疲れがたまっている時>

■ベルガモット
神経の緊張をゆるめ、クールダウンさせてくれます。

■ラベンダー
精神を浄化し、疲労困憊から回復させてくれます。

<体調がすぐれない時>

■レモングラス
生気を回復させエネルギーを与えてくれます。

■フランキンセンス
呼吸を落ち着け、心身を浄化させてくれます。

<女性特有の生理痛などに>

■イランイラン
緊張をほぐし、心を解放してくれます。

■ゼラニウム
女性ホルモンのバランス調整に優れています。

■ジャスミン

心に自信をつけてくれ、情緒豊かにしてくれます。

<ダイエットや美容の効果が欲しい時>

■パチュリ
食欲を抑えると評判があります。

■グレープフルーツ
精神を安定させ、食欲も安定させると言われています。

[3]アロマキャンドルの正しい使い方をマスターしよう!

アロマキャンドルが作れたら実際に使ってみましょう。正しい使い方をすれば、より効果的にアロマを感じることができますし、長く愛用することができますよ。

火をつける時の注意点


まずアロマキャンドルに火をつけるときに注意してください。初めて火をつけるときは表面全体のロウを溶かすようにしてください。そこを溶かさないと、最後まできれいにアロマキャンドルを灯すことができなくなってしまいます。

室温も重要で室温が低いと芯の周りだけ溶けてしまい、ロウがドーナツ状に残る原因となってしまいます。また空調などのせいで、炎の向きが偏ったりしても1部分だけ溶かす原因になるので、風の当たらないところで使用するようにしましょう。

火をつけたら、1時間程度つけておくようにしましょう。短い時間で使用すると、やはり真ん中だけ溶ける原因となってしまいます。

灯りを調整しよう

アロマキャンドルから黒い煙が出てしまうことがあります。それは、火を灯している芯の先端が焦げている時に起こります。焦げてしまった部分ははさみなどで切り落とすようにしましょう。

芯の長さは長いと炎が大きく、短いと小さくなるようになっています。理想的な長さは5mm程度ですので、使用する前に調整しておくとよいでしょう。また。芯の周りにロウが溜まってしまうと芯が短くなってしまいます。芯の周りのロウは積極的にティッシュなどで吸い取っておきましょう。

正しい火の消し方

火を消すときに、息を吹きかけて消すと焦げたニオイがしてしまいます。ロウソクを消す時に専用で使用する「火消し棒」というものがありますのでそちらを使うと良いでしょう。これを使えば焦げたニオイや煙が出すのを防ぐことができます。

火消し棒がない場合には、ピンセットなどで芯を溶けたロウにつけて消してみてください。せっかく心地よい香りになったお部屋に、焦げたニオイや黒い煙が出るのは嫌なものです。面倒くさがらずにひと手間かけて火を消してみてください。

お手入れの仕方

アロマキャンドルを使い終わった時に、容器の底にロウがこびりついて取れなくなってしまうことがあります。そんな時は60度くらいの温度のお湯をいれましょう。ロウは丁度60度くらいで溶け始め、水よりも軽いことからお湯の水面に浮いてきます。

それでもしつこくこびりついているようなら、割りばしなどでこすってみてください。全部上に浮いて来たらそのままロウを固まらせ、固まったロウを取り除けば容器の掃除は完了です。また新しいアロマキャンドルを作る時に使用できます。

保管の方法も大事

アロマキャンドルの保管場所には、風が当たるところや直射日光が当たるところは避けるようにしてください。使用し終わったらしっかりロウと容器が冷めるのを待ち埃がかからないように上に布などをかけておくと 良いでしょう。

アロマキャンドルは空気に触れていると香りが飛びやすくなってしまいます。特に天然の精油を使用していると飛びやすいようです。容器に蓋があるものを選んでもいいですね。

使用する時の注意事項

・つけたまま寝ない

素敵な香りは安眠へ導いてくれますが、アロマキャンドルの火をつけたまま寝てしまうのは危険です。ベットサイドなどに置いてあやまって倒してしまうと火事になる危険性があります。眠る前に使用するのはいいですが、必ず火を消す習慣をつけてください。

・風の吹く場所では使わない

火がついている時は風に当てないように注意してください。ロウの溶け方にむらができますし、容器が倒れたり火が他のものに移ってしまったりして思わぬ事故へとつながるかもしれません。

・平らで安定した場所で使う

火がついている時は容器の転倒に注意が必要です。斜めな場所や、柔らかい場所などでは不安定になりますので必ず安定した場所で使用してください。

・アロマキャンドルの上に物をぶら下げない

アロマキャンドルに火をつけたら、上にも注意を払ってください。洗濯物やカーテンなど、燃えやすいものがあると引火してしまう可能性もあります。

また、火の上は思っている以上に高温ですので、手をかざしたりすることも危険です。のぞき込んだりしないようにしましょう。

[4]自分だけの手作りアロマキャンドルで素敵な時間を!

アロマを楽しむ方法はいくつかありますが、香りと炎の揺らぎでダブルで癒されることができるアロマキャンドルは特におすすめです。

作り方も簡単ですので、デザインや香りも自分の好きなものにすればさらに癒されること間違いなしですよ。正しい使用方法もマスターして、ぜひアロマキャンドルで優雅な時間を過ごしてください。

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